MBA14のKotaです。前回書いてから、だいぶ日が空いてしまいました。
今日、10月14日でMBAがすべて終わりました。Term4は一時期に選択科目を詰め込みすぎて、過去最高に忙しい時期を過ごしましたが、それもやり切り、これで全てお終いです。MBAを経て、感想は「思ったより大変だった」です。
僕の場合、MBA留学の目的は、ダイバシティに富む環境で本音で議論をこなし、結論まで導く力を付ける事の一点でした。終わってみて、留学前に思い描いていたレベルには正直届いていないですが、レベル感が見えたということは、今の自分のどこに課題があるのか、どこに向かって走ればいいのかがより具体的に掴めたとも言えると思います。自分自身のなりたい姿には一歩近づけたように思います。
あと、RSMのようなダイバシティに富む環境に思った以上に楽しさを感じられる自分を見つけられたことは、思いもよらない体験でした。RSMでこんなに価値観を変えられるとは思いませんでした。これから身の振り方を決めるような決断をするときに、ここでの体験はかなり影響するんじゃないかと思います。自分の知らない世界を知ったりや価値観のちがう人たちと意見を交わしたりすることがとても楽しい事だということが知れたこと、思いもよらないこの気づきが一番大きな収穫だった気がします。
最後に大変だったMBAのなかでも特に大変だった体験トップスリーを記して締めます。
3位:会話もディスカッションも全くついていけない
Term1は、英語が聞き取れず、喋れず、書けないという三重苦状態で、かなり苦しんだ時期でした。Term1のチームは英語にあまり問題の無いチームメイトが多く、統制のとれたチームだったので、ぼくの至らない部分が結果的にカバーされてましたが、そのチームディスカッションもついていけず、チームにとって無価値な存在だったと思います。授業は聴こうとしても何も分からないし、試験は自分で何を書いているのか分からなくなるレベルで、毎日自分にがっかりしながら帰宅してました。
勉強以外でも、英語でコミュニケーションする力が弱いことで、結果的にクラスメイトとも深いコミュニケーションができない辛さがあったし、学校が嫌すぎて普通に日本で大人しくしてた方がよかったんじゃないかな、なんて思っていた時期もありました。
それでも、自宅で自分で英語を勉強したり、クラスメイトが集まる場に意識して出ていくことで、友達もでき、英語を喋る機会も増えて、だんだんRSMでの生活が楽しくなっていった気がします。
2位:同時進行のチームが多すぎて収拾がつかない
Term1から3の間はタームごとにチームは一つで、学校からアサインされたチームメンバーでそのタームの全ての授業とアサインメントをこなしていきました。チームメンバーを外すと、そのターム中ずっと辛いというデメリットはあるものの、このシステムの方が予定は合わせやすいし、お互いの事がだんだん分かってくるので、基本的には作業をしやすくなっていくように思います。
Term4に入ると、突如、科目ごとにチームをいちいち組むシステムに変わります。なので、ミーティングを入れようとしても他のチームとのミーティングと重なっていたりとか、ミーティングの数自体が膨れ上がったりとか、なかなか大変です。僕の場合、9月中に集中的に履修したこともあって、9月は土日もミーティングやら課題やらで全部潰れたし、毎日違うメンバーとのディスカッションでかなり大変な思いもしました。仕事してるのと、大して変わらない大変さだったように思います。
ただ、毎日違うメンバーと合ってディスカッションをしたことで、けっこう英語でのコミュニケーション力が進歩したと思うし、これはこれで良い体験だったなと思います。
1位:Term2チーム
Term2は一番苦戦しました。チームメンバーがインド人二人、台湾人、ペルー人、自分という構成で、とにかくみんな全く時間を守らず、デッドラインを守らず、ぐちゃぐちゃでした。みんながみんな、英語力が厳しく、考え方も違い過ぎて、ディスカッションしても纏まらない、作業も息が合わないなどなど、大変なことしかありませんでした。
逆にこういうチームだから、自分から方向性を提案したり、先に回って色々調べたりするような頑張りが出来たように思い、学びという意味では一番大きかったチームかなとも思います。結果的には大変だったと思う経験ほど、色々学んでいるように思うし、学校という場だからこそ大変な思いをした方が見入りは大きかったなとも思います。仕事はリスクばかりを取ってはいられないですが、学校だからこそできる経験が出来たなと思います。
初めてMBAで勉強しようと思ってから気付いたら5年、やっと卒業直前までやってきました。MBAに来て良かったのか悪かったのかは、卒業後の自分の頑張り次第、成果次第だと思ってます。5年後、10年後、MBAに来て良かったと思えている自分になれるよう、ここでの経験をステップにしてまた頑張っていこうと思います。
おわり