徳之島ゲストハウスみち お庭番日誌

「♪おはなしさんぽみち♪福岡出張所」から「徳之島ゲストハウスみち お庭番日誌」に変更。ヤギと鶏と愉快な島人たちとの記録。

う~ん・・・何か違うような・・・。

2014-11-23 14:06:12 | 福岡観光
 ライトアップを一番楽しみにしていた二つのお寺。
出かけていたオットと5時半に博多駅で待ち合わせ、まずは東長寺へ・・・。
駅前のイルミネーションをゆっくり眺めるでもなく、
「お腹が空いたからさっさと済ませて食べに行こう!」とオット。
・・・並ぶ・待つ・人混みが嫌いなオットに、空腹が加わり・・・会った瞬間からいやな予感。

 東長寺では、山門を入るのに小さな列。
中へ入ると、人であふれていて、いつもは閉じられている大師堂と六角堂が開けられていて、その前にも列が・・・。
ゆっくり拝みたいのに、それもできず・・・。
いつもの静かな雰囲気を知っているだけに、何か違う・・・と、思ってしまいました。

その頃オットはというと、抹茶と御供所饅頭のセットを食べ、フカヒレ入り肉まんを買っていたのでした。

 ライトアップされた五重塔
 

 大師堂
 

 大仏さんもライトアップされているのかな・・・と期待していたけれど、本堂も大仏殿も入れないようになっていました。
でも、この騒々しさでは開放されてなくて良かった・・・と。
やっぱり大仏さんとは静かに向かい合いたい。

 そして、承天寺。
方丈へ入るところから、長~い列が!!
「最後尾はここで~す!」と看板を持ったお兄さんの大きな声が響いていました。
やっぱり一番人気はここなのかな?
それとも土曜の晩だから?

 方丈から観た前庭
 

 

 幻想的でとてもきれいでしたが、「奥の方が空いてま~す!奥へお進みくださ~い!」という声と人混みの中では、雰囲気を味わうことはできず、写真を撮ることだけが目的になってしまっているなぁと感じました。
順路に沿って、奥の庭へ・・・。ここも、慌ただしく通りながら、ちょっと立ち止まって写真を撮る・・・そして、次へ・・・という感じ。

 泉水庭という名のついた庭
 

       
 
座禅をする場所?
 

 いつもは入れない開山堂。承天寺を開いたという聖一国師像が・・・。ちょっと感動♪
     

 開山堂へ入るために並んでいるときは、すでにオットは承天寺の外へ・・・。
 帰り道では、「親父を連れて来たら喜ぶだろうなぁ・・・。庭を観たりするのが大好きだから。」とオット。
親父は興味を持つだろうが、オレには無理・・・という意味ですね(^-^;

 今回の教訓・・・ヒトを変えるのは無理!
 それともう一つ・・・夜のお寺のライトアップは、それはそれできれいだったけれど、やっぱり私は昼間の静かなお寺の雰囲気の方がいいな。
そうだ!ライトアップされた中を一人で静かに過ごせたら幸せだろうなぁ^m^
承天寺の方丈に座って、ライトアップされた庭を一人で眺めている姿を想像・・・合掌。

 

ライトアップウォーク・・・崇福寺から

2014-11-22 13:18:29 | 福岡観光
 昨日の続き・・・。
と言っても、昨夜は歩き疲れて、書き込んでいる途中で眠気が襲ってきて、つい先ほど仕上げて投稿したばかりなんだけど^m^
今日は「いい夫婦の日」ということなので、今日くらいは・・・と、オットも巻き込んで夕方から昨日の続きに行きます。
毎日仕事で博多に通っていても、駅周辺のお寺はもちろん、まだ駅前のイルミネーションさえも観ていないという興味の無さ。
今夜の反応が楽しみです。

 さてさて、初めて行った崇福寺。夜なので全体はよくわからないけれど・・・広い!
昼間にゆっくりと訪れたいと思いました。まだ、黒田家の菩提寺ということくらいしか知りません。写真は一番たくさん撮ってました。
それだけ、広くて見どころいっぱいだったということかな♪
途中、ガイド仲間にも会いました(^^♪

     

     

 本堂では、障子に映像が・・・。金魚が泳いだり、木の葉の四季の移り変わりなどが映し出されていました。
 

     

 ライトアップされた紅葉も。2枚目は、遠くのビルも見えて、妙な感じ。
 

 

 この靴は何と言うのでしょう。可愛くて撮りました。
 

 その他の写真
       

 次は、崇福寺から10分ほど歩いて、正定寺(しょうじょうじ)へ。
ここは、他とはちょっと違う雰囲気の灯り。
熊本の竹を使って、中をくりぬいて模様を浮かび上がらせていました。いいね♪
 

     

 「あなたの鼓動に反応し、生命を光と音で表現しています。」
手を当てると、ちゃんと反応してくれました。生命反応♪ちょっと嬉しい♪ちゃんと生きてる。
 

 そこから2~3分の妙典寺
煌びやかな本堂の様子が、何度か訪れた本岳寺に似ているので、日蓮宗かな?と思って、後で調べたらそうでした。
     

 本岳寺はすぐ近くです。まち歩きのコースになっていたので、11月に4~5回通いました。
まち歩きでは、帰り間際にグッドタイミングで住職さんが本堂へ・・・。にこやかにお話を聞かせて下さいました。
夜のライトアップの様子。
 

 昼間は中を一度も見ることが無かった最上稲荷(さいじょういなり)。本岳寺の中に一緒に祀られています。
 

 そして、昨日の最終は円覚寺。
昼間のコースでは本岳寺と円覚寺は近道をしたけれど、夜は通れなくなっていて遠回り。
ここで疲れがどぉ~んと増した(=_=)

 南方流という茶道の教室も開いているお寺・・・というのは、一昨日に載せたばかり。
本堂では、住職さんのお話も聴くことができました。一通りのお話を聞き、順路に沿って・・・
中庭のライトアップは、素敵でした。しばらく庭を眺めて休みたい・・・と思うほど。
ぐる~っと中庭を回って、色んな方向から眺めることができました。
   

 床の間の掛け軸も・・・。
 

 さて、このライトアップウォーク・・・チケットが必要です。12枚綴りで、前売り1200円で購入。
今、手元に残っているのは5枚。てことは、昨日は7か所観たことに。
今夜は、オットも一緒なので、東長寺と承天寺に二人で行けます。
承天寺の庭が一番の楽しみ♪
そして・・・東長寺では、御供所饅頭(ごくしょまんじゅう)という饅頭が売られているそうで、これも食べたい!

 
 

ライトアップウォーク博多千年煌夜★☆

2014-11-21 23:12:43 | 福岡観光
 珍しく予定がたっぷりの日。
午前中は水彩画教室へ行き、午後1時にはガイドの会のデビューのまち歩き。
(昼間の承天寺→円覚寺→大岳寺→光安青霞園)
そして、夕方の5時半から始まるライトアップウォーク☆

 その中で、今日はライトアップウォークのことを・・・。
11か所のお寺や神社と旧冷泉小学校が会場になっていて、普段は夜には入れなかったり、昼間でも公開していない場所も特別に公開していたり・・・そして、何よりも写真も自由に撮れる・・・というのは最高の魅力♪

 博多区内にあっても、まだ一度も行ったことが無いところもあり、どの順序で巡ろうか・・・と、櫛田神社内の夜市で塩から揚げとかりんとうを買って、それをつまみながら計画を立てました。

   

 一番行きたい承天寺と東長寺は、今日はやめておいて、とりあえず、まだ行ったことのない一番遠い崇福寺には今日のうちに行こう・・・。
崇福寺へは東長寺から無料のシャトルバスが20分間隔で出てるので、それを利用。そして、そこから順番に巡りながら歩いて戻ってこよう。

 そんなわけで、夜市をしている櫛田神社からスタート~\(^o^)/♪

 開始(5:30)のちょっと前から列ができました。まだ明るいです。
 

 時間になり、中へ・・・。まず、3色の色が変わる提灯を受け取りました。手間とお金がかかってるなぁ。
これで、足元が照らせるかと言ったら・・・全然^m^
それよりも、提灯の灯りが列を作ってる雰囲気が最高。
 

 夜の博多塀(べい)
 

 そして・・・これは何だ?説明はできないけれど、次々と色が変わってきれいでした。
   

 その後、櫛田神社から1~2分のところにある旧冷泉小学校へ。ここは、校舎の形に合わせて映像を映し出す3Dプロジェクションマッピング。
写真よりも動画で見せたいけれど、できないのが残念!音楽に合わせて、建物が踊っているかのように変化していました。
 
 
   

 そして、東長寺からシャトルバスに乗って、崇福寺へ。
その後、崇福寺→正定寺→妙典寺→本岳寺→円覚寺まで観終えたところで8時を過ぎ、さすがに疲れが・・・。
午後1時半から、今日はどれくらい歩いたんだろう。計っておけばよかった。
続きは明日以降に持ち越し。そして、今日の分の報告もここまで。
崇福寺は、大河ドラマ軍師官兵衛で有名になった官兵衛や息子の黒田家初代藩主長政のお墓のあるところ。そこもライトアップされていました。

円覚寺・南方録・立花実山

2014-11-20 21:27:24 | 福岡観光
 もう少し先だろうと思っていたのに・・・明日は突然のガイドデビュー(^-^;
ガイドのお手伝いのサポーターをすることになっていたけれど、「円覚寺は任せたからね。」と言われ・・・

今日は一日かけて必死に資料の整理をしました。

 でもね、やっぱり突然というのは無理があるのよね。
覚えようとほんのちょっと頑張ったけれど、この先もず~っと使えて、説明しやすいように・・・と考えて、説明ボード(?)を作りました。
これを見てもらいながら・・・私も見ながら・・・きっと、ばっちり♪

 

 こんな感じの説明ボードを3枚作るのに、図書館から「南方録と立花実山」という本を借りてきて、関係のありそうなところを読みました。円覚寺に関する本は無かったので、実を言うと仕方なく借りてきたんだけど、意外と面白かった。
立花実山・・・黒田家の重臣として3代藩主の光之公に仕え、書も描くし詩文にも長けてるし、茶道や禅にも精通している・・・という当代きっての文化人。でも、光之公が亡くなった後は幽閉されてしまい、5か月後には死んでしまう。
せっかくの才能がもったいない・・・。
幽閉中にも獄中で「梵字艸(ぼんじそう)」という日記のようなものを書いていて、これも残っているらしい。
寒くて寒くて凍えていた時に、差し入れてもらったお湯の入ったひょうたんで身体を温めた・・・なんてことも書かれているとか。
・・・そんなことを知ったら、少しくらいの寒さは我慢しようと思ってしまう。
そんなわけで、お寺のことよりも立花実山に夢中になってしまったのでした。

 ところで、なぜ円覚寺のガイドをするのに立花実山か・・・というと、上の説明ボードを読むとわかります(^^♪
実山が書いた「南方録」がお寺に実際にあるそうです。
・・・で、今でも「茶道南方流」の家元としてお寺で茶道の教室も開かれています。
茶室から見える古い中庭もとてもきれいだそうな。

 こちらは、本堂から見た中庭です。夏に撮ったものなので、今は様子が違っているだろうな。

 

 円覚寺もライトアップされるので、この庭を観るのが楽しみです。
明日は、夜まで時間をつぶし・・・ライトアップのお寺を回ってくる予定。
昨年の話によると、すごい人らしい。金曜の夜だからなぁ・・・。

 明日のガイドが上手くいきますように・・・。

寺を賭けての碁の結果・・・

2014-11-19 23:26:08 | 福岡観光
 禅宗から日蓮宗に変わったという珍しいお寺へ行ってきました。
昔話風に話すと・・・

 むかしむかし、禅宗の本覚寺というお寺に西昌さんというお坊さんがいました。
西昌さんは、とても碁が好きで、その腕前も大そう強いと評判だったそうな。

 あるとき、京都から博多へ日蓮宗の日因さんというお坊さんがやってきました。
日因さんは、西昌さんの噂を聞き、勝負を願い出ました。
「あなたは碁がとても強いそうですね。私と勝負してみませんか?私が勝ったら、あなたのお寺を私にください。」
自信のあった西昌さん、「いいですよ。負けたら本覚寺をあなたに差し上げましょう。」

 そんなわけで、お寺を賭けての碁が行われることになりました。
ところが、勝ったのは日因さん。負けてしまった西昌さんは、約束通り本覚寺を日因さんへ譲りました。
申しわけなく思った日因さんは、山号に名前を残してあげることにして「西昌山 本岳寺」という名前に変えました。
お寺を賭け、負けてお寺を失ってしまったけれど、お蔭で(?)山号に名前が残り、今でも語り継がれているそうな。
めでたしめでたし(?) 

博多には、たくさんのお寺があるけれど、禅宗から日蓮宗に変わったお寺は、ここだけだそうな。

 その本岳寺の本堂です。とても煌びやかです。
真ん中辺りにいらっしゃる日蓮さんが、冬の時期は頭巾を被っています。寒さで傷が痛むそうで、和らげるために・・・だったかな?

 

出たい!出たい!出て、役に立ちたい!と話したという大黒さん。
願いをかなえるために檜で大黒さんを掘り、玄関に「なで大黒」として置かれていました。良くしたい体の部分を撫でるといいそうな。
写真は、世に出たい!と言った大黒さん。

 
 

 それから、今年6月に新しくなったという「ふすま絵」・・・新しさを感じさせない威厳のある絵でした。春夏秋冬を表しているそうです。

 

 

 最後に・・・300年近く伝承されているという「釈迦誕生図」
本物は、九州国立博物館に保管されていて、一年で6週間だけ公開されるそうです。
本堂に飾られているのはレプリカなので、写真もOKでした。

 

 さてさて、明日(20日)から「博多ライトアップウォーク2014 博多千年煌夜」というイベントがスタートします。
櫛田神社や承天寺、東長寺、崇福寺、円覚寺、今日紹介した本岳寺・・・など、12か所をライトアップします。
夜のお寺・・・というだけでも興味ありますが、普段は入れないようなところも見ることができるようです。
今回で9回目だそうですが、当然だけど、私は初めて♪
何か所回れるかなぁ。5日間だけな上に、夜なので、どうなるやら・・・。