Like The Wind

「メモ程度に。」な趣味ブログです

まさかの Microsoft FlightSimulator

2019年06月10日 | フライトシム
突然 Microsoftが FlightSimulatorをE3で発表したようです

Microsoft Flight Simulator - E3 2019 - Announce Trailer


いや、正直 Microsoft Flightでコケてしまったので
もうやらないだろうと思っていたら、まさかの再始動(?)
カジュアル路線で失敗したので、今回はガッツリ シミュレーターとして仕上げてくるのか・・・
動画を見る限りは、かなりグラフィックが強化されているみたいですね
空港内部の建物等を見る限りは、UE4まではいかないまでも、今どきのシェーダーが入ってるみたいです

一番の問題は、P3DやX-Planeに舵を切ったサードパーティが、果たして再び戻ってくるのかじゃないでしょうか?
ただ、そうは言っても FSXの互換性は P3Dが引き継いでいるのだから、そこはもう次世代のプラットフォームを
作ってほしいという気持ちもあるんですけどね

ソフトウェアの価格も、前回みたいに月額いくら・・・みたいな課金制にすると、ユーザーも戻ってこない可能性もあるし
ちょっと期待しつつも、不安要素がいっぱいですね

SimVim Cockpits

2018年12月16日 | フライトシム
以前ブログで紹介した ArdSimXですが、現在新しいプロジェクトとして SimVim Cockpitの開発が進んでいます
以前はプロジェクトへの寄付により限定参加ができるようになっていましたが、現在は安定板のみ無料でダウンロードができるようになりました
(現在の開発バージョンは 0.9.28 です)

ArdSimXとの違い
従来の ArdSimXと SimVimCockpitの違いは、大きく2つあります

ArdSimXは、複数の Arduinoを使って入出力をコントロールするという考え方ですが、SimVim Cockpitは 1個の Arduinoをホストコントローラーにして
可能な限りの入出力をコントロールしようという考え方で作られています

画像:SimVimCockpit

Arduino本体には入出力I/Oの数に限りがあるため、ArdSimXでは入出力に必要な個数分 Arduinoを用意する必要がありましたが
Arduinoも1個あたり数千円するので結構なコストになってしまいます
反面、SimVimCockpitで推奨されているI/Oを拡張するマルチプレクサICは基板込みで 1個数百円程度で入手することも可能なので
大幅なコスト削減が可能です

画像:SimVimCockpit


もう一つの違いは、WEB上のコンフィグツールのみで全ての設定を行うという部分です

ArdSimXでもWEB上のコンフィグツールを利用して ある程度設定を行う仕組みですが、複雑なデバイスの動きは ユーザーが
独自に Arduinoにスケッチを書き加えてカスタマイズする必要がありました

前回 ArdSimXを使って製作中だった ElectricPanelも、DC/ACセレクタースイッチの条件によって表示内容を変える必要があったため
独自にプログラムを書いていましたが、SimVim Cockpitではこの行程が削除されており、複雑な動きも含めて全てWEB上のコンフィグだけで
完結させるということになっています
なので、手作業で Arduinoにスケッチをコンパイルして書き込むという作業がなくなり、Arduinoへのファームウェアの書き込みは
X-Plane11を起動後、SimVimCockpitプラグイン上から直接行われるようになりました


また、ver0.9.18で Arduinoとのシリアル通信ドライバが更新され、各パラメーターの更新の際にプラグインを再読み込みする必要がなくなりました
ver0.9.17以前かなり不安定で、コンフィグデータの再読み込み中に Arduinoが反応しなくなったりしていたのですが、現在はかなり安定しています


制作中のElectricPanelについて・・
SimVimCockpitのWEBコンフィグツールでは、まだ全ての航空機のパラメータは実装されていませんが
B737をはじめ、いくつかの機体専用のパラメータが徐々に追加されています(パラメータの実装状況は、こちらのページで確認できます)
バージョンアップ毎に対応するパラメータは増えてきていますが、Ver0.9.23で ElectricPanel回りのパラメータが追加されました

SimVimでは、基本的に X-Plane11の Datarefsパラメータに対応するのですが、一部の機体(特に B737 ZiboMOD)や
ElectricPanelのような一部特殊なパラメータは、専用のSimVimカスタムパラメータが提供されています


今のところまだ完全に動作しきれていない(ゲーム内のElectricPanelの表示と相違がある)のですが、バージョンアップ毎に
良くなってきているので、これまで ArdSimX用に合わせて制作していた ElectricPanelは、SimVim用に仕様を変更しようと思います

Rspamd v1.7.9 - ReceivedヘッダのIPv6の抽出に失敗する

2018年08月30日 | Rspamd
MS outlookや、googleを経由して送られてきたメールの一部で、Recieveヘッダに IPv6アドレスが記録されることがありますが
Rspamd v1.7.9では、アドレスを正しく抽出できないようです

実際のヘッダは
Received: from OSBPR01MB3029.jpnprd01.prod.outlook.com
([fe80::5535:9d89:d267:afc4]) by OSBPR01MB3029.jpnprd01.prod.outlook.com
([fe80::5535:9d89:d267:afc4%3]) with mapi id 00.00.0000.000; Wed, 00 Aug 2018
00:00:00 +0000

となっていますが、これを処理すると Rspamdのログに
rspamd[7204]: <>; ; lua_ip_from_string: cannot parse ip: fe80::5535:9d89:d267:afc4]) by OSBPR01MB3029.jpnprd01.prod.outlook.com ([fe80::5535:9d89:d267:afc4%3]

というエラーが出て、処理に失敗しています
IPアドレスの抽出に失敗しているので、lua APIのtask:get_received_headers() を使っても何も抽出できません

本来は "fe80::5535:9d89:d267:afc4" 入ってくるのでしょうけど、今後 IPv6も増えてくると思うので
GitHUBにチケット立てておきました

2018/09/01 追記:
vstakhov氏のコメントがあり、fixしてくれるそうです

2018/09/26 追記:
ver1.8.0が公開されました
・・が、このバージョンではまだ同じバグが残っているようです

2018/10/18 追記:
ver1.8.1 が公開されました
このバージョンで確認したところ、ログにエラーが出なくなり IPv6アドレスも抽出ができるようになりました
ただ、get_received_headers()で抽出したアドレスは "[fe80::5535:9d89:d267:afc4]" という前後にカッコがついた状態になります
v4とv6との区別のためなのかもしれませんが・・・
とりあえず今のところは問題はないのでクローズしました

X-Plane11で使用している B737

2018年07月15日 | フライトシム

X-Plane11で利用できるBoeing 737の機体は、最初から入っているデフォルトの B737の他に
x737project
B737-800X ZIBO mod

また、有料では
IXEG 737 Classic

などが有名どころかと思います

最近自分が使用しているのは、Ziboさんという方が製作している B737-800X Zibo mod が中心なのですが
この機体、Ziboさんの活動がすさまじく、だいたい 3日に1回アップデートしてるんじゃないかというくらいのペースで
新しいバージョンがアップデートされてきます

気が付けば、X-Plane11を起動するたびにアップデートしてるんじゃないかというくらいで
自動更新ではないので手動での作業になるのですが、とても更新が追いつきません(苦笑

そんな Ziboさんの B737 ですが、ここで初回のインストール手順とアップデート手順をまとめておこうかと思います




◆Zibo Mod B737のダウンロード

Ziboさんの フォーラムページ に記載があるように、modのアップデートファイルは
こちら の Google Docsにアップロードされているので、最新のバージョンをダウンロードします

Google Docsには、常にいくつかのバージョンがアップロードされているので、最新のファイルをクリック


ファイルの詳細が表示されたら、画面右上のダウンロードアイコンをクリック


ウイルススキャンが出来ない旨の告知が出ますが
「エラーを無視してダウンロード」をクリックするとPCにダウンロードされます

※ ダウンロード後、個別にウイルスチェックを行って、ファイルに問題がないか確認してください


◆FMODのダウンロード

上記のフォーラムでも案内されている、Zibo Mod で利用するサウンドファイルをダウンロードします
FMODも ZiboMod同様、こちらのGoogle Docsにアップロードされています

フォルダがいくつか表示されますが、「RCOMENDED ST...」をクリックします


ファイルは1個だけですが「AXP IMMERSION PA...」をクリック


ファイルの詳細が表示されたら、ZiboMod同様右上のダウンロードボタンをクリックします


こちらもウイルススキャンが出来ない旨表示されますが、そのままダウンロードしてください



◆Zibo Mod B737のインストール

インストールはとても簡単です
ダウンロードした Zibo Modの圧縮フォルダを展開し、出来た「B737-800X」フォルダを X-Plane11の Aircraftフォルダにコピーします
「\X-Plane 11\Aircraft」


続けて、FMODファイルを展開して、中にある「fmod」というフォルダを、Zibo Modフォルダの中にコピーします
「\X-Plane 11\Aircraft\B737-800X」


これでインストールは完了です!

後は、X-Plane11を起動して、航空機の中に新しいB737-800Xが表示されているので、選択して開始します


コックピットが表示されたら、FMCの画面を拡大して Zibo Modと FMODが正しく読み込まれたかを確認します



◆Zibo Mod B737のアップデート

Zibo Modは、アップデートの度にフルバージョンで提供されているので
新しいバージョンへアップデートするときは、Aircraftフォルダの「B737-800X」を削除(または退避)して
新規インストールと同じ手順で新しいフォルダをコピーするだけです


12月26日追記:
現在は、アップデートポリシーが変更されており
フルバージョンで提供さるのは、マイナーバージョンのリリース時のみとなっており
hotfixバージョンは修正差分のみの提供となっているようです
そのため、最新版を再現したい場合はマイナーバージョンのフルバージョンをダウンロードした後
同バージョンの修正内容をすべて含んだ fixバージョンをダウンロードして上書きする必要があります

例: ZiboMOD ver3.31の最新版を構築したい場合
・Release 3.31 (full package)をダウンロード
・Release 3.31z (fix only)をダウンロードして、上記フォルダへ上書き

上記 3.31z には、リリースノートに「include fixies 3.31a..3.31y」という記載があり
過去の全ての修正を含んでいることを表しているので、それ以前のファイルは必要ありません
しかし、パッチにっては過去の修正差分を含んでいない物があります
・Release 3.31g2 (hotfix only)
 You need installed correctly release 3.31g before install this hoitfix (3.31 full + 3.31g fix)

この場合は、記載通りの構成を構築した後で上書きするものとなっているのでご注意ください


※ZiboMod737を構築後、独自にカスタマイズしたファイルや Plugin等がある場合は、あらかじめそのファイルを退避して
新しいフォルダへコピーするのを忘れないようにしてください
せっかくカスタマイズした設定等が消えてしまうので・・・

Electric Panel の製作 その8

2018年06月19日 | フライトシム
ロータリースイッチ用の固定版の制作です

最初にバックパネルに固定用のネジ穴を開けるのですが、アクリル板なので強力な助っ人を用意しました!

・・さすがにこのパネルを割るわけにはいかないので、かなり慎重になってます(苦笑

実際削り始めると、鉛筆削りのような削りカスが出てきて面白いですね!
切削面も普通のドリルビットで開けるより綺麗な断面になります

さらに、バックパネルはフロントパネルとピッタリ重なるので、ネジ頭がパネルに埋まるように
リューターでザグリ(?)を作りました

写真の角度だとわかりづらいですが、パネルの面にネジの頭が埋まってます

次にロータリースイッチの固定版ですが、バックパネルに開けた穴の位置に合わせて同じ穴を開け
アクリルカッターでガリガリ削って不要な部分を切り落とします

3mmのアクリル板でしたが、30回くらい削ったところでバリっと切り離せました

固定版をバックパネルに取り付けるとこんな感じです

この角度で見ると違和感ないですが、実は正面から見ると微妙に傾いてます(汗

アクリル用ビットが 6mまでしかなかったので、そこからロータリースイッチのネジ部の軸が通るまで
リューターで削って広げました(若干いびつな形状になりましたが・・・)

角はヤスリで削って丸めて、まあまあうまくできた感じです

バックパネルに取り付けて・・


フロントパネルを合わせてみたところです

スイッチの軸が結構長いので、切断しようかと思ったんですが
間に 2cmのスペーサーを入れて取り付けたところ、ちょうどいい長さになりました

あとは、ロータリースイッチをスイッチ(つまみ)に固定するだけですが
スイッチにあらかじめ埋め込まれている 2個のイモネジを締めることで軸に固定することができます
ただこれ盲点というか、このイモネジをきつく締めた状態のまま使用すると
数年後にスイッチが割れるかもしれません

下の写真は、2012年に制作した DUパネルで使ったスイッチですが、久しぶりに棚から出してみたら見事に割れてました

完成した後、ほとんど使わずに保管していたのですが・・・
左右両方ともほぼ同じ位置で同じ割れ方をしてるので、なにか特性みたいなのがあるんでしょうね

そんなわけで、今回はスイッチの軸に若干穴をあけてイモネジを緩めに締めてみました

他のスイッチ類も取り付けて、やっと本来の ElectricPanelらしくなってきました!