goo blog サービス終了のお知らせ 

gooブログはじめました?

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

マダム・マロリーと魔法のスパイス

2014-12-21 21:03:40 | マ行の映画

マダム・マロリーと魔法のスパイス (集英社文庫)

『マダム・マロリーと魔法のスパイス』
"THE HUNDRED-FOOT JOURNEY" (2014・インド=アラブ首長国連邦=アメリカ・2h02)
監督 : ラッセ・ハルストレム
出演 : ヘレン・ミレン、マニシュ・ダヤル、シャルロット・ルボン、オム・プリ








インド料理店を開店しようとインドからヨーロッパへと渡った一家が何かの導きによってフランスの片田舎で店をオープンさせる事となったが道を挟んだ向かいには頑固な女主人の経営するフレンチレストランが有った。



インド人家族の物語という事でインド映画を意識しているように思えた。波乱万丈な運命を都合のいいスピリチュアルでハッピーエンドへと持ち込む。

そこそこ楽しめてはいたが主人公が都会に出て成功と挫折を味わうくだりは必要有ったのかなあという感じだった。
以前のラッセ・ハルストレム監督作品だったら無かったんじゃないかと思うが。
なんかラッセ・ハルストレム監督もハリウッド映画のハートウォーミング作品請負人っていうポジションにすっかり納まってしまったような。
スピリチュアル感を出すためなのかJJレンズフレアも取り入れたりして。
https://www.google.co.jp/search?q=lens+flare+jj&rlz=1C1SNJC_jaJP509JP586&espv=2&biw=1287&bih=951&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ei=5O-VVLzlN8vx8gWWu4HgBQ&ved=0CAYQ_AUoAQ


ミニスキュル ~森の小さな仲間たち~

2014-11-10 19:15:09 | マ行の映画


『ミニスキュル ~森の小さな仲間たち~』
"MINUSCULE -LA VALLEE DES FOURMIS PERDUES" (2013・フランス・1h29)
監督・脚本 : エレーヌ・ジロー/トマス・ザボ



人類が森に遺した食糧資源を巡り黒アリと赤アリの間で抗争が勃発する。たまたまその場に居合わせた一匹のてんとう虫が黒アリ側につく事となった。



時間的に丁度良かったので眠めの所を無理して行ったら途中から睡眠状態に落ちかけては目を覚ますの繰り返しをしてしまった。

全編登場する虫たちが人間の言語を喋らず虫語的な音を発する。そのため話の内容の大まかな所は理解できるものの、細かい所は観ている側各々で想像しなければならない作りになっていて。細かい所を想像している内に映画から意識が離れて睡眠状態に入ってしまった。という事を言い訳にしてみる。



物語は結構ハード路線。虫たちの弱肉強食な世界がダイナミックに描かれている。もっとちゃんと観ていたらもっと面白く思えたかもしれない。
ハードな中でてんとう虫と黒アリの友情(?)がほのぼのとしていて良かった。黒アリの触角でてんとう虫の外羽をポポポンと叩くコミュニケーションが可愛らしかった。



虫たちのアニメーションキャラクターデザインとしての目が気になった。ただの丸書いてちょんで。あの目でいいのかあの大きさでいいのか、そもそもあの目をつけるべきだったのか。
印象には残るのでその点ではいいのかもしれないが。


ミリオンダラー・アーム

2014-11-10 17:37:55 | マ行の映画

ミリオンダラー・アーム (集英社文庫)

『ミリオンダラー・アーム』
"MILLION DOLLAR ARM" (2014・アメリカ・2h04)
監督 : クレイグ・ギレスピー
出演 : ジョン・ハム、スラージ・シャルマ、マドゥル・ミッタル、ピトバッシュ、レイク・ベル、アラン・アーキン、ピル・パクストン









有力選手を新規に獲得出来ず経営に苦しむスポーツ代理人の男は有望な新人を発掘しようとベースボール未開の地大国インドに目をつける。



メジャーリーグベースボール初の二人のインド人選手の契約に至るまでの物語をドラマチックな娯楽映画としてきっちりと仕上げているのが流石ディズニー、流石ハリウッドといった所。
主人公の下で働くインド人アシスタントの人の見せ場が良かった。



契約までの物語なので二人がその後メジャーで活躍したのかは分からない。エンドロールで実際の写真が見れるがどうもあまり活躍は出来なかったみたいに思える。サウスポーの人の方の写真が多かったのはきっとそういう事なのだろうと察する。
現代のインターネット社会において調べるのは簡単だろうけど調べると残念な事になりそうな気がするので調べない。



アラン・アーキン演じるベテランスカウトマンが自分の用事が済んだらさっさとその場を去るのが『プリティ・リーグ』のジョン・ロヴィッツを思い起こさせるが、その後に再登場させるのがディズニーならではなのか。ディズニーじゃなくても再登場させるか。オスカー俳優アラン・アーキンだし。
役目が終わったらスパッと退場とした方が旅から旅へのスカウトマン稼業って感じがしていいんじゃないかなあと思えるが。
110520.jpg



主人公の家の下宿人(?)の女性が台詞で「きっとうまくいく」と言っていたがあれは翻訳の上でのサービスなのだろうか。
きっと、うまくいく [DVD]

きっと、うまくいく [DVD]

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD




メジャーリーグにおけるアジアでのスカウト事情はどうなっているのかが話題となった時、中国、台湾、南朝鮮が話に上がって次は日本かと思ったらオチとして北朝鮮がきてがっかりしたが、それは野球事情によるのではなく日本の洋画離れによってなのではないだろうか。そこで日本の事を出してもどうせ日本人はこの映画観ないだろうしという事で。
日本の洋画離れが進むとハリウッド制作サイドでの日本離れも進むのかもしれませんね。


メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー

2014-10-26 08:14:56 | マ行の映画

ポスター アクリルフォトスタンド入り A4 メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー 光沢プリント

『メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー』
"METALLICA THROUGH THE NEVER" (2013・アメリカ・1h32)
監督・脚本 : ニムロッド・アーントル  脚本・出演 : ジェームズ・ヘットフィールド/ラーズ・ウルリッヒ/カーク・ハメット/ロバート・トゥルージロ
音楽 : メタリカ
出演 : デイン・デハーン






ヘビメタバンド、メタリカのライブとイメージ映像。



ヘビメタは映画の中で掛かるのを耳にするぐらいでほとんど聴かないので初めの方は各曲の違いが分からなかった。
ミディアム(スロー?)テンポの曲はそんなにやかましくなくてカッコいいなあと思えた。が今となってはどんな曲だったか思い出せない。

ライブで4人であの音を出せんのが凄いなあと。間違えないし。と、プロのトップアーティストの方に対して失礼な感心の仕方をしてしまう。



『ジャージー・ボーイズ』を観た後だと多分メタリカにも長年のバンド活動の間に色々な出来事が有って(ウィキペディアを見たらやっぱり色々有ったみたい。バンド内いじめ問題とか。ウィキペディアを無闇に信じてはいけないらしいが。)、それでもバンドを続けてきたから現在が有るのだと思うとなんだか『ジャージー・ボーイズ』と合わせて感動してしまう。
『ジャージー・ボーイズ』はその場だけではなくて観た後にも何かしら影響が残る作品なのかもしれないなあと本作を観て思った。



デイン・デハーンが出演しているドラマ(?)パートは、バンドか、何かのアルバムか、このライブツアーかのヴィジュアルコンセプトみたいなのをドラマっぽく映像化したように思えた。
ライブ自体にもそのヴィジュアルコンセプトは所々で垣間見れた。メタリカだけではなくヘビメタ全般のライブはこのライブの様に凝った演出を見せるものなのだろうか?



新宿ミラノ3にて。2Dで。3D作品であるけど3D効果はどこら辺に有ったのかは2Dで観たので当然分からないけどその効果はそんなに無かったんじゃないかと想像できる。


マザー

2014-10-26 08:03:47 | マ行の映画

マザー (小学館文庫)

『マザー』
(2014・日本・1h24)
監督・原案・脚本・声の出演 : 楳図かずお
出演 : 片岡愛之助、舞羽美海、真行寺君枝










著名なホラー漫画家楳図かずおの漫画家としての原点は故郷と母親に有った。ホラー漫画と故郷と母親の3点がつながった時、時空はねじ曲がり虚構は現実となって恐ろしい出来事が起こるのだった。



楳図先生の映画初監督作品。
楳図漫画は『まことちゃん』を少しと『漂流教室』を読んだくらい。先生御本人と『まことちゃん』の印象が強くてこの映画でも登場人物が「そうなのらー」とか言うんじゃないかと思ったがそんな事は無くて安心した。グワシかサバラはやったけど。

グワシとサバラの違いはよく分かっていなかった。調べてグワシは難しい方、サバラはヘビメタのハンドサイン(?)と似た形の方だと分かった。という事はスタン・ハンセンのテキサス・ロングホーンとも似ている。親指が違う。

魂のラリアット















『まことちゃん』で印象に残っている回は、まことちゃん一家が列車の食堂車で食事をする事になり全員がカレーライスを頼んだけど一食分足りなくてまことちゃんだけがオムライスになってまことちゃんも一緒にカレーを食べたくて「ビヂグソライス食べたいのらー」と主張するも叶わず食堂車内に「ビヂグソライスー!」の叫びが響きわたる回。

まことちゃん ホチキス STA-01

まことちゃん ホチキス STA-01

  • 出版社/メーカー: ハートアートコレクション
  • メディア: オフィス用品

まことちゃん ホチキス STA-02

まことちゃん ホチキス STA-02

  • 出版社/メーカー: ハートアートコレクション
  • メディア: オフィス用品

まことちゃん メジャー 2個セット

まことちゃん メジャー 2個セット

  • 出版社/メーカー: ハートアートコレクション
  • メディア: おもちゃ&ホビー





楳図かずおというホラー漫画家は登場するがそれは先生本人という事ではなくあくまでフィクション、虚構の中の人物。その虚構の中の人物の脳内の虚構が現実化し恐ろしくも悲しい出来事が起きるというのは面白いと思ったが、そのややこしさがもう一つ説明しきれていない様に思えたしそのためにホラー映画の映像としての面白さが出なかったんではないかと思った。


舞妓はレディ

2014-09-25 20:24:11 | マ行の映画

舞妓はレディ

『舞妓はレディ』
(2014・日本・2h15)
監督・脚本 : 周防正行
出演 : 上白石萌音、長谷川博己、富士純子、岸部一徳








一人の少女が舞妓デビューするまで。



体感時間がむちゃくちゃ長かった。3時間超ぐらいに感じた。
あまり興味の無い題材という事も有るし、初めの方の京都特有のいけ好かない感じに拒否反応を起こしてしまった事も有る。そしてミュージカルという事で。
それらが有ってそれよりも何より物語の構造が正直言って失敗しているのではないかと思う。
少女の成長物語というメインのストーリーが有って、そこにあれやこれやとサイドストーリーや監督のカミさんフィーチャーをくっつけた結果、そのサイドストーリーの収拾をクライマックスに集約するのではなく。あれやこれやのサイドストーリーのそれぞれの結末をそれぞれバカ丁寧に描いているために終盤でだらだらだらだらと物語を垂れ流し続ける羽目になってしまったのではないか。観ていてこのまま永久に終わらないんじゃないかと思った。



ミュージカルとしては歌も上手いしダンスも上手い(ラストシーンのダンスはキレまくっていた)芸達者少女を抜擢したという事が最大の功績ではないかと思う。

上白石萌音(かみしらいし・もね)さんには同じ芸能界で活躍している上白石萌歌(かみしらいし・もか)さんという妹さんがいるそうで。上白石姉妹(かみしらいし・しまい)として既に有名らしい。髪白井獅子舞(かみしらい・ししまい)ではなく。



岡本舞子さんは現在一児の母だそうです。



物語る私たち

2014-09-24 20:20:09 | マ行の映画

ポスター アクリルフォトスタンド入り A4 パターンB 物語る私たち 光沢プリント

『物語る私たち』
"STORIES WE TELL" (2012・カナダ・1h48)
監督・出演 : サラ・ポーリー
出演 : マイケル・ポーリー、ダイアナ・ポーリー、ハリー・ガルキン、レベッカ・ジェンキンス、ピーター・エヴァンス、アレックス・ハッツ








女優サラ・ポーリーの自分の家族についてのドキュメンタリー。



『リヴァイアサン』は客観的立場で撮られたドキュメンタリーだったけど、こちらはサラ・ポーリー監督の主観や意図によって作られたドキュメンタリーであったと思う。
サラ・ポーリーの母親(故人)について家族、友人、関係者が語る事で母親の人物像を浮かび上がらせ、そして母親が隠していた秘密に迫る。
母親の人物像については概ね語られる事は一致している。アメリカの平野レミさんといった印象を受けた。
しかし所々で食い違いも有り。それは語る側それぞれの主観が入るから当然の事である。という事を表わしたかったのだろうと思う。
もし母親が生きていて自分の事を語ったら他人が思っていたのとは全く違ったりするのかもしれない。

家族の一員であるサラ・ポーリーだけはこの映画の中では母親については何も語らないが、この映画自体がサラ・ポーリーの想いを伝えているのだろうと思う。
母親については同性なのでしょうがないなと思いつつも分からないでもないといった所なのでは。それが監督作の『テイク・ディス・ワルツ』へとつながっているのかも。

それと母親の秘密について語られる時、それは父親のプライドが傷つけられる時でも有って。
母親の秘密については本作によって公になったという事ではなく。本作以前にマスコミによって暴露されていたよう。それはサラ・ポーリーが有名人だからではあるが。
なんにせよ父親のプライドは多分傷付いたわけで。そんな時に周りはどう思おうが私は父さんの事が大好きという事を伝えたくて本作を撮ったのではないかと思った。



インタビューと再現フィルムによる当時の描写という構成。再現フィルムが再現フィルムであるという事には大分経ってから気付いた。
サラ・ポーリーが監督なだけに再現フィルムがフェイクドキュメンタリーとなって最後で大きな仕掛けにつながるのだろうかと思ったが特にそういう事は無かった。






マレフィセント

2014-08-08 19:20:52 | マ行の映画

Maleficent

『マレフィセント』
"MALEFICENT" (2014・アメリカ・1h37)
監督 : ロバート・ストロンバーグ  製作総指揮・出演 : アンジェリーナ・ジョリー
出演 : エル・ファニング、シャールト・コブリー、サム・ライリー、イメルダ・スタウントン、ジュノー・テンプル、レスリー・マンヴィル






人間の国の王とふしぎの国の魔女には積年の因縁が有った。王女が誕生した時魔女が呪いをかけた事により二つの国は争いへと向かうのだった。



『眠れる森の美女』で悪役だった魔女マレフィセントの知られざる物語。ブロードウェイミュージカル『ウィキッド』の成功に乗っかった。みたいな解釈をしてもよろしいのでしょうか。



ディズニーアニメ版『眠れる森の美女』は確か日本で初ソフト化されるとかなんだかの際に竜が出ているシーンが素晴らしいとかなんとかの噂を聞いて観た事が有るが、今となっては内容の方はほとんど覚えておらず、竜が素晴らしかったのかどうかも覚えていない。

しかし、本作で長年悪役であったマレフィセントを今更そうではなかった。とするのはディズニー自らの手で『眠れる森の美女』を否定しているように思えてしまい引っかかる。
それはそれ、これはこれで別々の作品という事で観ればいいのかもしれないが。



97分と無駄に長くない上映時間は歓迎したいところ。でも本来ならもうちょっと時間をかけて描かなければならない所をかいつまんで97分に収めた。という気もした。
そこら辺の物足りなさが有りながらそこら辺がディズニーらしさだなと思った。


ママはレスリング・クイーン

2014-08-03 20:08:58 | マ行の映画

ポスター アクリルフォトスタンド入り A4 ママはレスリング・クイーン 光沢プリント

『ママはレスリング・クイーン』
"LES REINES DU RING" (2013・フランス・1h37)
監督・脚本 : ジャン=マルク・ルドニツキ
出演 : マリルー・ベリ、ナタリー・バイ、オドレイ・フルーロ、コリンヌ・マシエロ、アンドレ・デュソリエ









スーパーマーケットで働く4人の女性が1人の提案によりプロレスラーデビューする事となった。



かなりな感じでプロレスを甘く見過ぎている様には思えた。そこら辺は『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』的にこちら側が温かく受け止めた方がいいのだろう。
クライマックスのデビュー戦はそんなに上手い事いくだろうかと思いながらもしっかりと盛り上がるし。



マリルー・ベリはプロレスラー体型だし動きも4人の中では一番レスラーのように見えたので元だか現役のレスラーで本作が女優デビューなのかも。みたいに思ったが元から女優さんだった。



自身はベビーフェイス(善玉)志願でありながらその外見からヒール(悪玉)にされてしまった人がヒール好きの女の子に励まされるシーンが良かった。あの女の子も最後のリングに上がっていたのだろうか。チラッと映っていたようにも思えたが。


マイ・ブラザー 哀しみの銃弾

2014-08-01 20:03:29 | マ行の映画

Blood Ties

『マイ・ブラザー 哀しみの銃弾』
"BLOOD TIES" (2013・フランス=アメリカ・2h07)
製作・監督・脚本 : ギョーム・カネ
出演 : ビリー・クラダップ、クライヴ・オーウェン、ゾーイ・サルダナ、マリオン・コティヤール、ミラ・クニス、ジェームズ・カーン、マティアス・スーナールツ、リリ・テイラー、ノア・エメリッヒ





犯罪者と刑事の立場に分かれた兄弟。重大局面において兄弟の絆が最重要視される。



ジェームズ・グレイが製作と脚本に関わっているという事でどこか『アンダーカヴァー』に似た雰囲気を感じたが、本作はフランス映画のリメイクであってそのオリジナルの方に出演していたギョーム・カネが本作の監督を務めたという事。



正直なところクライム・サスペンスとしてはそんなに出来は良くないと思うが、家族のドラマとして観れば主に焦点が当てられる兄弟の行動やその行動に対しての葛藤に家族の絆を描くという意図は十分に成し遂げられているとは思えた。
これでクライム・サスペンスとしても面白かったら良かったけど。



脇役の人たちの面構えが良かった。

ノア・エメリッヒは1990年代から見ていて毛量に関しては若い頃から長い事現状維持をキープしていたように思うが本作でもギリギリの感じでキープしている。現在の写真を見るとそうとも言えない感じだが。



そう言えば上下黒帯有り、プラス左右にも黒帯(帯?)有りなのに途中で気付きそれが気になって映画に集中出来無い所が有った。そういうサイズなのだろうか?


ミスターGO!

2014-07-07 19:16:20 | マ行の映画

【映画パンフレット】 ミスターGO!監督 キム・ヨンファ キャスト オダギリジョー シュー・チャオ  ソン・ドンイル

『ミスターGO!』
(2013・韓国・2h13)
監督・脚本 : キム・ヨンファ
出演 : シュー・チャオ、ソン・ドンイル、キム・ガンウ、オダギリジョー








韓国プロ野球界はローランドゴリラの打撃技術を認めプロ野球選手としての登録を認めた。



ネタバレ有。



『少林サッカー』的な有り得ない事を力技で有り得させてしまうスポーツコメディを期待していたけど、そこは韓国映画ならではで感動狙いの人情ドラマが幅を利かせる。

実の所ゴリラの保護者である少女とゴリラの間では少女にはゴリラの意思などは通じていなかったのだ。という驚きの事実が隠されていたけど、だから何?という感じではあった。

第二のプロ野球ゴリラ選手の凶暴なマウンテンゴリラとそのゴリラで一獲千金を狙うやくざ者との間にはお互いに社会のはみ出し者という共通意識からごくごく自然に意思が通じ合っていて。
その一匹と一人が影響を与えたのかどうかは分からないが少女がゴリラに対して本当に心を開いて意思が通じ合う。みたいな事で感動させようとしていたみたいだけど正直なところ感動はしなかった。

気付くのが遅過ぎかもしれないがこの映画は野球版の『キング・コング』を目指していたのかも。と、ふと気付いた。それならば人間とゴリラの心の交流を描く物語は全く持って正しいと言える。
『少林サッカー』を期待した事が間違いだったのかもしれない。



ローランドゴリラは守備の方はからっきしの様なので代打専門の出場。初期のあぶさんみたいな感じ。
あぶさん~栄光の軌跡~ 酔いどれ代打 (My First Big SPECIAL)












もし全試合に出場したとして1試合につき1打席限定とは言ってもほぼ10割ホームランの様なので韓国プロ野球が1シーズンで全何試合あるのかは分からないけど100試合だとしてホームランは100本近く打ち、ほぼ10割ホームランなら当然走者を置いた場面での起用となるので200打点以上400打点近い。しかし代打専門では規定打席に達しないので10割近い打率でも首位打者にはなれず。
そんな実際には有り得ない事を考えるとやっぱり『少林サッカー』を目指した方が良かったんじゃないかなあと思う。


魔女の宅急便

2014-04-07 20:18:44 | マ行の映画

「魔女の宅急便」 オリジナル・サウンドトラック

『魔女の宅急便』
(2014・日本・1h48)
監督・脚本 : 清水崇
出演 : 小芝風花、広田亮平、尾野真千子、山本浩司、浅野忠信






魔女の少女が本物の魔女となるためには親元から離れた所での1年間の修行が必要だった。



ジブリアニメ『魔女の宅急便』の原作を実写映画化。監督が『呪怨』などこれまでホラー作品を主に(ほとんど?)撮ってきた清水崇監督という事でどんな作品になるのかが分からない所が有ったけど、少女の成長物語としては爽やかな作品に仕上がっていた。
これまでのホラーテイストを感じさせる所もちらりと有った様にも思えたけど、それは狙いなのかこっちが勝手にそう思っただけなのか。



アクションシーンでは宮崎アニメのアクションシーンを意識に置いているのかも。トンボが大活躍で良かった。

飛行シーンも良かった。全てがCG処理ではなく、レトロと言うか人力でふわりと浮き上がる感じが良かった。



立派な魔女になるための修行とは人間でいう所の立派な社会人になるための試練という事なのだろう。
社会に認められるためにはその社会において役に立つ存在であるという事を示さなければならず。それを示す事が出来たのならばそれまであなたの存在自体を否定してきた周囲の人間も掌返しであなたを温かく迎え入れてくれますよと。
本作においてその掌返しが絵に描いた様な見事な掌返しだったのが気持ちの悪い所ではあった。
それも社会の厳しさという事なのか。確かに掌返しは世の常だし自分も得意とする所ではある。
立派な魔女(=社会人)になるにはその社会の気持ち悪さも甘んじて受け入れなければならない。

その気持ち悪い部分はジブリアニメの方には無かったと思うのだけど原作の方には有るのだろうか。


マチェーテ・キルズ

2014-04-03 19:08:08 | マ行の映画

Machete Kills

『マチェーテ・キルズ』
"MACHETE KILLS” (2013・アメリカ・1h48)
製作・監督・原案・撮影・編集・音楽 : ロバート・ロドリゲス
出演 : ダニー・トレホ、ミシェル・ロドリゲス、アンバー・ハード、メル・ギブソン、カルロス・エステベス、デミアン・ビチル





不死身の男マチェーテがアメリカ国大統領からの仕事を引き受ける。



安定したマチェーテクオリティ。不死身キャラが確定したマチェーテが大暴れする。
後は話題性のあるゲストスターをいかに集められるのかにかかっているといった所。今回も話題性だけは十分にあったと思う。



次回作『マチェーテ宇宙編』の前フリを大々的に行っているけど、次回作が有るとして『宇宙編』とは全く違う話しをやりそうな気がする。
その時に観客からの「宇宙編は?!」というツッコミによって本作は見事に完結するのでは。


メイジーの瞳

2014-03-05 21:33:51 | マ行の映画

What Maisie Knew [DVD] [Import]

『メイジーの瞳』
"WHAT MAISIE KNEW” (2012・アメリカ・1h39)
監督 : スコット・マクギー/デヴィッド・シーゲル
出演 : オナタ・アブリール、ジュリアン・ムーア、スティーヴ・クーガン、アレキサンダー・スカルスガルド、ジョアンナ・ヴァンダーハム







女性ロックシンガーとイギリス人美術商夫婦の一人娘メイジー(6歳)。夫婦仲は良好ではなくメイジーを取り巻く環境はめまぐるしく変化する。



良い映画だった。そしてアレキサンダー・スカルスガルドの好感度が果てしなく上がり続ける映画だった。それは現在もなお上がり続けているのかもしれません。今頃は火星辺りに。



メイジーの子守の女性を主人公としたロマコメという作りも可能ではないかと思う。そこを全編メイジー目線からの物語とした事で現代の家族の形を描く社会派な面を持つヒューマンドラマでありつつ、少女を主人公としたほのぼのとしたファミリードラマであり、脇では美男美女のロマコメが展開されながらもそれらが一つの物語としてしっかりとまとまった良作になったのだろう思う。


マイティ・ソー/ダーク・ワールド

2014-02-19 21:17:24 | マ行の映画

Marvel's Thor: The Dark World - The Art of the Movie (Slipcase)

『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』
"THOR: THE DARK WORLD” (2013・アメリカ・1h52)
監督 : アラン・テイラー
出演 : クリス・ヘムズワース、ナタリー・ポートマン、トム・ヒドルストン、アンソニー・ホプキンス、カット・デニングス、ステラン・スカルスガルド、レネ・ルッソ、イドリス・エルバ、浅野忠信




光の存在する前の暗黒の世界の住人たちが世界を再び暗闇で包もうとしていた。



1作目よりも内容が濃くなり映像的にも充実した作品だったと思うが、大雪の日に観たのが良くなかった。観ている最中に帰りの電車の事の方が心配になってしまい映画に集中出来なかった。だからと言ってもう1回観直したいという事は無く。

新宿ミラノ1にて。



今回イギリスが舞台になったのはアメリカで事件が起きると他のアベンジャーズがやって来てしまうからだろうか。
この後に公開される『キャプテン・アメリカ2』はどうなるのでしょう。



浅野さんはレギュラーとして一応出ていたが3作目が有った時には出番が無さそうな感じだった。

華々しいレッドカーペットのあまり照明が当たっていない所での浅野さん
140219.jpg