goo blog サービス終了のお知らせ 

書苑よしむら

古書の世界へようこそ!大阪:天神橋筋3丁目にある美術古書籍 書苑よしむらの日々録です。

本と年末

2010-12-28 12:18:22 | テキトウ美術史(日本)
今日が仕事納めと言う方も多いのではないでしょうか?
明日からお休み!ということで、なんとなく終業式の日の気分ですね。

私がコドモの頃は、
「お休みのときは本を読もう!!」ということで、
夏休みと同じく、年末年始も文庫本キャンペーンを大々的にしていたものですが、
今はどうなんでしょうか?(宮沢りえちゃんが可愛かったですよね!)


最近の本屋さんではベストセラーばっかりが目につくように配置されてますが、もともと本は古の知恵を今生かす為にと作られたもの。

年末年始くらいは、文庫で先人達の知に触れる読書もよいのではないでしょうか?

見かけによらず、、、

2010-12-27 22:20:41 | テキトウ美術史(日本)
写真で伝わるでしょうか?

このマグカップは北陸を旅行したときに買ったものです。

しりあがり寿さんの描くような人物が
い~っぱいいるデザインにひかれて
買ったのですが、、、、★

なんというか、、、悪趣味すぎて、
家に帰ったらもう、使いたい気持ちが失せてしまい、10年間、しまい込まれていました。

しかしこの冬、マグカップがなくなったので、しかたなく出してきて使ってみると、
大きさといい、手におさまるカンジといい、なんかしっくりいいカンジなんです★


うーん。
器も人も、見かけで判断せずに実際に付き合ってみてから、評価を下さないとダメですね~。

目録作成中

2010-12-25 09:03:56 | テキトウ美術史(日本)
メリークリスマス★★!!

、、、でも書苑よしむらには
盆も正月も、
天神祭りもクリスマスもありません!!
毎日ひたすら古書・古書なんですよ。

ただ今、クリスマス返上で合同目録作成作業の真っ最中!!

今回は5~6店舗参加の目録で1月中旬完成予定。
また詳細はお知らせしますが、古典籍~近代美術、趣味、文学、歴史をカバーしています。

今回の目録にご興味のある方は、
お取りおきをしておきますので、お気軽に店までご連絡くださいね。

何もいえなくて、、、春(?)

2010-12-24 09:15:19 | テキトウ美術史(日本)
学生の頃は美術・工芸史の勉強もしつつ、絵も描いていて、その頃大好きだったのは抽象表現主義。

その作品の背景や意義よりも、
とにかく「視覚的にみれば良い」というところが、
なんとなく工芸を鑑賞するのと同じ感覚のような気が、して好きでした。


日本の作家では辰野登恵子さんが大好きでした。

実は一度、上野の美術館で
後ろ姿を拝見したことがあります。
(もちろんこっそりと、、、、)


と、いうのは
ある団体の展覧会に、たまたま遭遇し、「辰野さんの絵を見たいのですが、展示はありますか?」受け付けのかたにたずねたんです。すると、
「展示はありますよ。
今日は会場にこられていますよ。
話しかけてこられては?」と言われたのです。

しかし、辰野さんは1枚の絵の前にたたずまれ、
思索に耽っておられるようでしたので、
「その邪魔をするなんて、、、」と
何も言えなかった、、、、
今も辰野さんの絵を拝見すると、その時のことを思い出します。

(写真の記事は今日の日経・文化面です。)

遅読のすすめ、だそうです。

2010-12-23 19:03:53 | テキトウ美術史(日本)
今日(23日)の朝日新聞で「遅読」ということばを知りました。

遅読、、、、
それは、ゆっくり、丹念に、味わって読むことだそうで、
今、遅読を薦める本がポツポツ登場しているのだそう。

(ちなみなその反対は「速読」、または情報処理としての読書だそうです。)


以前から速く読むことができなくて、
遅読せざるを得なかった私にとっては、
「やっと、時代が私に追い付いたか」
という気持ちですが★


でも、読書に関しての
私が抱える一番の問題は
本を速く読めないことでも、
内容を味わって読めたか、読めないかではなく、
とにかく
読んだ本の内容をすぐに忘れてしまうことです!!

小説を読みはじめても、
登場人物の名前をすぐに忘れてしまい、
ページをいきつ、戻りつ、、、、
365歩のマーチ状態です。

どなたか、記憶にしっかり残る読書法を教えてください!!!

芸術のはじまり??

2010-12-22 09:15:43 | テキトウ美術史(日本)
写真は、コドモ(6)が
「さっきはごめんね」と、お詫びの印で(!?)作ってくれたモノです。
(何なのかは不明、、、オブジェかな??)

でも、こうした
・自分の気持ちを伝える為に何かを創る
・相手を喜ばせたいから、何かを創る、、、、

っていうこと。

これって日頃忘れているけど、
アートのもっとも原始的な、そして本質的なカタチなのでは!?
なんて思ってしまいました。

そして、怒っていたことを忘れて
少し感動してしまった、
親バカな私なのでした。

金山平三の事

2010-12-21 09:12:43 | テキトウ美術史(日本)
金山平三をご存じですか?

昨日(20日)の日経夕刊にその名前を見付け、ハッとしました。


神戸出身の金山の絵は昔、王子公園にあった近代美術館(現・兵庫県立美術館)に
小磯良平の絵と一緒に常設展示されていました。

近代美術館で、ウォーホルやら、抽象表現主義やら、なんやらを観た後に、
常設の金山を観るわけですが、
これが若い(←いろんな意味で)私の眼には、
とっても地味に見えるのでした。


近代美術館以外では観たこともないし、
この人はだれなんやろ、、、???
と思って
早、10数年。

この記事で、久しぶりに絵をみたら、
「めっちゃいい!!!」


記事によると、金山は孤高の風景画家だったようです。
また日本で油絵の具を使った絵画(=洋画)をどう描くかを追求しつづけた人だったようです。


いまになって、やっとこの良さが理解できます。

ああ、私の眼も10数年の歳月を経て
少しはいろんなモノがみえるようになったようです。

年末の、大掃除してる手が止まる

2010-12-20 08:43:02 | テキトウ美術史(日本)
タイトルで1句詠んでみました。

手を止めた犯人は、たまりに溜まったTVブロスのバックナンバー達。

ずっと大切に置いていたのですが、
ショックな事に、ピピピクラブで話題になっている芸能ネタ、
なんのことやったか、すっかり忘れてしまって、
笑えないんデス、、、。
当時は爆笑したはずなのに、、、、。
人の噂も、、、とはよく言ったものですね。

今、話題の海老蔵さんや、キャンドルジュンさんの事も、
「え!?そんなことあったっけ???何やった??」と思う日が
確実にやってきます。

でも神田くんのことは、全然忘れていませんよ!!
水嶋ヒロさんのことも忘れない自信アリです!!!
(12/25号、5ページ下)

新聞大好き!

2010-12-19 13:46:20 | テキトウ美術史(日本)
今日から新聞を、もう1誌とることにしました。

新聞大好きな私にとっては、これは1種の「大人買い」。

活字中毒ならぬ、新聞紙中毒なんで、情報を仕入れる、とか、カシコクなろう!!というわけではありません。


それにしても、読み尽くせ無い程の新聞に囲まれるなんて、、、、
あ~大人になってよかったです★

活字離れ、新聞離れが叫ばれる昨今。時代に逆行もいいところですが、、、。

獨立展集 昭和8 年

2010-12-18 09:25:14 | テキトウ美術史(日本)
日本画がつづきましたので、昭和前期の洋画・獨立展集のご紹介です。

素敵な表紙は三岸好太郎。そう、お気付きのように図版がカラーになっています。

この図録をみていると、当時ピカソ、マチスの影響力がいかに大きかったかがよくわかります。

ピカソやマチス自身も、自分の創作が、極東の若者たちをここまで感化していたとは、思いもよらなかったでしょう。