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湘南でゆるゆら暮らしココロ赴く先へガシガシ出かけるライター山秋真が更新。updated by Shin Yamaaki

速報:台船が座礁

2010-10-19 10:42:59 | 祝島沖・上関原発計画

中国電力の台船のうち一隻が、
本日10月19日早朝、座礁したようす。

***  ***  ***
  今日の5時50分ごろ、
  相ノ浦沖にいた台船が移動を始めました。
  (ちなみに今日の山口県の日の出は6時22分です)

  台船は、
  上関町と柳井市の中ほどまで進んだところで、
  地元で「鵜の瀬(ウノセ)」と呼ばれる、
  周辺を航行する人なら知らない人はまずいない瀬に
  乗り上げ、座礁しました。

  座礁したときには
  周囲に祝島の漁船などはまったくおらず、
  自分から乗り上げてしまったようです。
  陸上から見た人によると、
  あの大きな台船が傾いていたとのことです。
  ……
15:40
  座礁した台船は、右側の船底に2m四方のへこみと、
  10cmの亀裂があるようです。

  普通であれば、ともかく一度、船を港なりに戻して
  修理、点検等をするべきなのですが、
  中国電力は、いまだに座礁ではなく
  船底をこすっただけだと言い張り、
  さらに仮に亀裂から浸水しても構造上問題ないから、
  このまま作業をするために台船を移動させると、
  安全意識のかけらもない方針を
  祝島の漁業者に告げたとのことです。

  なお海上保安庁は、今回の中国電力の事故について
  業務上過失往来危険罪にあたるかどうかを
  調査しているとのことです。

(より詳しくは祝島島民の会ブログへどうぞ)
***  ***  ***

15日に中国電力が
上関原発予定海域埋めたてのために動かしたのは
大小の船から成る船団3つ。
そのうち大型の船が、3隻の台船だ。

砂を積んで運ぶ船と、
運んだ砂を現場で動かすためのクレーン台船と、
それを海に落としこんで海底を固めていく地盤改良船。

つまり
埋めたてのメインは地盤改良船にかかっていて、
これは「本船」とも呼ぶらしい。

17日(日)夜の時点で
この「本船」は相ノ浦沖にいたと聞いている。
それを夜明け前にひっそり動かして、
5キロほど進んだところで座礁。

なんて危ない判断をする組織なんだろう。
それにしても、本船が座礁とは…。

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