1日講習・全国出張!職長教育・安全衛生責任者教育ブログ

全国を渡り歩き、職長教育・安全衛生責任者教育を1日講習で行う愛知のRSTトレーナー。

指導・教育の進め方 その8

2017-11-29 13:00:10 | 日記
職長の教育とは「育てる」ことに目的がある。指導・教育をしてもルールを無視をし相変わらず以前と同じ危険な作業をしていては、指導・教育の効果がなかったと言える。
効果が上がる「指導・教育」を実施するためには、次に述べるOJTのことも大切である。

OJT
職長が作業者を指導・教育をするときに「OJT(On the Job Training)」が効果的である。
教育の必要性が明らかになった特定の個人・グループについては、
現場の作業中に個別で指導を強化していくもので、次にあげるような機会を見つけては行う。

1 始業時、
2 仕事の変わり目、
3 仕事が手持ちになって時間に余裕ができたとき、
4 指示を与えるとき、
5 報告を受けたとき、
6 職場会議や小集団行動のとき、
7 仕事について質問してきたとき、
8 一緒に仕事をするときなど、あらゆる機会をとらえて指導することで成果を上げ、人間関係も良くすることができる。

OJTは、作業手順に沿って、急所をしっかりと理解をしてもらうことが「コツ」であり、
できるまで何度も繰り返すことで教えることができる。
頭ごなしに叱ったり、怒鳴り散らしたりするよりも褒めることが重要なことである。
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指導・教育の進め方 その7

2017-11-29 10:05:00 | 日記
職長の教育とは「育てる」ことに目的がある。指導・教育をしてもルールを無視をし相変わらず以前と同じ危険な作業をしていては、指導・教育の効果がなかったと言える。
効果が上がる「指導・教育」を実施するためには、次に述べる順序で進めることが大切である。

効果的な指導・教育を進めるための6つの手順

6.評価・改善
指導・教育の第6番目の段階は、教育効果の評価をすることである。最初にも示しているが、教育の目的は指導・教育をすることで相手を「育てる」ことである。
教育をしたことで相手がどのように変わったのかを確認していくのは「教育の評価」なのである。

評価の目的とは、テストなどで学習程度を把握し、合否判定をしたり追加の指導をするかどうか、さらには教育の効果の確認、
講師と教育を計画した側の反省と今後の計画への反映するかどうかの確認をすることが必要である。

したがって、評価の方法hあ教える内容によって違ってくる。たとえば技能を教えた立場ならば、実際に作業をさせてみて仕上がりを見て評価ができる、
知識の教育であれば、ペーパーテストによってどの程度理解をしているかを知ることができる。

しかし、態度の教育のような場合はどういった評価方法が適切であるのだろうか。このような場合には一般的に使用をされる評価方法は「アンケート」を取る、
「レポートを提出」など、実際の作業現場でどのように作業態度が変わったのかを観察する方法がとられている。

このような方法を組み合わせていき、最適な評価方法を取ることが「指導・教育」により、これだけ効果があったと定量的(注1)に説明できるものが得られると
教える側、教わる側双方にとって今後も励みになっていき、お互いの向上心を高めることができる。

また、「教えるときの8原則」を取り入れることを心がけるとなお良い。


     教えるときの8原則
――――教えるときの心構え3原則――――
1 相手の立場に立って
 教育の目的は、相手を「育てる」ことにある。相手のレベルに応じて教育内容や進め方を変える必要がある。
2 やさしいことから、難しいことへ
 最初から難しい話をすると相手は理解できずに学ぶことを投げ出してしまう。相手が理解し納得したことを確かめながら、
だんだんとレベルの高い内容にすすんでいくのがよい
3 動機づけを大切に
 自分がら学びたい気持ちになることが一番大切である。押しつけや無理やりやらされていると感じたときは、受け入れてくれない。


――――教え方の3原則――――
4 一時に一事を
 一度に多くのことを覚えることはなかなか難しい。あれやこれやと欲張るよりは、ポイントを絞ってじっくり教えた方が効果が上がる。
5 反復して
 繰り返して強調することで、教えたことをしっかり頭に叩き込むことができる。これは、同じ言葉を繰り返すよりは「手を変え品を変え」という具合に、
いろんな方角からみせるほうが効果が上がる。
6 身近な事例で強い印象を与えるように
 身近な災害事例やヒヤリ・ハット事例は、強い印象を受けて理解しやすく記憶に残る。


――――効果的な教え方のポイント2原則――――
7 急所の理由をいって
 「成否、安全、やりやすく」という急所は、「なぜ」それが急所かという急所の理由を理解すれば、二度と忘れないし実行される。
8 体験させ五感を働かせて
 体験することは最も印象を強くする手段である。「聞くだけ」では90%忘れてしまうといわれる。五感をフルに働かせて、記憶に残る教え方をする。

以上の6つの手順を1つずつ確実に実施することで教育の効果を高めていき、全員が重要性を確認することができる。
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