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総選挙“歴史的大勝”の影響

2005年10月25日 00時01分57秒 | 国内政治
当ブログでも何度か引用している『孫子』の影響を強く受けていると言われる武田信玄の言葉に「勝敗は六分か七分勝てば良い。 八分の勝ちはすでに危険であり、九分、十分の勝ちは大敗を招く下地となる。」と言うものがあります。
先月の総選挙は、「歴史的大勝」とは言うものの自民党の獲得議席は61.67%(296/480)、与党合計も68.13%(327/480)となっており、信玄流に言えば“理想的な勝利”とも言えるでしょう。

それでも「歴史的大勝」と言われるだけあって、これまでにない影響が出る事も考えられます。
23日に行われた参院神奈川補選の投票率・投票結果にも総選挙の影響が出ているのでしょうか?

一方で総選挙で勝利した自民党に批判的な報道もあるようです。
社民への議席は「チップ」 首相、名簿登載者不足で
 自民党の武部勤幹事長は12日午後、都内で講演し、先の衆院選の比例代表東京ブロックで党の名簿登載者が足りず、1議席を社民党に譲る結果になったことをめぐり、小泉純一郎首相が「チップと考えればいいんだ。永遠にそういう話題が残るということも大事だ」と述べた、と明かした。武部氏が「不覚でした」と陳謝したのに対し、こう指摘したという。
 自民党の獲得議席が296に上ったとはいえ、国会の1議席を軽視するかのような発言には「おごり」との批判も出かねない。
共同通信は「議席の軽視」「おごり」等と書いていますが、実際には陳謝した武部幹事長への小泉首相の気遣いと思われます。
議席の重みを理解しているからこそ「永遠に話題として残る」との認識も持てるのでしょう。

杉村太蔵議員安井潤一郎議員のような“個性的”な議員も誕生しました。
これらの人に寄せられる期待や支持を、万が一裏切る事があれば支持はすぐに不支持に転じる事でしょう。
自民党執行部や閣僚の顔を見ていると、「おごり」どころか、支持を与えた有権者の期待に対する責任の重さを充分に認識していると感じられます。

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