彼の名前はカズキ。そう、あのスペース・カズキだ。これまでも宇宙のごく一部の界隈では宇宙一サラッとした奴として知る者は知っていた。それが今や誰もが知るあのスペース・カズキだ。
スペース・カズキの名前が知れ渡った最初の理由は彼が宇宙の中心を発見した事にある。
あんなのは宇宙の中心なんかじゃあ無い。とか、色色と難癖をつける輩はどこにでもいるものだが、本物かどうかの判定は惑星丸ごとをAI化させた惑星AIその三種に委ねられている。一種でも0%の判定を下せば問答無用で却下される。仮に二種が50%以上の判定を下したとしても残りの一種が0%なら即刻却下。
カズキの場合は特殊で三種ともが1%の判定を下した。
これをどうとるかでいまだ論議は続いている。宇宙の中心(仮)にするという案も出ているようだがどうなる事だろう。
「いやぁでもしかしビックリしたなあ。宇宙の中心に辿り着くと宇宙の裏側に行けるとは思わなかったよ。んで裏の裏が表じゃないって所に超マジビビったし。行けば行くほどどんどん裏に裏に行ってもう二度と戻れないんじゃないかと思って宇宙の裏側でわんわん泣いちゃった。
真っ暗闇の中で泣き疲れ果てた時に白い光が見えてそこに向かったら戻れたんだけど不思議な体験だったなあ。
今でも本当に元に戻れたのか確信は無いんだけどさ。」
とは彼が初対面の私にフランクに語ってくれたエピソードの一つだ。
宇宙の中心の発見者。それが彼の名前が宇宙に知れ渡ったきっかけではある。それをさらに全宇宙規模まで拡大させたのは彼の名前を冠した学園ドラマ『3年μ組スペカズ先生』の放送が決定的だった。
主人公の名前がスペカズ・サ=カモトであるという事だけではあるが、ドラマ内で度々主人公がカズキの事をリスペクトした事によって全宇宙のじいちゃんばあちゃん父さん母さん坊ちゃんお嬢ちゃんに幅広く知れ渡った。
なによりもドラマの内容が素晴らしかった。特に第2シーズンの多元宇宙における第3次受験戦争とそれによって引き起こされた学校内暴力がスペース・サクラ中学にも及ぶ中で、暴力を生んだ原因は社会からの偏見や差別が根底にあると訴えるスペカズ先生の姿に全視聴者が涙したと言われている。
スペカズ先生の口癖「そげん言ってもしょんなかけん」はその年の宇宙流行語大賞に選ばれた事は皆さんもご存知の事だろう。
この度待望のスペカズ先生劇場版の製作が決まり驚くことにその主役はカズキが演じるという。
その事でテレビドラマ版の主役キム・タク氏との不仲説も浮上したが、根も葉もない噂話に過ぎないとカズキは完全否定し、タク氏は沈黙を貫いている。
演技経験ゼロのカズキにスペカズ先生を演じきれるのか?それは誰もが不安に思う事だろう。しかし私は言いたい。不安など何一つ無いのだと。カズキの演じるスペカズ先生に大いに期待しよう。
彼のスペース探偵時代からのモットー、依頼された仕事は完璧にやり遂げる。はもうすでに実証されているではないか。
彼は宇宙の中心の発見者スペース・カズキなのだ。
スペース・カズキの名前が知れ渡った最初の理由は彼が宇宙の中心を発見した事にある。
あんなのは宇宙の中心なんかじゃあ無い。とか、色色と難癖をつける輩はどこにでもいるものだが、本物かどうかの判定は惑星丸ごとをAI化させた惑星AIその三種に委ねられている。一種でも0%の判定を下せば問答無用で却下される。仮に二種が50%以上の判定を下したとしても残りの一種が0%なら即刻却下。
カズキの場合は特殊で三種ともが1%の判定を下した。
これをどうとるかでいまだ論議は続いている。宇宙の中心(仮)にするという案も出ているようだがどうなる事だろう。
「いやぁでもしかしビックリしたなあ。宇宙の中心に辿り着くと宇宙の裏側に行けるとは思わなかったよ。んで裏の裏が表じゃないって所に超マジビビったし。行けば行くほどどんどん裏に裏に行ってもう二度と戻れないんじゃないかと思って宇宙の裏側でわんわん泣いちゃった。
真っ暗闇の中で泣き疲れ果てた時に白い光が見えてそこに向かったら戻れたんだけど不思議な体験だったなあ。
今でも本当に元に戻れたのか確信は無いんだけどさ。」
とは彼が初対面の私にフランクに語ってくれたエピソードの一つだ。
宇宙の中心の発見者。それが彼の名前が宇宙に知れ渡ったきっかけではある。それをさらに全宇宙規模まで拡大させたのは彼の名前を冠した学園ドラマ『3年μ組スペカズ先生』の放送が決定的だった。
主人公の名前がスペカズ・サ=カモトであるという事だけではあるが、ドラマ内で度々主人公がカズキの事をリスペクトした事によって全宇宙のじいちゃんばあちゃん父さん母さん坊ちゃんお嬢ちゃんに幅広く知れ渡った。
なによりもドラマの内容が素晴らしかった。特に第2シーズンの多元宇宙における第3次受験戦争とそれによって引き起こされた学校内暴力がスペース・サクラ中学にも及ぶ中で、暴力を生んだ原因は社会からの偏見や差別が根底にあると訴えるスペカズ先生の姿に全視聴者が涙したと言われている。
スペカズ先生の口癖「そげん言ってもしょんなかけん」はその年の宇宙流行語大賞に選ばれた事は皆さんもご存知の事だろう。
この度待望のスペカズ先生劇場版の製作が決まり驚くことにその主役はカズキが演じるという。
その事でテレビドラマ版の主役キム・タク氏との不仲説も浮上したが、根も葉もない噂話に過ぎないとカズキは完全否定し、タク氏は沈黙を貫いている。
演技経験ゼロのカズキにスペカズ先生を演じきれるのか?それは誰もが不安に思う事だろう。しかし私は言いたい。不安など何一つ無いのだと。カズキの演じるスペカズ先生に大いに期待しよう。
彼のスペース探偵時代からのモットー、依頼された仕事は完璧にやり遂げる。はもうすでに実証されているではないか。
彼は宇宙の中心の発見者スペース・カズキなのだ。