残るものと去るもの

2005年09月30日 22時38分36秒 | + プラス
会社の辞令が出た。
10月1日付で新しい部署への配属になる。
と同時に今まで一緒だった先輩と上司が会社を去ることになった。
人数にして4人。今まで辞めた人を考慮するととんでもない離職率だ。
辞めていく理由は、それぞれだけど
共通しているのは「このままじゃやっていけない」だ。

夢や希望を抱いて会社に入ったのに、
これだけの人が辞めていくのはかなりショックが大きい。
けれど、先輩たちのお陰で会社の本当の姿を垣間見ることができた。

さて、上司と先輩の記憶を風化させないために
私のメモ書きとして残しておくことにする。
(自分向けのメッセージなんで意味不明かも)

上司は自分が正しいと思うことを実際に実行するタイプの人だった。
そのお陰で会社からは忌み嫌われ、孤立していた。
思い込みが激しく、生き方は下手で結構損をしているが
実力はあるし、身近な人間からは人望もあり、私の中では
“本物”だと思う。
そして、独自の研修など、他の新人が味わえないような
経験をさせてくれたことは非常に大きい。

先輩(職場では師匠にあたる)は私が女性が苦手というのもあるだろうけど
タカビーで最初はとっつき難く、若干の抵抗はあった。
けど、いい意味で可愛がってもらったし、部署に馴染めたのは先輩のお陰だ。
優しい一面もあってちゃんと気にかけてくれて、
色々なアドバイスしてくれた。それは非常に役に立つものだった。
何よりも嬉しかったのは、会社に疑問を感じてノイローゼ気味のときに
「君が、将来後輩を引き連れて施設を回っている時に
会えるのを楽しみにしている。だから3年は我慢して頑張りなさい」の一言。
ともかく救われた。

去り行く、上司と先輩は私がついていきたいと思った2人だ。
何度もいうように、見習うべき人がいなくなるのはショックだ。
修行の途中で放り出された感じで不安はあるけれども、
そこはもう、今まで教わったことを自分なりに実践していくしかない。

2.3年後の私に、実力といえるものを持っているかは疑問だけど、
間違いなく転職を考えている時期だと思う。
そのとき私は2人の存在を思い出すだろう。
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