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「喧嘩上手」と「危機回避能力」

2005年11月27日 00時58分47秒 | 国内政治
先日他のブログを見学中『かみぽこぽこ。』さんの中で『嗚呼、野田聖子!:政治家における危機回避能力の大切さ (前編)』と題して小泉首相の「危機回避能力」が述べられていました。
政治家の事ですから単なる喧嘩ではなく、「けんか」=「政局・政争」と置き換えて考えると解り易いかも知れません。
つまり、政治家・小泉純一郎とは、
「稀代のけんか上手」であるが、
それと同時に、いやそれ以上に
そのけんかを仕掛けるまでは、
相手を確実に仕留められるようになるまで、
じっと機が熟するのを待つことができる、
概ね同意なのですが、かみぽこさんが「けんか上手」と「危機回避能力」とを並べていらっしゃるのに対して、私は高い「危機回避能力」を備えている事が「けんか上手」の必要条件ではないかと思っています。
「勝てない戦いはしない。」「算なきは戦わず」を貫ける人こそが政争・政局に強く、「喧嘩上手」と呼ばれる事になるのではないでしょうか。
「危機回避能力」が高ければ、敵(政敵)が無理をして逆に足元を掬われる・・・、といったケースも増え、より「喧嘩上手」が際立って見える事もあります。

政治家である以上は政争は避けられない事でしょうし、地位・権限が強くなる程政争の機会も増えるかと思われます。
ならば必要な政策を実現する為には、相手が国内であろうと無かろうと、政治家は政争に強い事が望まれます。
逆に、「危機回避能力」の無い人・脇の甘い人・争いの下手な人には国の大事は任せられません。

当然ながら首相には「喧嘩上手」だけでなく、政策に誤りが無い事も求められます。
その点でも小泉首相の就任以来「退陣を」と叫ぶ人はいたようですが、実際に「退陣すべき時」は一度も無いままに現在に至っているようです。
だからこそ、就任四年半を過ぎても尚、高い支持を得ているのでしょう。

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