露に真珠、空に月

OCNからお引越し。2006から2014までのブログです。石屋さんもやってるよ♪

DAISUKIvvEVERYDAY

2006-10-15 23:06:48 | 映画

本日、「涙そうそう」を見てまいりました!!!・・・とゆー事で、今日は映画のお話です。

映画館のポイントカードがいっぱいになったので、無料鑑賞券をGET!!そこで、仕事が終わる時間と上映時間をかね合わせて決めたのが「涙そうそう」です。血の繋がらない兄妹のお話。にーにーが妻夫木聡さん、妹が長澤まさみさん。この設定だけを見ていた私は、「禁断の愛・・・?!」って思ってたんですよ。プラトニックな。「大きな人間の愛」って書いてあるし。そう思って見ると、予想とは違う内容でした・・・^^;

でも、いい意味で期待を裏切ってくれたなvv                    (ネタバレありますよーー!!これから見ようと思ってる方、ご注意!!)  幼い頃に母親を亡くし、再婚相手の父親は行方不明。血の繋がらない妹カオル(長澤まさみさん)を大切にしてきた洋太郎(妻夫木君)。カオルが高校入学とともに洋太郎の家に住み始めるところから始まります。(カオルは洋太郎と血縁関係ではないことを知らない、っていう設定だったみたいですが、私的にはちょっとわかりずらかったです。)まず、この二人、すごいです!!演技が!!長澤まさみさんは16歳から20歳までを演じてましたが高校生のはつらつとした元気のいい表情から20歳の落ち着いた横顔まで無理なく自然に演じている!!彼女の年齢でこんなに豊かな表情を出せる俳優さんもそんなにいないですよね!!映画の前半と後半でこんなに違う雰囲気を漂わせることができるとは!10代→20歳になる時はいろんな感情や考え方や見つめ方をしていて、大人と子供のどちらにもなれる、不安定な時期。見事に演じきってました!!一方妻夫木くんは。優しくて頼りになって、人当たりのいい青年。妹のことを兄として、父親のように、誰よりも大切にしている。でも、あまりにも一生懸命すぎて、だまされたり、いらない苦労をしたり・・・。ただ妹のためにひたすら働き、妹を守っている。弱音なんかは絶対吐かずに、みていて痛々しいほどにまっすぐで。だけど、心に影がある。でもその影は決して誰にも見せない。そのひとすじっぷりに胸が痛かったです・・・。

家族愛・・・でもなく、恋人への愛・・・でもなく、そーゆーものを超越したよーな人間愛・・・でもなく。「純粋な愛情」なんでしょうかねぇ・・・。ただ、「相手のことが大切」だっていう思い。「愛」を語れるほど大きな人間ではないんですが、ただ「愛」。「愛」に細かい理由なんていらないのかもしれない。「ただ相手のことを守りたい、大切にしたい」だけで「愛」なのかもしれないですねぇ・・・。だから、カオルの「にーにーが一番大好きだよ」って台詞が胸に染みる・・・。血は繋がってないけどどうしたって兄妹ですから・・・それ以上にはなり得ないわけで・・・。だから、凄く重い言葉ですよね。その言葉を受け取る洋太郎だって本当に大きい器を持っているからこそ、ちゃんと妹として見送ることができる。・・・う~む・・・洋太郎みたいな女になりたい・・・。

後半は洋太郎もカオルが自分にとって「妹」とも「恋人」とも違う「特別な存在」だって気づいたのかなぁ・・・??その辺がちょっと曖昧で、でもそーゆーもどかしいのがいい、っていうか・・・。別れて始めて気づく・・・大切な・・・ってヤツなのかな・・・。もうちょっと洋太郎の気持ちも突っ込んで欲しかったよーな・・・^^;うーん・・・でも成長するにしたがってお互いの立場とか、状況なんかもわかってくるからなぁ。そうなると、また違う展開になっていくのかもしれないんですが。それがねぇ!!!!続きは皆さんみてくださいよぉ!!

最後の、平良とみさんの言葉は重かったです。「泣きたいときは思い切りなけばいいさぁ。ガマンすることはないさぁ。」・・・そうですよね・・・。なんかガマンするのが私の中で当たり前になってきているから、この台詞はなんか胸に来ました。「泣く事」って、一番出来てないかもしれないですね・・・。

なんか、半分くらい泣きっ放しでした・・・。あまりにも切なくて。。。ハンカチもティッシュもなくて、だらだら涙流したまま見てました。映画が終わって化粧もないくらいの勢いで涙だったので、仕事場の制服の三角巾でふいてました・・・そんくらい泣ける映画です。泣きたい方、どうぞ見てきてくださいvv