心臓病児を育てる-左心低形成のちっちとのあゆみ-

17年間そばにいてくれてありがとう

胎児エコーについて

2006年03月05日 | かっちゃん
2人目の妊娠中、胎児エコー検査を2回受けました。

なぜ検査を受けたかというと、それはちっちのことがあったから…といっても、変な意味ではありません。

ちっちの病気は生まれてくるまで全くわかりませんでした。だから、生まれてすぐに救急車で地元の病院に運ばれ、またすぐにこども病院に運ばれ…という事態に直面したときの私たちの動揺とショックにははかり知れないものがありました。

そのようなことがあったので、胎児エコーを受けておけば、おなかの子に万が一何か異常が見つかったときに、予めこども病院で出産するなどして早めの処置ができるし、私たちの心の準備もできると考え、受診しました。

20週になると心臓の様子もわかるようになってくるということで、20週の頃に検査を行うそうです。ちなみに、この20週というのにはもうひとつ理由があるそうです。それは、人工妊娠中絶との絡みだそうです。21週までは中絶可能ということで、異常が見つかった場合に出産できない事情がある人はこの週までに検査する必要があるそうです。

我が家の場合、1回目の検査ではまだはっきりと心臓の様子がわからなかったので2回受けることになりました。2回目の検査のとき、「三尖弁の血流が若干早い」と言われ、それを聞いてひどく不安にはなりましたが、緊急性があるというニュアンスでもなかったので、あまり気に病まないよう、心がけました(あんまり気に病むと胎教にも良くないですし)。で、そんな心配のもとで生まれた長男は、‘超’健康児!病気知らずで元気に走り回っています。

そんな経緯があって、今回は胎児エコーを受けなくてもいいかなと思っていたのですが、夫から「何かあったときに万全の準備をしておきたいから受けてほしい」と言われ、結局今回もまた受診することになりました。

そこで先日の妊婦検診のときに主治医の先生に紹介状を書いてくれるよう、お願いすると、先生は、「安心できるまで何回でもやってもらうといいよ」と言って快諾してくださいました。そして、こども病院のほかにもう一人、周産期の超音波診断を大変熱心に行っているドクターが東京から隣のY市に赴任したからと言って紹介してくださいました。

多分、今回も2回ほど検査を受けることになると思います。もちろん、異常がないに越したことはありませんが、何かあったとしても早めに準備して万全の医療を受けることができる、それから生まれてくる子供をしっかりと受け止める心の準備ができる、つまりソフト面・ハード面の両方の準備を万全にできるという点で胎児エコーは有用ではないかと思うのです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿