Mamie のフランス留学日記 フランスのおじさん

今日は朝からとってもいい天気。


マダムのマンションからの道沿いも、こんなに綺麗な青空と、色付いた木々が朝日に照らされてます。

先日、マダムのお友達がお昼にやって来ましたが、それ以外にもほぼ毎週色々なお友達がみえます。

最初の頃にみえた男性二人は、一人がマダムの息子さんと丁度同い年だという、同じマンションに住んでいた男性。
もう一人は彼より少し年下の、やはり以前同じマンションに住んでいた男性。見た目には彼の方が年上に見えましたが、2歳位若いそうです。

この二人、来る時に、若い方の彼は真っ赤なバラの花束、もう一人の彼は素敵なアレンジメントフラワーを持ってやって来ました。
見た目は、本当に、おじさん。
日本で言うと、渥美清さんがバラの花束を持って来た、っていう感じです。あまり似合わない気がしますが、これがとても自然なんです。流石フランスという気がします。そして、この花を受け取ったマダムは85歳とは思えない女性としての魅力に溢れてます。

マダムによると、男性が女性の家を訪ねる時は、大体花を、女性が男性の家を訪ねる時は大体ワインなどを持って行くそうです。

考えてみると、息子と同い年位の男性とお友達になって、その人を家に招いてご馳走して、楽しく一日を過ごすって、とても私には考えられません。
日本の男性が、自分の母親と同じ位の女性とお友達で、その人の家にお花を持って遊びに行くっていうのも、ちょっと考えられない気がします。

ちょっと浮かぶのは、黒柳徹子さんとか、往年の森光子さん位でしょうか？

こういうおじさん達から慕われて、マダムは益々魅力的な女性になるんだと思います。

日本の男性も、もう少し年配の女性に優しくしてくれたら、もっともっと素敵な年配の女性がふえるのではないでしょうか？

逆もいえますね。
素敵な年配の女性が増えれば、男性ももっと年配の女性を大切にしてくれるのかも知れません。


おじさんが持って来てくれたアレンジメントです。