今回は、EAGLEのPCDエディタの使い方をまとめておきます
PCBエディタの起動
前回までは回路図エディタのほうを開いていたので、そこからの続きになりますが
エディタ画面上部の、横並びのツールバーの
アイコンを押してPCBエディタを起動します
(回路図エディタとPCBエディタの切り替えスイッチです)
はじめてPCBエディタを起動する際、以下の警告が表示されますが [OK]を押して進めます

PCBエディタが起動します

エディタ内に枠(オレンジ線で囲まれた黒い四角)が表示されていると思いますが、これが基板の外形になります
枠の外側(左下)に、回路図で使用したパーツがごちゃごちゃと表示されてます(これが正常です)
デザインルールの設定
最初に、FusionPCBの基板設計ルールに合わせたデザインルールをセットします
メニューの「Tools」→「DRC」を選択し、デザインルール設定ウインドを開きます

[Load]ボタンを押して、インストールの際に準備しておいたFusionPCBのルールファイルを読み込みます
これは、FusionPCBが製作できるPCBの最低限の設計ルールとなっていて
PCBを作成する際に、1箇所でもこのルールに逸脱していると、FusionPCB側で受け付けてくれません。
正しく読み込むと、DRCウインドウのタイトルバーに、読み込んだルールファイル名が表示されます

エディット画面の基準寸法の変更
基板上のパーツや配線、外枠を移動する際に、グリッドを設定してある程度の寸法単位で動かす基準となります
画面左上の
を押すと、編集画面が出ます

デフォルトの基準は「mil」単位になっているので、使いやすい単位にセットします
基板外形や、LED・スイッチ等の位置を調整する場合は「mm」にすると合わせやすいと思います
(1mil=0.0254mm、ICのピン 2.54mm=100mil)
・「Display」をONにすると、画面上にグリッドが表示されます
・「Style」 グリッドの表示が Dot=線、Line=線
・「Size」 通常の移動単位
・「Alt」 [Alt]キーを押しながら移動したときの移動単位
とりあえず今回は「Size」を10mmでセットします
基板のサイズ調整
まずは基板の外形を、作成したい寸法に調整します
ツールアイコンの
を押して移動モードにします
移動したい外枠の角にマウスカーソルを合わせ、左クリックしながら移動すると、外枠の頂点が移動します

グリッドのサイズを 10mm にしているので、1ラインが 10mm で、10mm単位で移動できます

これで基板の外形は、50mm x 50mm になりました
編集モードの解除
[Esc]キーを押すか、別のツールアイコンを選択すると、その編集モードは解除されます
画面の拡大、縮小
マウスホイールの上下で出来ます
常にマウスカーソルのある場所を基準にして拡大縮小するので、先にマウスを合わせてから
マウスホイールで拡大すると、丁度よく拡大できます

パーツの移動
パーツの移動も移動モードを使います
各パーツの中心あたりに「+」のマークが出ていると思いますが、そのあたりにマウスを合わせて
左クリックしながら移動すると、パーツが任意の場所に移動できます
この際、パーツが最初に配置されていた場所から、移動の単位で設定した単位で動くので
必ずしもグリッドラインにピッタリ合いません
その際は [Alt]キーを押して、細かくパーツを移動しますが、それでも位置がずれるようなら
移動の単位を細かく設定して微調整するといいと思います
数値で調整する方法
微調整したい部品を選択して、キーボードの[i]キーもしくは、マウスの右クリックメニューで「プロパティ」を選択すると
部品の詳細が表示されます

Positionの項目が、基板の左端の+部分を基準点とした X,Y座標になっているので
この値を直接変更して位置の調整が行えます
(Backyさんありがとうございます!)
だいたいこんな感じで配置が出来ました

パーツの回転
ツールアイコンの
を押して回転モードにしておき
回転させたいパーツの上で左クリックすると回転できます

パーツの背面移動
実装するパーツを、基板の反対側に設置したい場合、ツールアイコンの
で
反転モードになるので
反対側に移したいパーツの上で左クリックすると移動します

背面に移動したパーツは、左右が反転して表示されます(ピンの位置も逆になるります)
パーツシルクの移動
パーツを移動していると、部品名のシルクが重なってしまったり、変な位置に来る場合があります
シルクだけを移動させたい場合、先にパーツとシルクを分離させます
ツールアイコンの
ボタンを押し、分離モードにしておき、シルクを分離させたいパーツの+マークあたりで左クリックすると
部品とシルクがそれぞれ分離します
シルクにもそれぞれ+マークが付くので、移動モードでシルク単体で移動できるようになります
ドリルホールの設置
ネジ用の穴等、基板に穴をあけたい時に使います
ツールメニューの
を押してホールモードにして、あとはマウスで位置を決めて左クリックすると位置が決まります
ホールモードを解除して、設置した穴の位置でマウスの右クリックメニューから「Propaties」を選ぶと
「Drill」の項目で、穴の半径サイズが変更できます

FusionPCBのドリル穴は 0.3mm — 6.35mm と決まっているので、その範囲内で開けることができます
基板の4か所にネジ用の穴を開けてみました


前回までは回路図エディタのほうを開いていたので、そこからの続きになりますが
エディタ画面上部の、横並びのツールバーの

(回路図エディタとPCBエディタの切り替えスイッチです)
はじめてPCBエディタを起動する際、以下の警告が表示されますが [OK]を押して進めます

PCBエディタが起動します

エディタ内に枠(オレンジ線で囲まれた黒い四角)が表示されていると思いますが、これが基板の外形になります
枠の外側(左下)に、回路図で使用したパーツがごちゃごちゃと表示されてます(これが正常です)

最初に、FusionPCBの基板設計ルールに合わせたデザインルールをセットします
メニューの「Tools」→「DRC」を選択し、デザインルール設定ウインドを開きます

[Load]ボタンを押して、インストールの際に準備しておいたFusionPCBのルールファイルを読み込みます
これは、FusionPCBが製作できるPCBの最低限の設計ルールとなっていて
PCBを作成する際に、1箇所でもこのルールに逸脱していると、FusionPCB側で受け付けてくれません。
正しく読み込むと、DRCウインドウのタイトルバーに、読み込んだルールファイル名が表示されます


基板上のパーツや配線、外枠を移動する際に、グリッドを設定してある程度の寸法単位で動かす基準となります
画面左上の


デフォルトの基準は「mil」単位になっているので、使いやすい単位にセットします
基板外形や、LED・スイッチ等の位置を調整する場合は「mm」にすると合わせやすいと思います
(1mil=0.0254mm、ICのピン 2.54mm=100mil)
・「Display」をONにすると、画面上にグリッドが表示されます
・「Style」 グリッドの表示が Dot=線、Line=線
・「Size」 通常の移動単位
・「Alt」 [Alt]キーを押しながら移動したときの移動単位
とりあえず今回は「Size」を10mmでセットします

まずは基板の外形を、作成したい寸法に調整します
ツールアイコンの

移動したい外枠の角にマウスカーソルを合わせ、左クリックしながら移動すると、外枠の頂点が移動します

グリッドのサイズを 10mm にしているので、1ラインが 10mm で、10mm単位で移動できます

これで基板の外形は、50mm x 50mm になりました

[Esc]キーを押すか、別のツールアイコンを選択すると、その編集モードは解除されます

マウスホイールの上下で出来ます
常にマウスカーソルのある場所を基準にして拡大縮小するので、先にマウスを合わせてから
マウスホイールで拡大すると、丁度よく拡大できます


パーツの移動も移動モードを使います
各パーツの中心あたりに「+」のマークが出ていると思いますが、そのあたりにマウスを合わせて
左クリックしながら移動すると、パーツが任意の場所に移動できます
この際、パーツが最初に配置されていた場所から、移動の単位で設定した単位で動くので
必ずしもグリッドラインにピッタリ合いません
その際は [Alt]キーを押して、細かくパーツを移動しますが、それでも位置がずれるようなら
移動の単位を細かく設定して微調整するといいと思います
数値で調整する方法
微調整したい部品を選択して、キーボードの[i]キーもしくは、マウスの右クリックメニューで「プロパティ」を選択すると
部品の詳細が表示されます

Positionの項目が、基板の左端の+部分を基準点とした X,Y座標になっているので
この値を直接変更して位置の調整が行えます
(Backyさんありがとうございます!)
だいたいこんな感じで配置が出来ました


ツールアイコンの

回転させたいパーツの上で左クリックすると回転できます


実装するパーツを、基板の反対側に設置したい場合、ツールアイコンの

反転モードになるので
反対側に移したいパーツの上で左クリックすると移動します

背面に移動したパーツは、左右が反転して表示されます(ピンの位置も逆になるります)

パーツを移動していると、部品名のシルクが重なってしまったり、変な位置に来る場合があります
シルクだけを移動させたい場合、先にパーツとシルクを分離させます
ツールアイコンの

部品とシルクがそれぞれ分離します
シルクにもそれぞれ+マークが付くので、移動モードでシルク単体で移動できるようになります

ネジ用の穴等、基板に穴をあけたい時に使います
ツールメニューの

ホールモードを解除して、設置した穴の位置でマウスの右クリックメニューから「Propaties」を選ぶと
「Drill」の項目で、穴の半径サイズが変更できます

FusionPCBのドリル穴は 0.3mm — 6.35mm と決まっているので、その範囲内で開けることができます
基板の4か所にネジ用の穴を開けてみました

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