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『神は銃弾』

2024-12-31 14:03:45 | 映画
『神は銃弾』 (2023年、アメリカ、2時間36分)を観た。
事務の仕事を主にしている保安官ボブの元妻が自宅で残忍に殺され一緒に暮らしている娘が姿を消した。
新聞記事を見て悪魔崇拝のカルト集団の犯行と気付いたケースはボブに連絡を取る。かつてそのカルト集団と行動を共にしていてその凶悪さを知るケースはボブ自らが助け出すしか娘を救う方法は無いと伝えその協力を申し出る。

最初の犯行シーンがめちゃくちゃ恐ろしくてこの先どんな恐ろしい事が待っているんだろうと恐怖と共に期待も有ったが最初のを超すほどの恐怖は無かった。人体破壊描写は全編えげつない。
しかしでも実際にああいうカルト集団はいるのだとするとそれは恐ろしい。
カルト集団のリーダーは人を殺す事になんの感情も持っていないが毒蛇を弄ぶ時には狂喜の感情を爆発させる。蛇振り回して。そういう儀式だったのか。そういった所は恐ろしいと言うより不気味と言うのでもなくて滑稽と言うのが近い様な気がした。
得体の知れない恐怖も化けの皮を剥がせば結局は欲にまみれた人間の仕業で、それに巻き込まれてしまった本作の中では羊と呼ばれていた善良な市民はただ単に運が悪かっただけなのだろうか。羊飼いである神が与えた試練だとしたら神も酷い試練与え過ぎなんじゃないかと思うが。試練を乗り越えるための暴力は赦されるから神は銃弾なのか。


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