我がZX-14Rも走行距離59000キロになっていて各部に疲労がたまっているのではないかと、心配しているのだが、意外と普通に走れてしまうので放置している。
が最近、特に去年の秋ぐらいから走りがどうもしっくりこないことが多い。うまくは言えないのだが、コーナーが気持よく走れないのだ。
特にステアリングが振れたりとか振動があったり異音がすることがあるわけではない。例えるなら、タイヤの摩耗が進んでセンターだけが減った段べり状態になってコーナーがうまく走れない感じに近い。ただタイヤはまだ見てわかるほどの段べりはしていないので、その他の原因が考えられる。
ショックも考えたが、走行距離を考えるとベアリングが臭い。
http://motofreak.jp/?p=10664
このタイヤ屋さんのブログを読んだりすると、我が愛車はとうに交換時期を超えていることになる。
コロナのこともあって今年のGWはキャンプツーリングにも行けないので、今年はバイクと車の整備に欠けることにしたのだ。
部品と工具を買って準備万端!GWはまだ先だが、揃っていしまうとやりたくなるのが人情、交換してみた。
今回はリアのホイールベアリングとハブダンパーを交換する。両方とも初めての作業なので写真を撮っている余裕も少なく画像は大変少ない。

ベアリングプーラーでベアリングを引き抜くの図。ちょっとベアリングが上がってきているのがわかる。工具はストレートのセールで8000円ぐらいだったが、ちゃんと使える工具だった。

黒いゴムがハブダンパー。5個ついている。ゴムなので少しづつ痩せていくのだが、見た目にも触った感じもそうでもなさそうだが、新品に交換するとなかなか取れなくなった。痩せているのだろう。



リアのベアリングはホイールに2個、ハブに1個の計3個が使われている。無事3個とも交換完了。ベアリング打ち込みには圧入シールドライバーを買った。ソケットなどで打ち込むのが一般的かもしれないが、何せ初めての作業なので安かったので購入した。

外したベアリング3個。上がハブ、下2個はホイールベアリングで茶色のシールを外した状態。素人目には異常はないように思う。回してもガタは無い感じだ。グリスも入っているし水が浸入した跡もなさそうだ。
正直、この時点では交換の必要なかったなぁ~と思っていた。
翌日、試運転。
前日からすると何も変わっていないはずだが、、、これが変わっていた。フラシーボ効果かもしれないが、明らかに後輪からのフィーリングが違う。これまた言葉にはしにくいのだが、コーナーが気持よくなった。明らかに良くなった。インフォメーションが増えたと言っていいかもしれない。それは路面の状況ではなくてリアのタイヤの動きがわかるようになった感じだ。
私はサーキットは走らないし、それほどハイグリップなタイヤは履かない。峠もそれ程ハードに走るわけでもないのでベアリングにそれほど負荷がかかっていなかったのかもしれない。それでも59000キロも走ればベアリングも寿命ということだろう。見て触ってわかるほどにベアリングに不具合があれば、それは事故寸前だと言えるかもしれない。反対に気にしなければ、そのままでも走れたかもしれない。
今度はフロントを交換するが、交換後が楽しみだ。