ネット婚活日記

サイトでの婚活で
感じたこと、出会ったこと、恋愛観などなど・・

忍者のロミオに恋をして

2019年04月30日 01時53分32秒 | 恋ばな
お久しぶりです。
多忙な為、今婚活はお休み中、よって誰ともやりとりしてない。
なので、特に書くこともなかったのですが・・

4月2週目にアパートの外壁工事がいきなり相談もなく始まりました。
通知を見たのは前日・・
ひどい騒音に振動で足場を作られ囲われて、職人が度々窓辺を通る・・

私は怒って、工事会社にクレームを言い、大家とも揉めてどうなることかと思った。
ベランダのたくさんのガーデニングの鉢類を片付けろと言われても、いきなりできるわけがない。
おまけに4月は期限付きの重要な仕事で超忙しいのに・・

大家と工事会社の営業が訪ねてきて、ベランダや入り口は大家の場所なので、本来置いてはいけないなどと今更言い出す始末・・
充分広さもあり、通行の何の迷惑にもなってないのに・・

営業のバカは自己中心で、私の一方的な時間指定には応えられない、私のせいで進められないと大家と一緒になって私を責めた。
一方的に工事始めたのはお前らでしょ?
迷惑かけてるんだから、作業の希望時間くらい聞いて当たり前。こっちは譲歩して仕方なく提案してるというのに、
片づけもお手伝いなどといいやがった。
塗装も片付けもこっちは頼んでない、本来そんなこと忙しい今やりたくないのに!
仕方がないから時間作って対処しているというのに・・

私たち3人では、揉めるだけでらちがあかなかった。

そんな状態を救ってくれたのが、担当の塗装をする職人さん(職長)でした。
30代後半の彼、最初からとても良い感じで、自分が全部片付けて作業すると言ってくれて、
時間も調整して、私の希望を聞いて午後作業にしてくれた。
他の場所をやってればいいからと・・自分が責任持ってやるといって、
名刺ももらい、携帯番号も書いてくれて、自分はずっといるから、いつでも呼んでくださいと・・

彼が親切に臨機応変に対応してくれたから、私の怒りも収まり、
塗装工事を無事に終える事ができたと言って過言ない。

彼は非常に優しくて気遣いのある人で、頭も良くて、結局ずらしながらやると言って、
私の山ほどの荒れ放題の鉢類だけを掃除しながら丁寧に片付けてくれて、
残りの室外機カバーなどはずらして、自分がもぐりこんで塗装してくれて、本当に助かった。
何年も作業できずに荒れ放題のベランダを丁寧に片付けてくれてる彼を見て涙出た。

その後戻すときは一緒にやりましょう♪と時間決めて、1個ずつ渡してくれて、本当に思いやりのあるよく気づく人で、
こんな優しい人いるんだな~と・・
置いてあった場所もよく覚えていて、目印にここに置いたと・・
お客の気持ちを本当に考えていて、あったそのままの状態で戻そうとしてくれてて。

私は彼に恋をしました♪

もちろん年の差もある、既婚者かもしれないけど、何も聞かない。私と釣り合うわけもない。
本気で叶うわけない、でも好きになった。

いろいろ作業中の彼と話した。住んでる場所とか、職歴とか、独立しないの?とか・・

彼のおかげで、行方不明になってたサボテンも隅から見つかった。
多分他の人なら勝手にやって捨てられちゃうとこだった。

入り口外にずっと置いてた傘が、作業始まってから数日の間になくなってて、
知らないと言ってたけど、翌日に見つけてきてくれた。
草むらに落ちてたと・・多分これは違う、場所的にも傘だけが足場もあるのに落ちるわけがない。
きっと他の職人が、私が文句言ってたので嫌がらせに隠したか、何かに使ったかだと思う、
それを彼が聞いて、見つけてきてくれたんだと思う。

網戸の建てつけ調整もしてくれた。もう一人のおじさんに言ったら知らん顔だったのに・・

風でここ数年何10回も落ちてた物干し竿も固定してくれた。
紐を渡そうとしたら、もっと頑丈なのがあると自分の資材で。

ぼろぼろになってた小窓の網戸、大家に言っても不動産屋に言えと対応しなかったら、
彼が、自分ができるからと、翌日張替え網戸を持ってきて、ものの20分で張り替えてくれた。超器用な人で・・
翌日雨だったので来ないのかなと思ったけど、一度午前10時まで作業して戻ったらしく、
多分約束してたから網戸のためにまた午後来てくれた。片づけがそのままだったと言ってたけど・・

最後の2日は雨の影響で約束の時間に来なかったので、SMSで携帯にメール入れて来る時間聞いたり、
彼がその時間に足場を上がってきて、脇に立ってガラス戸をコンコンとするのが、
まるでロミオとジュリエットのようで、
降りる時は足場の階段使わずに、反対側からさっと降りていく、まるで忍者みたいに・・

最初は臭かった塗料が、彼が来てる懐かしい心地よい匂いに変わった。

最終日の日曜午前中に一人で残りの作業に来て片付けて、大家に終了報告して車で帰っていくのを、
窓から見てた。
あえて会いにはいかなかった。
私は夜型で午前中は睡眠時間だから、私の部屋の作業は午後からにしてとずっと言っていたし・・

で、もう会えないので、夜お礼のメールを入れたんだけど・・

もう返事は来ません・・・

きっともう自分の作業も終わって用無しなので、これ以上関わりたくないと
避けてるんだろうなと思う。ちょっと残念だった。

元々彼からのメールはビジネスメールで、返信の2通だってお客さんと話す丁寧な会話だった。
途中までは私の名前も知らずにお客さんと呼んでたし・・
私は文字数もあるし年下なので、フランクに入れてたけど・・
だったら、最後もビジネスメールでいいので、
ご協力ありがとうございました、の一言がほしかった。

彼は職人さんとは言え、雇われでなく、リフォーム会社の一社員です。
だったら、お客の御礼メールを無視してはいけないよね?
それが礼儀だ。
まだ足場撤去も終わってない、彼の作業は終わっても、会社としての工事は終わってない。
彼は空気の読める人なので、私の気持ちを感じて避けたのかもしれないけど、
それはちょっと違うと思う。

私だって、自分の立場や年齢は弁えてる。
恋をしたって本気ではないよ。
一言ビジネスメールが返ってくればそれで諦めるのに・・

最後未返信、無視されたのがとても残念・・
きっと私につきまとわれたらと思って避けたんでしょうね。
人間としてつきあえないとこが、まだ青い。

でも、彼が誰より優しい人であったことには変わりはない。

元彼なんかとは比べ物にならない気遣いをもってて、対応のひとつひとつに思いやりを感じた。
本当に優しい人だった。
こんな人がパートナーなら幸せだろうなと本気で思った。

網戸やってくれると言った時も「その代わり時間関係なく通りますよ!」とお生言ったけど、
私が「そっか~何時くらい?」と聞いたら、やはり「何時がいいですか?」と私の希望を聞いてくれて、
「午後」と言ったら、13時にしてくれた。

友達や知人でいいので彼とつながっていたかったので、返事が来なくなったのがとても残念です。
でもお礼を言わずに終わらせる事はできなかったので、メールしたことに後悔はない。

平成最後に素敵な人と接することできて良かった・・思い出片思いですね。