RSM MBA Life

オランダロッテルダムにあるRSM Erasmus UniversityのMBA Programに通う学生達の日記。

Back to Business World (Shu)

2008-03-29 16:42:51 | MBA08
Shuです。今月ロッテルダムでの卒業式とヨーロッパでの卒業旅行を終え、日本へ帰国しました。今は東京に滞在しています。桜が満開で綺麗です。

私は来月から都内の外資製薬会社へ入社し、戦略マーケティングに関わる仕事に就くことになりました。前職は医療分野専門のコンサルティング会社で働いていましたが、卒業後は医療に関わる事業会社でマーケティングをしたいという希望を実現することでき、これから新たなチャレンジできることを嬉しく思っています。

RSMを卒業したということで、このブログへの投稿は今日で最後になります。そこでRSM在学中に印象に残った出来事や授業を今一度振り返ってみます。

第1期(2006年10月~2007年1月)

第1期と第2期は5,6人位のグループを学校側から割り当てられ、宿題やプロジェクトをこなしていきます。はじめは大変でしたが、慣れてくるとグループで効率よくアウトプットを出せるコツが分かってきました。授業は全て必修で基本的な科目を学びましたが、個人的には会計学と経済学の授業がよかったです。

授業以外ではSpido Boat Tripという観光船をかりきって、マース川をクルージングしたというのが印象に残っています。この頃は出会ったばかりということで、ひたすらクラスメイトの顔と名前が一致するよう覚えていました。

第2期(2007年1月~2007年4月)

授業の内容が実践的になってきました。ベルギーのビジネスクールから客員で来ている教授のオペレーションマナジメントの授業が特によかったです。ケースを具体的に解明していくスタイルでこの分野のバックグラウンドのない私でも理解しやすかったです。

また第2期の後半にはLiving Managementというプロジェクトがあり。Tata, Citi Group, Segwayなどの企業にビジネスプランを提案しました。もちろんこれも割り当てられたグループでのプロジェクトでした。グループワークの集大成でした。

第3期(2007年5月~2007年8月)
選択の授業(Advanced Finance/Strategy/Marketing)から始まり、夏の間はSummer Associateshipでそれぞれ企業の中に入ってインターンとして働きました。私はこの間事業会社のマーケティング部でインターンをさせていただきましたが、MBA卒業後のキャリアを決める上でのよい経験となりました。

第4期(2007年9月~2007年12月)
選択の授業を6コマ受講します。私はマーケティング専攻で関連する授業をとりました。特にBrand Managemntの授業がよかったです。イタリア出身の若い教授でしたが、新しい話題も取り入れて毎回ケースを紹介し、楽しみながら学ぶことができました。その他私は受講しませんでしたが、Strategic FinanceやFinancial Engineeringなどの授業の評判がよかったです。

全ての授業の終了後、Galaという私達のクラスの卒業パーティーがありました。上に掲載している写真はGalaで撮ったものです。ロッテルダムのユーロマストで皆正装してのパーティーで、クラスメイトが結成したバンド演奏などよい思い出となりました。

Graduation (Shu)

2008-03-21 00:55:59 | MBA08
Shuです。長らくブログを更新していませんでした。しばらく振りの投稿です。今日は卒業式について書きます。

卒業式は先週の木曜日、3月14日に行われました。Executive MBA (EMBA)との合同の卒業式で、ひとつ上の代まではエラスマス大学のキャンパスで行われていましたが、今年から新たにロッテルダム市街中心地にある世界貿易センターと市庁舎で催されることになりました。地元の人たちに目に見える形で式を行うという試みであったようです。確かに200人以上の卒業生が黒のガウンを着て街にいるので、注目されたことは確かだった思います。街を歩いている時に見知らぬ人から「Congraturations!」と何度か声をかけられました。

15ヶ国からの大使がゲストとして参加したり、ロッテルダム市長が挨拶したり、オランダの代表的な企業の幹部が出席したりとRSMにとっては一大イベントだったようです。ちなみにRSMでは今年から学長が変わるのですが、新しい学長がAcademic Speechをしていました。

私は卒業式で学帽とガウンを身にまとうことをずっと楽しみにしていて、それが実現できて嬉しかったです。卒業したという実感が沸きました。映画のワンシーンのように、一斉に帽子を空に向かって投げたこともよい思い出となりました。

卒業式に参加したクラスメイトは7割ほどでした。すでにハードな職場で働き始めている人もいますので、残念ながら会うことができなかった人もいますが、それでも15ヶ月間一緒に苦労した仲間たちと笑顔で卒業の日を迎えることができてやはり嬉しかったですね。

只今第二ターム

2008-03-12 04:23:48 | MBA09全般
はじめまして。RSM09のKTです。長い長い沈黙を打ち破り、当HPに初めての投稿をさせていただきます

10月から学校が始まりましたが、いやー、あっという間に5か月が経過しました。2月から第二タームに入っていますが、過ぎ去る日々のスピードが増しているような気がします。

これまでRSMでいろいろな体験をしましたが、以下の3点が強く印象に残っています。

1.RSMの学生はいい人ばかり
 MBAにありがちな高慢な態度をとる学生は、RSMにはいません。国籍はバラバラですが、みんな本当にいい人ばかりです。学校はしっかり人柄をみて採用しているな・・・ということを実感します。ヨーロッパにはいろいろなビジネススクールがありますが、学生の人柄の良さという点では、多分RSMに勝る学校はないでしょう。

2.英語は本当に苦しい
 海外で生活した経験どころか、仕事で英語を使った経験もない私にとっては、授業やグループワークについていくのは本当に大変です。この5カ月で少しは上達しているのでしょうが、まだまだ道のりは険しいです。

3.グループへの貢献はとっても大事
 RSMでは5-6名のグループで数多くの課題をこなしていきます。私は、第一タームはオランダ人・ドイツ人・インド人・中国人と5名のグループでした。学校は学生に対してグループ内で貢献することを強く求めています。私の場合、語学力のビハインドが大きいので、どうやってグループに貢献しようか途方にくれてしまいましたが、エクセルでいろいろな数字分析を行ったり、これまでの日本での経験談をたどたどしい英語で説明したりしました。なかなか思うどおりの貢献はできなかったのですが、第一ターム終了時にチームメイトからは「数字の分析では大いにチームに貢献した。語学力はいまいちだったけど、勤勉な態度は非常に好感が持てた」とのフィードバックをもらいました。「頑張れば認めてもらえる」というのは、世界共通なのですね。

あと残り10か月。悔いのないよう頑張ります。