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注目の杉浦法務大臣(2)

2005年11月13日 00時06分13秒 | 国内政治
今回も前回に続いて杉浦法務大臣に関するエントリーです。
閣僚となった杉浦法務大臣が注目を集めたのは、やはり入閣直後の「死刑執行のサインをしない」との発言を巡る“騒動”でしょう。

この「死刑執行のサインをしない」との発言と更にその後約一時間で修正した事で、今後法制度と死刑のあり方の議論が出てくる事が考えられます。
これまでも何かと議論の種になってきた制度ですが、これも杉浦氏の「怪我の功名」となるのでしょうか。
他の閣僚からも批判が出ているようですが、私はこの記事の中馬行政改革担当相の発言と同じ思いです。
他の閣僚はあきれ顔で、中馬弘毅行政改革担当相(69)は「職務は職務でやることはやらなければならない」と指摘。「裁判官も苦渋に苦渋を重ねて(死刑)判決を下しているのに、それを閣僚が執行しないのは三権分立に反する。私が裁判官だったら怒る」と痛烈に切り捨てた。
世の中にはいろいろな人がいて、いくら内閣支持率が高いと言っても、それでも不支持の人(現在は20%~30%程度でしょうか)はいますし、様々な考え方の人がいます。
「人材は使いよう」と言いますが、支持・不支持や考え方に関わらず多くの人の意見が出る事で、多くの人の能力を活かす事に繋がる事もあるものです。

死刑に対する人の考え方も様々で、実際に世の中(特に法曹界)には死刑廃止論者がいて、議論が続いています。
「疾風に頸草を知る」との言葉がありますが、死刑制度や杉浦法務大臣と言う“疾風”に対して日本国・日本政府は“頸草”となるのでしょうか。
これからも死刑制度・少年法の問題等、法務大臣の手腕が問われる機会は多いでしょう。
日本政府にはその判断を誤らずに諸問題に取り組んで頂きたいものです。

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