湘南ゆるガシ日和 ・・・急がず、休まず

湘南でゆるゆら暮らしココロ赴く先へガシガシ出かけるライター山秋真が更新。updated by Shin Yamaaki

ゴージャスBBQ:手打ちうどん・鎌倉野菜・炭火焼さんま

2009-09-14 17:21:55 | 食/おいしいもの
恒例のゴージャスBBQのメインメンバーが
親友・トキさんの家に集まった。

女性誌『STORY』の読者モデルもするケイさんは、
おしゃれなだけじゃなく料理上手。
最近は手打ちうどんに凝っているということで、
もってきたのは山ほどの手打ちうどん。

今回は7人分と多いから前日に仕こみ、一晩寝かせたとか。
それを、有志がさらにもう少し踏んでから、
食べやすいように切ると、こんな感じ。



大鍋にたっぷりの湯を沸かすと、ケイさんは
手際よく打ち粉を落としながら、うどんを投入。



ウッドデッキでは、トキさんが鎌倉野菜の天ぷら作り。
地元志向のおかげか、地場野菜が手に入りやすくなった。
10年前には聞かなかった「鎌倉野菜」という呼び名も
いつの間にか定着している。

山ほどの鎌倉野菜に衣をまぶし、油で揚げる。
丸い輪っかになっているのは、長いインゲン豆。



下の写真は、四角豆と、輪っかにしたインゲン豆を揚げているところ。
ビール片手に、揚げたてを塩で楽しむ。


酒ジャーナリストのゴンさん(ジョン=ゴントナーさん)が
七輪に炭火を起こしておいてくれたので、わたしは
根室の秋刀魚を焼きはじめる。

さかなを焼くときは強火の遠火で、というけれど、
たしかに、火との距離がけっこう難しい…。
なにしろ、脂ののりきった根室のさんまだ。
焼けるにつれ脂が火のうえに落ち、火力は増すばかり。

BBQ達人のヒロさんが庭の隅からレンガを探してきて
七輪のうえに置いてくれ、すこし一息ついた。

とはいえ、
この大きなさかなをひっくり返すという一大事が残っている。
達人は網をもう1枚もってきて、2枚の網で秋刀魚をはさむと
余裕でひっくりかえした。いや、お見事…。



おかげで秋刀魚は炭になることもなく、ボロボロにもならず、
初めてにしてはまずまずの焼き具合。
ただし、途中からわたしはほとんどギャラリーと化していた気が
しないでもない…。炭火で秋刀魚をやく道は、かなり険しい。

台所では、ピカピカのうどんも茹であがった。
流水でよく洗ってからウッドデッキに運び、
しょうが・ねぎ・みょうがなど好みの薬味とともに、ざるで食す。
鎌倉に居ながらにして「ここは讃岐か?」と思う味。



今宵のゴンさんセレクトの日本酒。
左が、仙台の銘酒・勝山の「純米大吟醸 懸けしぼり」。
芳醇な香にうっとり。スルスル飲める。

右は、奥羽山系の雪解け水をいかした
秋田県・刈穂酒造の「超怒級 気魂の辛口」。
日本酒度25度と異例の酒。
これはニューウェーブか? 試してみなきゃ。
 


外気が冷えてくると、ゴンさんがちろりで熱燗をつくってくれた。
朱色の部分も錫製なのかな?



熱燗にしたのは埼玉県にある神亀の純米酒。
心身ともに、あたたまる…。



この「ゴージャスBBQ」が楽しいのは
音頭をとるトキさんの人徳によるところが大きいが、
上げ膳・据え膳を決めこむ人が男女ともにいなくて
気持ちがいいことも、大きいかも。

みんなで少しずつ持ちよって、しゃべりながら作って、
おおいに食べて飲み、しゃべりながら片付ける。
それだけのことなのに、なんだか妙に元気になって
「また集まろうね」と笑顔で散っていく。
…この日も、もちろん。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 9.30「祝の島」座談会&10.2... | トップ | 美鈴の9月の菓子/緊迫・上関 »
最新の画像もっと見る

食/おいしいもの」カテゴリの最新記事