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めまい

2014-02-19 19:26:39 | マ行の映画

Vertigo [DVD] [Import]

『めまい』
"VERTIGO” (1958・アメリカ・2h08)
製作・監督 : アルフレッド・ヒッチコック
出演 : ジェームズ・スチュワート、キム・ノヴァク、バーバラ・ベル・ゲデス、トム・ヘルモア








高所恐怖症を発症した事により刑事職を辞した男が古い友人から友人の妻の素行調査を依頼される。



主人公は冒頭のピンチからどうやって脱したのだろう?



新宿ピカデリー 「スクリーン・ビューティーズvol.3 ヒッチコックとブロンド・ビューティー」にて



ネタバレ有。



ヒッチコック作品中最高傑作という声も上がるほどの作品。
どこら辺が最高傑作なのかよく分からず。結末にはなんだそれと思った。

ブライアン・デ・パルマ監督作品『殺しのドレス』の元ネタとなっている事がよく分かってその点で良かった。

ヒッチコック監督の出演シーンは気付かなかった。



ジェームズ・スチュワート出演作品を観るのは今回が初めて。出演した名作の数々をことごとく観ていない。

本作での後半の狂気っぷりが良かった。悪役を一度も演じた事が無い(ウィキペディアより)らしいのでそういう感じの演技は貴重なのだろうか。

狂気によって高所恐怖症を克服するが同時に愛する女性を死に至らしめてしまう。その皮肉がこの映画の面白い所なのかも。


もらとりあむタマ子

2014-01-24 19:36:54 | マ行の映画

もらとりあむタマ子(映画ノベライズ)

『もらとりあむタマ子』
(2013・日本・1h18)
監督 : 山下敦弘
出演 : 前田敦子、康すおん、伊東清矢、中村久美、富田靖子、鈴木慶一








大学卒業後実家に居座り続けるタマ子の秋から夏までの一年。



上映もそろそろ終わってしまうんじゃないかという時期になって観た。やっぱり山下監督の作品だし(『苦役列車』は観なかったけど)、何より誰も死なない日本映画の様なので。



面白かった。特に何が起こるわけではないけど、特に何も起こらない話を面白いように見せてしまうのは山下監督ならではないかと思う。

前田のあっちゃんさんも良かった。ルックス的にはミスキャストではないかと思うが本作はアイドル映画としての面も持ち合わせているはずで(エンドロール後のおまけでそれは証明されていると思う)そのアイドル映画と山下作品を一つにまとめさせたのがあっちゃんの存在なのだろうと思う。



タマ子のお父さん役、写真館の息子役の人があっちゃんとは違うベクトルの存在感が有って良かった。
富田靖子さんは変わらず可愛いままだった。
もし続編が有るなら甲府スポーツと写真館ジュニアをメインとした二人それぞれの恋愛模様を観てみたい。あっちゃんはサプライズゲスト的な出演で。


魔女っこ姉妹のヨヨとネネ

2014-01-15 19:25:56 | マ行の映画


『魔女っこ姉妹のヨヨとネネ』
(2013・日本・1h40)
監督 : 平尾隆之
声の出演 : 諸星すみれ、加隈亜衣、沢城みゆき、櫻井孝宏、佐々木りお、本田貴子、氷上恭子



魔の国ののろい屋ヨヨが横浜で起きる怪現象に立ち向かう。



良質のアニメーション。

『リトルウィッチアカデミア』とは何か関係が有るのかと思っていたけど全く関係なかった。
『リトルウィッチアカデミア』はあれだけで終わるのは勿体無いなあと心の片隅で薄っすらと思っていたけどどうやら続編の製作が決まったとかなんとからしい。
本作の続編も決まるといいですね。



魔の国とこっちの世界が臨戦間近となり魔の国の主力戦艦が船首だけをこっちの世界に突っ込ませて主砲をぶっ放すというシチュエーションには『マクロス』のダイダロスアタックを思い出さずにはいられなかった。
『ヤマト』あたりにも船首だけ突っ込ませて波動砲発射なんていうのも有りそうな気がするがどうなんだろう。



主役の声の人が14歳と知って驚き。


名探偵ゴッド・アイ

2014-01-09 20:11:20 | マ行の映画


劉徳華と鄭秀文の8年ぶりの共演作香港映画/盲探 Blind Detective (DVD) 台湾盤


『名探偵ゴッド・アイ』
"盲探” (2013・香港・2h10)
製作・監督 : ジョニー・トー
出演 : アンディ・ラウ、サミー・チェン、グォ・タォ、カオ・ユアンユアン、ラム・シュー






元刑事のジョンストンは刑事時代に捜査に集中し過ぎたあまり失明してしまい盲目の探偵となった。ある事件をきっかけに知り合った女性刑事から過去の失踪事件の捜査を依頼され二人はコンビを組む事となる。



面白かった。脚本が『マッスル・モンク』『MAD探偵』のワイ・カーファイという事でありきたりな作品にはならないだろうと期待していた。
その期待通り、ある意味期待を裏切る面白さ。男女のバディによるミステリーコメディ。そのコメディが予想外に面白かった。

にわかなジョニー・トー監督のファンなのでコメディのイメージはあまり無いけど、フィルモグラフィを見るとコメディと言わず様々なジャンルの作品を撮っている。
その中にはアンディ・ラウと女刑事を演じているサミー・チェンの共演作も何本か有り、本作での二人の相性の良さもお互い気心の知れた仲だから生まれたものなのだろうと思った。



香港映画らしい無邪気なコメディ、ラブロマンスだけではなくジョニー・トー監督らしいアクション、バイオレンス、ワイ・カーファイの脚本らしい一風変わったドラマ、ミステリーと色々と盛り沢山な内容。
なので長い。もうちょっとスッキリさせる事も出来たのではないかと思うがこれだけ色々と詰まっているのがこの映画の面白さでもあるのだろうと思う。


ミッドナイト・ガイズ

2014-01-06 19:21:21 | マ行の映画

Stand Up Guys [DVD] [Import]

『ミッドナイト・ガイズ』
"STAND UP GUYS” (2012・アメリカ・1h35)
監督 : フィッシャー・スティーヴンス
出演 : アル・パチーノ、クリストファー・ウォーケン、アラン・アーキン、アディソン・ティムリン、ルーシー・パンチ、マーク・マーゴリス







28年の刑期を終え出所した男。出迎えに来た旧友と共に一夜のバカ騒ぎを楽しむが男は翌朝10時に運命の帰路に立たなければならなかった。



お年寄り映画は切なくなるので苦手。楽しげにバカをやっていてもそれがほぼ必ず切なさへとつながっていくので観ていて楽しめない。楽しめたとしてもふと冷めてしまう。
『RED』とか『REDリターンズ』がいいのはほとんど切なさを感じさせない所で。お年寄り映画にカテゴリーしていいのかどうかという点はあるが。本作も最終的には『RED』寄りな感じにはなった。



女性出演者の美人率が高かった。アディソン・ティムリンにキャサリン・ウィニック。



クレイグ・シェイファーが出てた。代表作1992年の『リバー・ランズ・スルー・イット』のブラッド・ピットのお兄さん役。
名前だけ憶えててどんな人だったか忘れてたので何の役で出てたかは分からず。


マラヴィータ

2014-01-03 19:25:20 | マ行の映画


★枚数限定ポスター★■傷あり■ [映画ポスター] マラヴィータ (THE FAMILY) [DS tear at side]


『マラヴィータ』
"MALAVITA” (2013・アメリカ=フランス・1h51)
監督・脚本 : リュック・ベッソン
出演 : ロバート・デ・ニーロ、ミシェル・ファイファー、ダイアナ・アグロン、ジョン・ディレオ、トミー・リー・ジョーンズ








証人保護プログラムによって守られているアメリカの元マフィアのボス一家。フランス、ノルマンディの静かな田舎町に越してきた一家には厳しい制約がありながらそれなりの自由も有った。



厳しい言い方をすると後になんにも残らない映画だった。
なんにも残らないというのは言い過ぎかもしれない。大量殺人による死体と、せっかくデ・ニーロ、トミー・リー、ミシェル・ファイファーが揃ったのになんにも残らないのは勿体無いなあという思いは残った。


もうひとりの息子

2013-12-27 19:19:16 | マ行の映画


『もうひとりの息子』
"LE FILS DE L'AUTRE” (2012・フランス・1h41)
監督・脚本 : ロレーヌ・レヴィ
出演 : エマニュエル・ドゥヴォス、パスカル・エルベ、アリーン・オマリ、ハリファ・ナトゥール、ジュール・シトリュク、マハディ・ザハビ



湾岸戦争で混乱する病院でユダヤ人家族とパレスチナ人家族との間での乳児の取り違えが起きた。二つの家族は十数年の時を経てその事実を知る事になるのだった。



ただでさえその事実を知った時にどうすればいいのか難しい事なのに、この場合イスラエルとパレスチナという敵対関係にある国の問題が絡んできてさらに難しい事に。なってはいるけれどこの映画で出している答えは至ってシンプル。
肉親の絆、そして血は繋がっていなくても十数年の間家族として築いてきた絆はそう簡単に崩れるものではなく、国同士の憎しみの関係ですら乗り越えられるであろうと。

個人レベルで憎しみを乗り越えられる事が可能(本作の場合特殊な例ではあるけど)なら個人が集まっている国でも可能なはず。という結論にもなるのだろうけどなかなかそうはならないものですね。


ムード・インディゴ うたかたの日々

2013-12-17 20:03:42 | マ行の映画

L'ecume Des Jours

『ムード・インディゴ うたかたの日々』
"L'ECUME DES JOURS” (2013・フランス・1h35)
監督・脚本 : ミシェル・ゴンドリー
出演 : ロマン・デュリス、オドレイ・トトゥ、ガド・エルマレ、オマール・シー





それなりの蓄えを持ち悠々自適に暮らす男が運命の女性と出会うが間もなくして女性は不治の病に侵されてしまう。女性の治療のために男は全てを投げうつ覚悟があった。



ヒロインが病に侵されるまではかなり面白かった。ミシェル・ゴンドリー監督の不思議でユーモラスなイマジネーションがスクリーンいっぱいに広がって楽しかった。
ところが病に侵されてからは一転テンションだだ下がりでただただ落ちる一方。かと言って悲劇として泣かせる感じでもなく、ただ淡々と楽しかった日々は去り悲しい日々も過ぎてゆくという感じで。終わりも唐突にやってきて何とも呆気にとられた。

1年365日1日24時間、それは永遠に変わる事無く刻まれ過ぎ去ってゆき、その時の流れの中で生き物は生まれては死んでを繰り返し、それは永遠に流れ続ける時の中で泡のようにポコンと浮き出てはパチンと消えてゆくが如しで。そんなポコンと浮き出てからわずかな時間の間に人々は楽しかったり悲しかったりを経験しそしてパチンと消えてしまえば楽しかった事も悲しかった事も辛かった事もハイそれまでよと。
所詮そんなもんなんだから人生そんなに深刻になる必要はない。って事なんだろうか。



インターナショナル版とディレクターズカット版の両方が公開されて、ディレクターズカットは40分位長くて、今回はインターナショナル版を観たけどディレクターズカットでは何か違う印象を受けたりするのだろうか。


「また、必ず会おう」と誰もが言った。

2013-10-18 16:21:55 | マ行の映画


『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』
(2013・日本・1h44)
監督 : 古厩智之
出演 : 佐野岳、イッセー尾形、杉田かおる、塚本晋也、嶋田久作、瀧澤翼、椎野未歩子



東京から熊本にヒッチハイクで帰る事になった高校生。その道中様々な人に出会い若者は成長する。



イッセーさん面白かった。一人芝居の時のようなキャラクターのイッセーさんを見れただけで満足。
主人公の若者ともいいコンビだった。受け身タイプの若者なのでキャラがぶつかり合わずにいいコンビになったのではないかと思う。

ガンガン前に出てくる攻撃型のおばちゃんたちは面白くなかった。


マジック・マイク

2013-09-19 19:12:46 | マ行の映画

Magic Mike[PAL-UK][英語字幕]

『マジック・マイク』
“MAGIC MIKE” (2012・アメリカ・1h50)
監督 : スティーヴン・ソダーバーグ  製作・出演 : チャニング・テイタム
出演 : アレックス・ペティファー、コディ・ホーン、マシュー・マコノヒー








フロリダ州タンパで男性ストリッパーを職業とする者たちの物語。



男性ストリップという職業に嫌気がさし見切りをつける主人公。とりあえず映画としては主人公の立場を重視はしているものの、そこに残る者たちの事を軽視しているわけではなく。
辞めていく人も残る人もそれぞれに言い分が有り、それぞれの立場からしたらそれぞれが正しい。
主人公からしたら堅実な道を選んだという事で、オーナーからしたらそこで生き抜く覚悟を決めているという事ではないだろうか。

ああいうエンターテイメントの業界では情熱を失ったらそこに残る意味は無いって事なのだろう。
名優ジャック・ニコルソンも演じる情熱が無くなっての引退という事だし。

エンドロールでマイアミバージョンのオーナーソングが流れるけど、あれは主人公よりもオーナーの方にソダーバーグ監督が共感を持っているって事なんではないのかなあと思った。でもソダーバーグ監督も映画監督を引退するとか。



オーナーソングを歌うマシュー・マコノヒーはあんまり歌上手くなかった。それも演技なのだろうか。でもあれが本当の実力だったとしたらミュージカルの出演は無いなあと思った。



この映画はチャニング・テイタムの実体験が基になっているという事だけど、全部が全部実話ではないのだろう。
しかしダンスがキレキレだった。

一方ストリップメンバーのターザンさんはダンスではほぼ棒立ち状態だった。


マン・オブ・スティール

2013-09-18 19:20:35 | マ行の映画

マン・オブ・スティール MAN OF STEEL 映画パンフレット 監督 ザック・スナイダー キャスト ヘンリー・カビル、エイミー・アダムス、ローレンス・フィッシュバーン、ケビン・コスナー、ラッセル・クロウ

『マン・オブ・スティール』
“MAN OF STEEL” (2013・アメリカ・2h23)
監督 : ザック・スナイダー
出演 : ヘンリー・カヴィル、エイミー・アダムス、マイケル・シャノン、ラッセル・クロウ、ケヴィン・コスナー、ダイアン・レイン、ローレンス・フィッシュバーン








宇宙からやって来た赤ちゃんが人間として育てられるがその能力は人間をはるかに超えていた。



スーパーマンが「うおおおおおおおおっ!」って言って、バリバリガッシャーン!ガラガラガッシャーン!ドンガラガッシャーン!っていうのが単純に面白かった。

シリーズ1作目で最強の敵を出してここまでの破壊をして次は何するんだろう?と思った。
次はバットマンと共演するみたいで、タイトルは『バットマンVSスーパーマン』となっているけどスーパーマンとバットマンが直接対決するのではなく、どちらが人類を守るスーパーヒーローとして相応しいのかっていう意味なんじゃないだろうか。
そこで今回のスーパーマンの破壊行為が問題になってくるのかも。破壊行為が非難を浴び、スーパーマンは人類は果たして守るに値する存在なのかを悩むと。そこでライバルであるバットマンがスーパーマンにアドバイスするとか危機に陥るとかで共に戦う仲間となると。で、みなさんお待ちかねの『ジャスティス・リーグ』へ。そういう道筋なんじゃないかと勝手に想像。

『ジャスティス・リーグ』の事はよく知らないけどワンダーウーマンがメンバーにいる事は知っている。ワンダーウーマンの事もよくは知らないのだけど、ワンダーウーマンは大丈夫なのか?という心配を勝手にしている。



本作を観ていて『ガッチャマン』の事を思い出さずにはいられなかった。『ガッチャマン』でやろうとしていた事、やってみたけど上手くいかなかった事、やろうとしたけど出来なかった事、それら全てが本作の中で理想の形で映像化されている。
『ガッチャマン』の関係者の方が本作を観て何を思うのだろうか。いつかこれを超えてやる。とかだったらカッコいい。



新宿ミラノ1にて。2D。


モーターウェイ

2013-09-04 17:07:45 | マ行の映画

モーターウェイ [DVD]

『モーターウェイ』
“車手” (2012・香港・1h30)
監督 : ソイ・チェン
出演 : ショーン・ユー、アンソニー・ウォン、グオ・シャオドン、ラム・カートン、ミシェル・イェ








香港警察交通課に所属する若者は運転技術に絶対の自信を持っていた。しかし留置所から脱走した容疑者を確保するべく追跡するが相手の策略にはまってしまう。逃走者が駆使する必殺のスピンターン。引退間近のベテラン警察官から若者はその必殺のスピンターンを伝授されるのだった。



ラム・カートン隊長の安否が気になる。



面白かった。カーアクション映画としては『ワイルド・スピード』シリーズや『トランスポーター』シリーズとは趣の異なる作品。
『ワイルド・スピード』や『トランスポーター』が賑やかで騒々しいカーアクション映画とするなら本作は物静かで寡黙なカーアクション映画。音楽や効果音は必要最小限でスローモーションを多用。
賑やかで騒々しいアクション大作も面白いけど、アクション小品(と言ってもいいのかと思う)でも小品なりの小品にしかない面白さのある作品だった。

The Way of the Gun

伝説の(かどうかは知らんけど)『誘拐犯』のスローカーチェイスシーンも面白かったのを思い出した。
見せ方やアイデアなどでド派手なカーアクションでなくてもスリリングなシーンは生み出せるものなのだなあと。





しかし何と言っても個人的カーアクションシーン第1位は『ダイハード3』のセントラルパークを突っ切るシーン。
派手さと静けさと笑い(サミュエル・L・ジャクソン!)が見事に同じシーンに収まっていて面白い。



真夏の方程式

2013-08-11 16:31:21 | マ行の映画

ドラマ ガリレオ×映画 真夏の方程式 オリジナル・サウンドトラック

『真夏の方程式』
(2013・日本・2h09)
監督 : 西谷弘
出演 : 福山雅治、吉高由里子、杏、山崎光、前田吟、風吹ジュン、塩見三省







所用で港町にやって来た天才が元刑事の変死事件を捜査する。



感動有りきのミステリー。前作の『容疑者Xの献身』もそんな感じで嫌いだったけどこの映画も嫌い。
フィクションとは言え感動のためにいたいけな少年少女に一生背負わなければならない罪を負わせる。ってそんな事で感動したくない。



レッドマーキュリーに人工知能搭載して駆動装置付けて天才とロボットが大活躍するSFミステリーにすればいいのに。



池袋シネマロサにて。



天才役の人はキューピーハーフゥでランボルギーニミウラをおかずにしてカリカリバゲットのタルティーヌを食べてる。
あれは凱旋門一帯を封鎖したんだろうか。
http://www.qphalf.com/pc/


モンスターズ・ユニバーシティ

2013-08-08 20:05:50 | マ行の映画

ディズニームービーブック モンスターズ・ユニバーシティ

『モンスターズ・ユニバーシティ』
“MONSTERS UNIVERSITY” (2013・アメリカ・1h43)
監督・脚本 : ダン・スカンロン
声の出演 : ビリー・クリスタル、ジョン・グッドマン、ヘレン・ミレン








人間の子供部屋のクローゼットの扉とつながっているモンスターたちの世界。その世界のエネルギー源は人間の子供の悲鳴であった。エネルギー採取はエリートの職業でありエリートとなるためにモンスターたちは大学に通うのだった。



時系列では本作は前作より以前の話し。そのために本作のモンスターたちの将来に何が起こるのかが分かってしまっている。
それはモンスター界のエネルギー事情における価値観の大逆転であって、それは本作で楽しく賑やかに描かれているモンスターたちの大学生活およびモンスター社会の価値観をも根底から覆す大事件であるはずで。
その大事件が5年だか10年だか後に起きる事が分かっていながらモンスター大学生たちがエリート職業に就く事を最高のステイタスとし、それを目指す姿をただただ前向きに描かれてもそれらが何だか空虚なものに思えてしまう。
未来に起こる事は誰にも分からないのだから本作のモンスターたちが現在である大学生活を前向きに精一杯生きている事を空虚だとかなんだとかいう事は間違っているのだろうけど。
出来ればこっちを1作目として欲しかった。そうすれば何も問題なく楽しめる映画なのだろうと思う。



サリーは名家の出という事で。前作のおっとりキャラはそういうバックボーンが有っての事という設定の付け方が上手いなあと思う。



3D効果はほぼ無かったと言ってよろしいかと思う。3D詐欺で訴えたら勝てるんではないか。



ビリー・クリスタル65歳、マイク18歳(推定)
ジョン・グッッドマン61歳、サリー18歳(推定)
貴家堂子72歳、フグ田タラオ3歳



同時上映の短編は『ブルー・アンブレラ』。この世に存在するすべてのものに魂が宿っている。みたいな感じ。

トラックのコンテナの蝶番にはイカ型と呼ばれるこのタイプのものをよく見かけるけど、この短編を観てからこれが顔に見えてきてちょっと困る。
130808.jpg


マーヴェリックス/波に魅せられた男たち

2013-06-25 17:03:03 | マ行の映画

Chasing Mavericks
『マーヴェリックス/波に魅せられた男たち』
“CHASING MAVERICKS” (2012・アメリカ・1h56)
製作・監督 : カーティス・ハンソン  監督 : マイケル・アプテッド  製作総指揮・出演 : ジェラルド・バトラー
出演 : ジョニー・ウェストン、エリザベス・シュー、アビゲイル・スペンサー、レヴェン・ランビン




15歳の若者は伝説の大波“マーヴェリックス”を目の当たりにして魅了され、“マーヴェリックス”を乗りこなす男に弟子入りを志願する。



若くして亡くなった天才サーファーの実話をもとにした物語。
かなり御都合主義と思われる展開をする部分が有る。主人公と友人の確執とか、サーフィン師匠の不幸からの立ち直りなど。それは物語の中心はあくまで主人公にあり脇の人物の感情とか心理とかはあまり重要ではないという事のように思えた。
この映画が早逝した天才サーファーへの哀悼の意を込める事を主眼としていて、だから観る側も主人公の事だけを考えて観なければならないのかも。



観る前は監督がカーティス・ハンソンとマイケル・アプテッドの二人という事が気になった。
本編を観ても監督が二人必要な意味は感じられなかった。
当初はカーティス・ハンソンは製作だけで、しかしマイケル・アプテッドの監督が今イチ上手くいかず助け舟を出して結果監督にもクレジットされる事になった。
と勝手な想像をしたけど、実際の所はカーティス・ハンソンが監督だったけど体調不良によりマイケル・アプテッドが最後の3週間を現場指揮した。
と↓ここの記事を翻訳マシーンに入れて事態を掴めた。
http://www.imdb.com/title/tt1629757/trivia?ref_=tt_trv_trv