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「メモ程度に。」な趣味ブログです

続:PCBデザインツール eagle の使い方 (FusionPCBへの発注方法)

2018年04月20日 | PC・パーツ・OSとか
前回までで、必要な素材は揃いましたので
あとは、FusionPCBにデータを送信して、基板を発注するだけです

まずは、FusionPCBのWEBサイトにアクセスします
現在はすべて日本語で注文できるので、かなり簡単になりました

WEBサイトのトップページに、「今すぐ発注」ボタンがあるので押します


注文ページが開いたら、「ガーバーファイルの追加」ボタンを押して
保存しておいたデータ(ZIPファイル)をアップロードします
(この時点でエラーが表示されると、作成したガーバーデータに問題があるので
 もう一度正しく作成されているか、EAGLEで見直ししてみる必要があります)

アップロードが完了したら、アップロードしたファイルのファイル名と容量が表示されるので
問題なければ「ガーバービュアー」というリンクをクリックして、ガーバーデータの確認をします


意図したとおりに表面、裏面共にできているようなら問題ないので、フォームの入力を続けます
といっても、基本的にデフォルト設定のままでないと価格が跳ね上がるので、ほぼそのままでいいと思いますが
発注毎に変更しそうな項目は

基板サイズ
 EAGLEで作成したとおりの基板寸法を入力します
 デフォルトでは 100mm x 100mm となっていますが、1mmでも超えると、料金が約 30$程度にあがります
 (EAGLEの制限とは異なり面積ではなく長さが上限です)

製造枚数
 デフォルトは 10枚ですが、5枚にすることも可能です(基板サイズが 100mm x 100mm を越えなければ価格は同じです)

板厚
 これは好みですが、1.6mm未満はすべて同じ価格です。 押しボタンスイッチを実装するような基板なら
 1.6mmのほうがいいと思いますが、強度を必要としなければ 1.2mm程度でも十分だと思います

レジスト色
 これも好みです。デフォルトは緑ですが、赤や青等選べます。(価格には影響しません)

発注する内容が決まったら、ページ右側に表示されている製造価格が問題ないか確認してください


問題なければ、カートに追加します。
追加注文が無ければ、画面右上の買い物カゴアイコンをクリックして、支払い手続きに進みます


ログインしていなければログイン画面が出ますが、ユーザー登録していない場合は
「新規ユーザー登録」ボタンを押して、ユーザー登録する必要があります


ログイン後、配送先の指定を指定したら配送業者の選択になります


お勧めは、少々高いですが DHLや Fedexのほうがいいと思います
Shingapole Postでもいいとは思いますが、配送期間はまちまちで、荷物の追跡情報の登録ですら
FusionPCBから発送したよ!というメールが届いてから 1週間程度かかります

配送方法を決定したら最後に支払い方法ですが、直接クレジットカードを登録するか
PayPalという決済代行サービスを使用するかの2択です
お勧めは、PayPalの利用する方法です。
若干手数料を取られますが、海外サイトにあちこちクレジットカード番号を入力すりよりは安心だと思います

ちなみに、私は海外取引用に VISAデビットと専用口座を作成し、それをPayPalに登録しています
運用は少々面倒ですが、万が一クレジットカード情報が流出しても、口座にに入金していなければ決済はできません。

というわけで、支払い方法を入力して発注を完了すると、以下の順番にメールが送られてきます

注文受付完了
[SeeedStudio] Your order ************* has been confirmed.
  ↓
この後、送付したガーバーデータに問題があれば
FusionPCBより問題内容を記載したメールが届くので、対応する必要があります
  ↓
PCBの製造を開始
[SeeedStudio] Your order ************* PCB in Production.
  ↓
PCBの発送が完了
[SeeedStudio] Your order ************* has Shipped.

3通目のメールが最後になりますが、そこに注文追跡のボタンがあるので
そこから配送業者の荷物の追跡ができます(実際に登録されるまでにラグがあります)
配送トラブル等が無ければ、無事手元に完成した基板が届きます

続:PCBデザインツール eagle の使い方 (FusionPCB対応)その4

2018年04月11日 | PC・パーツ・OSとか
前回の続きでPCBエディタですが、ここから実際の配線を決めていきます

配線幅、間隔の設定
基板上の電気配線の太さや、他の配線やレジスト位置との間隔を設定します
これは FsionPCBの基準を満たす必要があるので、念のためチェックしておくと

・最小線幅 = 6mil
・最小間隔(線/via/pad)= 6mil

となっているので、これに合わせていきます

ツールバーの「Edit」から「Net classes」を押して、配線と間隔の基準を設定します

・Width = 線幅
・Drill = ドリル径
・Clearance = 最小間隔

今回は、線幅は 10mil、クリアランスは 8mil としました



自動配線(オートルーター)
部品の配置が終わったら、次に電気的な配線を行いますが、最初にこれを自動で行ってくれる
「オートルーター」という機能を使います

ツールアイコンのを押して、オートルーターメニューを呼び出します


最初はデフォルトのままでもいいと思いますが、より複雑な配線にしたい時は
「Effort」の値を「Midium」や「High」にするといいみたいです
[Continue]を押すと、自動配線のステータス画面が出ます


[Start]ボタンを押すと、いよいよ自動配線が始まります


今回は、5パターンの配線を生成し、それぞれ 100% となっていれば問題なく配線できたということなので
5パターンのうち、一番理想に近いものを選択して「End Job」で自動配線を終了します
(「Vias」は、片側面で配線しきれず、背面に移すジャンパの数です)

こんな感じで配線されました



配線の微調整
オートルーターで作成された配線も、区間毎に移動したり削除したりできます
ツールアイコンので移動モードにしておき
移動したい配線の区間部分を左クリックすると、マウスで動かせるようになります
微調整したい場合は、[Alt]キーを押しながら移動すると細かく動かせます(以前設定した単位で動きます)



配線の初期化
オートルーターで作成された配線を元の状態に戻したい場合、ツールアイコンのを押すと
クリアモードになるので、初期化したい配線の区間や頂点を左クリックすると配線が元に戻ります
再度手動で配線したい場合は、ツールアイコンのを押して
ルーターモードにして、初期化された配線を左クリックすると、配線ルートを決めることができます

また、全ての配線を一括で初期化したい場合は、EAGLEのコマンド入力欄(下の赤枠の部分)に
「Ripup;」と入力してエンターを押すと、全配線を初期化できます



表示レイヤーの変更
前面、背面と配線が複雑になってくると配線が醜くなったり、表裏どっちの配線をいじってるのか
わけが分からなくなるので、編集画面に表示する階層をフィルタリングすることができます
ツールアイコンのを押すと、レイヤー選択ウインドウが出ます

左下の「Layer Sets」の項目を変更してください

・「Preset_Top」= 前面のみ表示
・「Preset_Bottom」= 背面のみ表示
・「Preset_Standard」= 両面表示

[OK]を押すと確定します

また、レイヤーは多層に分かれているので、ラベル面やパッド面等個別にリストから選択することも可能です


完成予想基板の表示
作成途中のPCBを基板にした際の完成予想を見ることができます

編集画面右端の「MANUFACTUREING」というリンクをクリックしてください


基板の完成予想図が描画されます


左下の「Top Side」という項目で表示面を変更できます

・「Top Side」= 前面を表示
・「Bottom Side」= 背面を表示
・「Drills」= ドリルホールのみ表示


デザインルールチェック
配線が完成に近づいたら、基板の構成が FusionPCBの仕様に合っているかのチェックを行います
ツールアイコンのを押すと、最初にデザインルールファイルを設定した画面が開きます

必ず、タイトルウインドウにFusionPCBのルールが設定されているかを確認してください

[Check]ボタンを押すと、基板のチェックが開始されます
チェックの結果、どこにも問題が無ければ編集画面下のステータスバーに「DRC: No errors. *****」と表示されます


もし配線に問題がある場合は、エラーウインドウが表示されます

項目を選択すると、エラーのある部分が白枠の四角で囲まれるので、その分を編集して
再度ルールチェックを行ってください。最終的にエラーが無くなれば完成です!
忘れずにデータを保存しておいてください

ガーバーデータ作成
最後に、FusionPCBに提出するための基板データを作成します
PCB編集画面上部のアイコンを押して、CAM Proceccerを起動します

次に、FusionPCB用のCAMファイルをセットする必要があるので、読み込みボタンを押して
「Open CAM File...」を押して、インストール時に用意した FusionPCB用のCAMファイルを読み込みます


出力ファイルはZIP圧縮形式で構わないので、読み込みボタン右横の「Export as ZIP」というチェックボックスにチェックして
画面下の[Process Job]ボタンを押してファイルを出力します

出力するフォルダを聞いてくるので、任意の場所を選択するとファイルが出力されます

Windowsのエクスプローラーで確認すると、ZIPファイルが1個出来ています。
そのまま FusionPCBに提出できますが、最初は 1度ファイルを展開して中身を確認しておいたほうがいいと思います

上記のファイルが揃っていれば大丈夫です

これで、EAGLEでの作業は完了です!!

続:PCBデザインツール eagle の使い方 (FusionPCB対応)その3

2018年04月08日 | PC・パーツ・OSとか
今回は、EAGLEのPCDエディタの使い方をまとめておきます

PCBエディタの起動
前回までは回路図エディタのほうを開いていたので、そこからの続きになりますが
エディタ画面上部の、横並びのツールバーのアイコンを押してPCBエディタを起動します
(回路図エディタとPCBエディタの切り替えスイッチです)

はじめてPCBエディタを起動する際、以下の警告が表示されますが [OK]を押して進めます


PCBエディタが起動します


エディタ内に枠(オレンジ線で囲まれた黒い四角)が表示されていると思いますが、これが基板の外形になります
枠の外側(左下)に、回路図で使用したパーツがごちゃごちゃと表示されてます(これが正常です)


デザインルールの設定
最初に、FusionPCBの基板設計ルールに合わせたデザインルールをセットします
メニューの「Tools」→「DRC」を選択し、デザインルール設定ウインドを開きます


[Load]ボタンを押して、インストールの際に準備しておいたFusionPCBのルールファイルを読み込みます

これは、FusionPCBが製作できるPCBの最低限の設計ルールとなっていて
PCBを作成する際に、1箇所でもこのルールに逸脱していると、FusionPCB側で受け付けてくれません。
正しく読み込むと、DRCウインドウのタイトルバーに、読み込んだルールファイル名が表示されます



エディット画面の基準寸法の変更
基板上のパーツや配線、外枠を移動する際に、グリッドを設定してある程度の寸法単位で動かす基準となります
画面左上のを押すと、編集画面が出ます

デフォルトの基準は「mil」単位になっているので、使いやすい単位にセットします
基板外形や、LED・スイッチ等の位置を調整する場合は「mm」にすると合わせやすいと思います
(1mil=0.0254mm、ICのピン 2.54mm=100mil)

・「Display」をONにすると、画面上にグリッドが表示されます
・「Style」 グリッドの表示が Dot=線、Line=線
・「Size」 通常の移動単位
・「Alt」 [Alt]キーを押しながら移動したときの移動単位

とりあえず今回は「Size」を10mmでセットします


基板のサイズ調整
まずは基板の外形を、作成したい寸法に調整します
ツールアイコンのを押して移動モードにします
移動したい外枠の角にマウスカーソルを合わせ、左クリックしながら移動すると、外枠の頂点が移動します

グリッドのサイズを 10mm にしているので、1ラインが 10mm で、10mm単位で移動できます


これで基板の外形は、50mm x 50mm になりました


編集モードの解除
[Esc]キーを押すか、別のツールアイコンを選択すると、その編集モードは解除されます


画面の拡大、縮小
マウスホイールの上下で出来ます
常にマウスカーソルのある場所を基準にして拡大縮小するので、先にマウスを合わせてから
マウスホイールで拡大すると、丁度よく拡大できます



パーツの移動
パーツの移動も移動モードを使います
各パーツの中心あたりに「+」のマークが出ていると思いますが、そのあたりにマウスを合わせて
左クリックしながら移動すると、パーツが任意の場所に移動できます

この際、パーツが最初に配置されていた場所から、移動の単位で設定した単位で動くので
必ずしもグリッドラインにピッタリ合いません
その際は [Alt]キーを押して、細かくパーツを移動しますが、それでも位置がずれるようなら
移動の単位を細かく設定して微調整するといいと思います

数値で調整する方法
微調整したい部品を選択して、キーボードの[i]キーもしくは、マウスの右クリックメニューで「プロパティ」を選択すると
部品の詳細が表示されます

Positionの項目が、基板の左端の+部分を基準点とした X,Y座標になっているので
この値を直接変更して位置の調整が行えます
(Backyさんありがとうございます!)

だいたいこんな感じで配置が出来ました



パーツの回転
ツールアイコンのを押して回転モードにしておき
回転させたいパーツの上で左クリックすると回転できます



パーツの背面移動
実装するパーツを、基板の反対側に設置したい場合、ツールアイコンの
反転モードになるので
反対側に移したいパーツの上で左クリックすると移動します

背面に移動したパーツは、左右が反転して表示されます(ピンの位置も逆になるります)


パーツシルクの移動
パーツを移動していると、部品名のシルクが重なってしまったり、変な位置に来る場合があります
シルクだけを移動させたい場合、先にパーツとシルクを分離させます
ツールアイコンのボタンを押し、分離モードにしておき、シルクを分離させたいパーツの+マークあたりで左クリックすると
部品とシルクがそれぞれ分離します
シルクにもそれぞれ+マークが付くので、移動モードでシルク単体で移動できるようになります


ドリルホールの設置
ネジ用の穴等、基板に穴をあけたい時に使います
ツールメニューのを押してホールモードにして、あとはマウスで位置を決めて左クリックすると位置が決まります

ホールモードを解除して、設置した穴の位置でマウスの右クリックメニューから「Propaties」を選ぶと
「Drill」の項目で、穴の半径サイズが変更できます

FusionPCBのドリル穴は 0.3mm — 6.35mm と決まっているので、その範囲内で開けることができます

基板の4か所にネジ用の穴を開けてみました



続:PCBデザインツール eagle の使い方 (FusionPCB対応)その2

2018年04月03日 | PC・パーツ・OSとか
EAGLEは、現在 Ver8.7.1 になっていますので、最新版を使っていきたいと思います。

前回、デザインルールファイルや、CAMファイルをEAGLEのフォルダに配置したので
次にライブラリを準備します

EAGLEのライブラリも結構増えているみたいですが、やっぱり海外で主に流通しているパーツが多いので
ここは依然利用させていただいたライブラリを流用します。

gaje氏のブログより Eagleライブラリ (akihabara_lbr.zip) をダウンロードして解凍し、ライブラリファイルを取り出します
「akihabara_lbr」 → C:\EAGLE 8.7.1\lbr\
 (このライブラリには、一般的なトランジスタや抵抗等が含まれています)

今回は、もう一つ用意しました
スイッチサイエンスさんが提供されているEagleライブラリをダウンロードして、同じくライブラリフォルダに置きます
「AKIZUKI.lbr」 →C:\EAGLE 8.7.1\lbr\
(ちょうど使いたかった 7segLEDが含まれていたので使わせていただきます)

この辺りは好みというか、回路に使用したい部品が含まれているライブラリをひたすらネットで探す・・という感じですね
現在のEAGLEの公式ライブラリページでも、ライブラリが集約されているようなので
ここで探してみるもの有効だと思います


準備が出来たら、EAGLEを起動します

若干デザインは変わりましたが、基本的には、以前のバージョンと同じですね

画像のように、一覧の「Projects」→「eagle」フォルダをセレクトし
右クリックメニューで「New Project」を選んで、新規プロジェクトを開始します
(プロジェクト名はとりあえず適当に「test」としています)
プロジェクトが出来たら、作成したプロジェクトの上で右クリックメニューを出し
「New」→「Schematic」で回路図ディタを起動します


起動したら、まず使用するライブラリをセットします
メニューの「Library」→「Open Library Manager」を選択しライブラリマネージャーを呼び出します


ライブラリマネージャーでは、現在回路図で呼び出し可能な状態の「In Use」と、とりあえず使わない「Avaiable」に別れています
先ほどライブラリフォルダにコピーした状態では、回路図にパーツを呼び出せないので
「Avaiable」画面にして、「akiharaba」「AKIZUKI」を選択して[Use]ボタンを押し、「In Use」側に移動させます
これで、回路図でパーツが使用可能になるので、ライブラリマネージャーを閉じます

回路図の作成方法ですが、編集方法自体は以前のブログに記載した方法とほとんど変わっていませんでした
アイコンのデザインが若干変わっているのですが、慣れれば同じように使えると思います
(ちなみに、パーツ呼び出しアイコンはになっていました)

とりあえず、回路を作ってみました


LEDドライバIC「MAX7219」を使った 7segmentLEDの駆動回路です
実際に作ろうとしてる Electric Panelは、7segmentLEDを 14個使う予定なのですが、ここでは簡単に 2桁にしています

この MAX7219は、1個で 最大8個の7segmentLED又は、64個の単体LEDをコントロールできるので
電源の取り方次第では、オーバーヘッドのアナウンシェーターもこれを使えるのかも。

次回は、PCBの編集を行います!



続:PCBデザインツール eagle の使い方 (FusionPCB対応)

2018年03月13日 | PC・パーツ・OSとか
超久々に回路図エディタ「EAGLE」を使おうと思って立ち上げてみました!

アップデートがあるかな?と思って、EAGLEのサイトを見てみると・・・

しばらく使ってない間に、EAGLEは AUTODESKさんに買収されてました。
買い切りパッケージ価格が無くなり、毎月支払いのサブスクリプション形式になっています
EAGLEは 2,160円/月

そんなわけで、過去に掲載したEAGLEから、若干インストール方法が変わっているので
変更点をまとめておきたいと思います

現在、EAGLEにはエディションが 3つあり、プレミアム版、スタンダード版、無料版と別れています
それぞれの比較はこちらに詳細が書かれていますが、無料版の制限は

・回路図シートを 2点まで作成可能
・信号レイヤまたは平面レイヤを 2 点まで作成可能
・80cm2の基板が製作可能 (80mm x 100mm等)


となっています
基本的には以前のEAGLEの無料版と同じなので、無料版を使用されていた方はそのまま利用できると思います
回路図は以前は1枚だったと思うので、2枚まで扱える分よくなったのかな?

EAGLEのダウンロードは、AUTODESKのWEBサイトから行います

それぞれ環境にあったEAGLEを選択して、保存してください

保存したセットアップファイルをクリックするとインストールが始まります

インストール時の確認も以前より少なく、ライセンスの内容やインストール先を決める程度になりました

FusionPCB用ファイルの追加
FusionPCBのデザインルールが、以前のバージョンからアップデートされているので
新しいものを用意します(と言っても 2014年ですが・・)
DRU for 2-layer board

FusiobPCBに提出するガーバーデータは、以前と同じもののようですが念のため
Seeed Gerber Generater 2-layer board

保存したzipファイルを解凍して、先ほどEAGLEをインストールした場所に移動します
・「SeeedStudio_2layer_DRU_no_angle_20140221.dru」 → C:\EAGLE 8.7.0\dru\
・「Seeed_Gerber_Generater_2-layer.cam」 → C:\EAGLE 8.7.0\cam\


EAGLE自体、前回記事にした ver6から結構変更点も多いので
次回はもう一度回路図エディタの使いかたを記事にしようと思います
・・・というより、以前はPCBエディタの記事作ってませんでしたね(汗

今回、ElectricPanelのLED部分は久しぶりにPCBにしようかと思ったので
なんとか FusionPCBに送るところまで記録するのを目標に・・・(いや、ElecPanel完成まで・・・


PCBデザインツール eagle の使い方 (FusionPCB対応) その2

2013年08月05日 | PC・パーツ・OSとか
今回は、回路図エディタの使い方を簡単にまとめます
このエディタの操作のほとんどは、画面左側の縦2列に並ぶツールアイコンで行います


部品の選択
ここから部品を配置して回路を書き始めますが、今回は練習なので 入出力端子、スイッチ、LED、抵抗 を使った回路を書きます

まずは、ほしい部品をツールアイコン から呼び出します

大量の部品リストが出てきます。 相当な量なので、目的の部品を見つけ出すのが大変ですが
アナログ部品は、なんとなく見出しの頭文字で探せます

コネクタ・・ con-***
スイッチ・・ switch-***
抵抗・・ resistor-***

部品の型番が明確にわかっていれば探しやすいのでしょうけど、覚えて無いですよね^^;

まずは、コネクタを探します
パーツリストをスクロールしながら探すか、リスト下部の検索フォーム(Search)にキーワードを入れて探すことも出来ます
今回はピンヘッダー型にしたいので「pin header」と入力してエンターを押すと、該当する部品リストが並びます



リストの中から「MA03-2」(6ピンのピンヘッダー)の文字をダブルクリックします
回路図エディタに戻り、部品が選択された状態のまま移動モードになっているので
画面内の好きな位置に動かし、マウスの左クリックで配置します


1個配置すると、連続して同じ部品を配置する操作になるので [ESC]キーを押して部品選択に戻ります

次に、同じ要領でスイッチを配置します
スイッチはオムロンのタクトスイッチを利用するので検索フォームに「omron switch」と入れます
リストの中から「10-XX」を選択して、画面に配置します
(部品の位置は後から移動できるので、最初は適当に部品を並べるだけでも構いません)

次にLED。 一般的な 5mmサイズにしたいので、検索フォームに「LED5mm」と入れます
ちなみにこの検索キーワードは、一度使って覚えたのでパッと出てくるのですが、初めての部品は
なんて登録してあるかもわからないので「LED」とか「5mm」とか適当にキーワードを打つか
やっぱりパーツリストから根気よく探すしかなさそうです(汗

LEDを配置したら次に抵抗。これは、先ほど追加した「akihabara_lbr」を使います
(検索フォームに「resistor」と打っても出てきます)
使用するのは、「R-US_」の中の「R-US_0207/10」あたりでいいと思います

ひととおり部品を置いたら、こんな感じになると思います



部品の移動
次に、ばらばらの部品を綺麗に並べます
回路図エディタは実際の基板の部品配置とはまったく関係なく、あくまで論理回路図を描くだけなので
回路図を描きやすい(配線のしやすさとか見やすさとか)ように並べればOKだと思います

左のツールアイコンから移動 を押して移動モードにします
その状態で移動したい部品をマウスで左クリックすると、ドラッグできるようになるので
移動したい場所に動かして再度左クリックで位置を決めてください

部品の回転
タクトスイッチは縦に表示されていると思うので
ツールアイコンから回転 を押して、回転モードにします
その状態で回転したいタクトスイッチを左クリックすると、90度ずつ回転するので、目的の角度に合わせます
同じ要領でLEDも横向きに回転しておきます

だいたいこんな感じでしょうか



部品の配線
ツールアイコンから、配線 を押して配線モードにします
(配線アイコンは、左の濃いほうじゃなく、右の薄いマークのアイコンです)

画面上でマウスを左クリックすると配線の引き始めるので、後はクリックで配線を曲げるポイントを決めてそのまま配線します
配線を引くのをやめるときは [ESC]キーを押すと、そこまでで途切れます

抵抗の右側の端を左クリックして、右隣にあるLEDの端のあたりで左クリックします

(配線の終端と判別した場合は、自動的に配線がそこで切れます)

同じ要領で他の部品も繋いでいきます
LEDの左端からコネクタの1番、コネクタの2番からスイッチの1番、スイッチの3番から抵抗の右端・・・
全部繋ぐとこんな感じになります




一応これで回路は出来てますが、いくつか補助的な操作を書いておきます

画面の拡大縮小
回路図画面を拡大したり縮小したりしたい時は、マウスのホイールを動かすだけで拡大縮小が出来ます

配線の接続とクロス
今引いている線を既存の配線に接続する場合、既存の配線の上で左クリックすると接続できます

結線されると、結線部分に ● が付きます。これで回路的につながっているとわかります
逆に、結線せずにクロスしているだけの場合は、ただ線がクロスしているだけになります



部品のコピー
一度配置した部品を再度利用したいとき、またリストを出して部品を呼び出すのは面倒です
そんなときはツールアイコンの複製 を押して複製モードにします
複製したい部品の上で左クリックし、画面上で再度左クリックすると同じ部品が複製されます

部品の削除
画面上のアイテムを削除したい時は、ツールアイコンの削除  を押して削除モードにします
上で書いたスイッチの2番から出ているクロスした配線の上にカーソルを合わせ、左クリックすると余分な線が消えます



既存の配線を曲げたい
すでに引いてしまった配線を、さらに曲がるポイントを増やして位置をずらすような場合
ツールアイコンのスプリット を押してスプリットモードにします
コネクタの1番から出ている配線の上で左クリックすると、その位置で線が曲がります
そのまま動かしたい位置まで引っ張って、再度左クリックで確定して[ESC]キーを押します


操作のやり直し、再試行
通常のWindowsアプリケーションと同じく、[Ctrl]+[Z]でUndo、[Ctrl]+[Y]でRedo できます


とりあえず、回路図エディタの基本的な操作はこんな感じだと思います
論理回路図は完成したので、次回は PCBエディタの操作を書きます

PCBデザインツール eagle の使い方 (FusionPCB対応) その1

2013年08月02日 | PC・パーツ・OSとか
今回PCBの作成に使用したツール「EAGLE」の使い方を、簡単にまとめます

EAGLEのインストール
まずは、EAGLEの公式サイトのダウンロードページからプログラムをダウンロードします


ダウンロードが完了したら、実行ファイル形式になっているので、そのままクリックしてインストールを行ってください
インストール中に「Eagle License」というページが表示され、ライセンスを登録するか聞いてきますが
普通は「Don't license now」を選んでください


※ eagleはもともと有料ツールなのでライセンスの登録を求められますが
  無料でもいくつかの制約で使用することが出来ます

 ・基板サイズは 100mm x 80mm まで
 ・両面実装基板まで(4層基板等は作成できない)
 ・ひとつのプロジェクトで、1枚の回路図のみ扱える


FusionPCB用ファイルの追加
次に、FusionPCBで基板をオーダーする際に必須のファイルを FusionPCBの公式サイトからダウンロードします
デザインルールファイル
  Eagle Design Rule (SeeedStudio_DRU_no_angle_20130527.zip)
ガーバーデータ出力ファイル
  Seeed_Gerber_Generater_2-layer (Seeed_Gerber_Generater_2-layer.zip)

保存したzipファイルを解凍して、先ほどEAGLEをインストールした場所に移動します
・「SeeedStudio_DRU_no_angle_20130527.dru」 → C:\Program Files (x86)\EAGLE-6.4.0\dru\
・「Seeed_Gerber_Generater_2-layer.cam」 → C:\Program Files (x86)\EAGLE-6.4.0\cam\

部品ライブラリの追加
EAGLEには、もともとかなりの数の電子部品データが梱包されていますが、海外製品が多く
日本で販売している電子部品が登録されてい場合もあります
そのため足りないパーツは自分で作ってライブラリに登録する必要がありますが、私はまだマスターしていません(^^;

とりあえず、独自にライブラリを作成して公開されている方がいますので、そちらを利用させていただきます
gaje氏のブログより Eagleライブラリ (akihabara_lbr.zip) をダウンロードし、解凍したフォルダを移動します
・「akihabara_lbr」(フォルダ) → C:\Program Files (x86)\EAGLE-6.4.0\lbr\
 (このライブラリには、一般的なトランジスタや抵抗等が含まれています)

これ以外にも部品ライブラリを公開されている方がいらっしゃいますが
上記のように、必要に応じて lbrファイルをEAGLEのフォルダに追加するだけで参照が可能になります

EAGLEの起動
さて、ここから本番になります

EAGLEを起動すると、メニュー画面が表示されます



プロジェクトの作成
まずは、新規のプロジェクトを作成します
(EAGLEでは、回路図・PCB実装図をセットにしてプロジェクトと呼ぶようです)
メニューの △Projects を展開し、eagleフォルダの上で右クリックメニューから「New Project」を選択します



プロジェクト名を編集できるので、適当な名前をつけてください



最初は回路図から作成するので、今作ったプロジェクトの右クリックしメニューから「Schematic」を選択します



回路図エディタが起動します



追加した部品ライブラリのセット
まず最初に、先ほど追加した部品ライブラリを読み込んで使えるようにします
画面上のメニューから、Libraryをクリックしてプルダウンメニューを表示し、「Use」を選択します


ファイル選択画面が表示されるので、先ほど配置した「akihabara_lbr」フォルダを開き「akihabara.lbr」を選択してください
これで、追加した部品を呼び出せるようになります


ここまでで一通り EAGLEを使うための準備ができました
次回は回路図を実際に作成する部分を書いていきます

Linuxでチェックディスク付きフォーマット

2010年05月31日 | PC・パーツ・OSとか
まり意識してなかったけどLinuxでチェックディスクををかけた場合
どれいくらい時間がかかるかと思って試してみると・・
1TBで約3時間、2TBで約6時間半かかった
(1TB=SAMSUNG HD103UI、2TB=SAMSUNG HD203WI)
↓1TBの場合

fs01:/# mkfs.ext3 -c /dev/sda1
mke2fs 1.41.3 (12-Oct-2008)
Filesystem label=
OS type: Linux
Block size=4096 (log=2)
Fragment size=4096 (log=2)
61054976 inodes, 244190000 blocks
12209500 blocks (5.00%) reserved for the super user
First data block=0
Maximum filesystem blocks=4294967296
7453 block groups
32768 blocks per group, 32768 fragments per group
8192 inodes per group
Superblock backups stored on blocks:
32768, 98304, 163840, 229376, 294912, 819200, 884736, 1605632, 2654208,
4096000, 7962624, 11239424, 20480000, 23887872, 71663616, 78675968,
102400000, 214990848

Checking for bad blocks (read-only test): 96.35% done, 2:49:38 elapsed

↓ちなみにフォーマット自体は約1分で終わり

Writing inode tables: done
Creating journal (32768 blocks): done
Writing superblocks and filesystem accounting information: done

This filesystem will be automatically checked every 38 mounts or
180 days, whichever comes first. Use tune2fs -c or -i to override.


TSファイルに一括変換

2009年09月25日 | PC・パーツ・OSとか
PS3+DLNA(PS3 Media Server)で再生できるよう変換を行ってたけど
ツールを毎回起動して、1個1個変換していく作業はかなりしんどい・・・(汗

前回のツールは、コマンドラインで動作するプログラムをUIで制御するアプリケーションなので
いっそ全部直接コマンドだけでまとめてファイル変換を行ってみることにしてみた(^_^;

ほしい機能としては

・ドラッグアンドドロップで、一発変換
・複数ファイルにも対応(順次処理)
・AVI(h264+ac3)のファイルをTS(h264+ac3)に(再エンコード無し)
・AVI(h264+mp3)のファイルはmp3→ac3変換を行ってからTSファイルに
・それ以外のフォーマット、コーデックの場合ははTS化しない

変換に必要なプログラムは以下のとおり
ffmpeg.exe # mp3→ac3 変換に使用
mp4box.exe # 映像、音声分離に使用
js32.dll # mp4boxで使用
tsMuxeR.exe # TS生成に使用
tsConvert.bat # 作成したバッチファイル

tsConvert.bat はこんな感じ

@echo off
echo %DATE% %TIME% TS変換処理開始

SETLOCAL
SET PPath=%~dp0
SET TPath=%~dp1

:start
IF "%~1"=="" GOTO end
IF NOT "%~x1" == ".avi" GOTO next

CLS
echo 「%~nx1」 からTSファイルを作成します
echo;
%PPath%mp4box -aviraw video %1 -out "%PPath%%~n1"
%PPath%mp4box -aviraw audio %1 -out "%PPath%%~n1"

IF NOT EXIST "%PPath%%~n1_video.h264" goto error
IF EXIST "%PPath%%~n1_audio.ac3" goto mux

:convert
IF NOT EXIST "%PPath%%~n1_audio.mp3" goto error
%PPath%ffmpeg.exe -y -i "%PPath%%~n1_audio.mp3" -acodec ac3 -ac 2 -ab 128000 -r 48000 "%PPath%%~n1_audio.ac3"

:mux
echo MUXOPT --no-pcr-on-video-pid --new-audio-pes --vbr --vbv-len=500 > "%PPath%%~n1.meta"
echo V_MPEG4/ISO/AVC, "%PPath%%~n1_video.h264", insertSEI, contSPS >> "%PPath%%~n1.meta"
echo A_AC3, "%PPath%%~n1_audio.ac3" >> "%PPath%%~n1.meta"
%PPath%tsMuxeR "%PPath%%~n1.met"a "%TPath%%~n1.ts"

:next
del "%PPath%%~n1_video.h264"
del "%PPath%%~n1_video.cmp"
del "%PPath%%~n1_audio.ac3"
del "%PPath%%~n1_audio.mp3"
del "%PPath%%~n1.meta"
SHIFT
GOTO start

:error
echo 映像または音声ファイルが異常です。処理をスキップします
echo;
GOTO next

:end
echo %DATE% %TIME% TS変換処理完了
ENDLOCAL
PAUSE



mp3→ac3に変換する際は、2ch、128Kbps、48Khz固定
ファイル名の途中に"."があると駄目かな、これだと。まあ、そこは注意しつつ・・・

PS3で再生できるフォーマットは・・

2009年09月18日 | PC・パーツ・OSとか
M4V(メモリースティックビデオフォーマット): H.264、MPEG-4 AVC、MPEG-4 SP、MPEG-2 TS
MP4: H.264、MPEG-4 AVC
AVI: Motion JPEG、DivX
MPEG2 PS: H.264、MPEG-4 AVC
MPEG2 TS: H.264、MPEG-4 AVC
MPEG1
MTS(M2TS): AVCHD
WMV: AC-1

現状、H.264(x264)、音声AC3 5.1chという条件を満たす映像フォーマットとしては
MTS あたりかな。
汎用性が高そうなのは MP4AVCだけど、音声がAACになってしまうので、変換が必要だし
最エンコードによる音ずれや劣化を考えると、できれば現在のソースをそのまま流用したい。

mtsなら、tsmuxerが使えそうなので、とりあえずこのソフトを使ってみる。。

そのままクリック一発変換なんてできれば何も苦労しないんだけど、そうもいかないらしい。。
まずは、AVIから映像・音声を別々に抽出する作業から。。
これだけなら、いろんなアプリに機能があると思うんだけど、
とりあえず今回は手元にあったYamb-2.1.0.0 beta 2を使用しました。


「Editing」→「Click to extract streams from AVI/MP4/MOV/TS files.」を選択
目的のAVIファイルを登録し、映像・音声をそれぞれ切り出すと、下のファイルが出来る。

・test.h264
・test.ac3

その後tsMuxerGUI v1.10.6を起動し、Inputfiles欄の[add]ボタンで
h264、ac3ファイルの順でソースをセットする


outputに、「TS Muxing」が選択されてるのを確認して、[Start muxing]ボタンを押せば
test.tsファイルが作成される。

とりあえず、元ソースが、AVI(x264+ac3)ファイルならこれで完成!
完成したTSファイルは、若干元ソースより容量が増えますが、そのままPS3でも再生出来ました。
もちろん途中の過程に再エンコードが無いので劣化もなく、音ずれもありませんでした。