中国電力の台船のうち一隻が、
本日10月19日早朝、座礁したようす。
*** *** ***
今日の5時50分ごろ、
相ノ浦沖にいた台船が移動を始めました。
(ちなみに今日の山口県の日の出は6時22分です)
台船は、
上関町と柳井市の中ほどまで進んだところで、
地元で「鵜の瀬(ウノセ)」と呼ばれる、
周辺を航行する人なら知らない人はまずいない瀬に
乗り上げ、座礁しました。
座礁したときには
周囲に祝島の漁船などはまったくおらず、
自分から乗り上げてしまったようです。
陸上から見た人によると、
あの大きな台船が傾いていたとのことです。
……
15:40
座礁した台船は、右側の船底に2m四方のへこみと、
10cmの亀裂があるようです。
普通であれば、ともかく一度、船を港なりに戻して
修理、点検等をするべきなのですが、
中国電力は、いまだに座礁ではなく
船底をこすっただけだと言い張り、
さらに仮に亀裂から浸水しても構造上問題ないから、
このまま作業をするために台船を移動させると、
安全意識のかけらもない方針を
祝島の漁業者に告げたとのことです。
なお海上保安庁は、今回の中国電力の事故について
業務上過失往来危険罪にあたるかどうかを
調査しているとのことです。
(より詳しくは祝島島民の会ブログへどうぞ)
*** *** ***
15日に中国電力が
上関原発予定海域埋めたてのために動かしたのは
大小の船から成る船団3つ。
そのうち大型の船が、3隻の台船だ。
砂を積んで運ぶ船と、
運んだ砂を現場で動かすためのクレーン台船と、
それを海に落としこんで海底を固めていく地盤改良船。
つまり
埋めたてのメインは地盤改良船にかかっていて、
これは「本船」とも呼ぶらしい。
17日(日)夜の時点で
この「本船」は相ノ浦沖にいたと聞いている。
それを夜明け前にひっそり動かして、
5キロほど進んだところで座礁。
なんて危ない判断をする組織なんだろう。
それにしても、本船が座礁とは…。
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