RSM MBA Life

オランダロッテルダムにあるRSM Erasmus UniversityのMBA Programに通う学生達の日記。

Spring has come

2008-05-22 08:23:11 | MBA09生活
こんばんは。娯楽班の茜です。

「オランダの飯と天気は、イギリス以下。」
と、出発前に誰かからいわれたことがあって、「そんなわけないやろ!」と思ってたのですが。
ご飯については場所を選んで値段も気にしなければわりとおいしいものに出会えることもあるのですが、天気だけはほんとに、人間の力ではどうにもならないものです。

朝は8時ごろまで明るくならないし、授業が終わる16時半にはもう真っ暗になってる、なんて日々がずっと続いて、雨だけじゃなくヒョウまで降り、おまけにロッテは海に近いので毎日暴風。
そんな天気がずっと続いた冬の間は、心底「もう日本帰りてー!」と思っても、そう叫ぶ元気すらない、、、とにかく、前述のコメントは立証されたわけです。

そんな最低なロッテの冬でしたが、先月のLiving Managementをやってるあたりからだんだんと春めいてきて、今はすっかり春!青い空が広がって太陽がまぶしい、気持ちのいい天気が続いています。
冬が厳しいぶん、春の訪れはほんとにありがたいもので、「貴重な太陽を逃してはならん!」とばかりに、地元の人たちも天気のいい日は近所の河原で水着になって日光浴をしたり、大げさなほどの騒ぎっぷりです。

チューリップの国オランダは、この季節あちこちで花が咲いててほんとにきれい。先日日本より家族が遊びにきたので、花の庭園で有名なキューケンホフ公園というところにいってきました。花の命は短いということで、今年はもう閉園になってしまったようですが。。。

今はちょうどTerm3のマーケティングの授業が終わって、インターンまで少し間があきました。日も長くなったので、夜遅くまでパブの外で食事やお酒を楽しんだり、軽い旅行に出かけたりと、この短い良い季節を堪能しようと思ってます!

Sensitiveな授業

2008-05-08 08:47:47 | MBA09授業
RSMライフを満喫しているK.T.です。今週から第三タームに入っています。本当に早いものですね・・・。

先日行われたLiving Managementについては、もうJunさんとハイディさんが述べられているので、多くは語りませんが、本当に貴重な経験になりました。優秀なチームメイト達(インド人2名・パキスタン人・インドネシア人・コロンビア人)と私の家で丸3日間缶詰め状態でトコトン議論したことは、忘れることはないでしょう。

さて、第三タームは、RSM独特のスケジュールとなっています。授業が行われるのは5月のみであり、6月から8月については、生徒は各企業でサマーインターンシップを行うことになっています。5月の授業は、Strategy・Marketing・Financeの3つのなかから選択することが可能ですが、私は悩んだ末にStrategyを選択しましたので、この授業について少し触れたいと思います。

このStrategyの授業は、「グローバルなビジネス環境下でどのように戦略を構築していくか」ということに主眼が置かれています。エリアとしては、中国・インド・東南アジア・中東・アフリカに対して焦点があてられています。この授業の講師は、「まずはPoliticsとHistoryを知らなきゃダメだ!」ということを持論にしており、結構Sensitiveな話題を持ち出してきます。世界40カ国から生徒が集まっているRSMでは、授業中でもプライベートでもSensitiveな話題について触れられることはありませんでしたので、新鮮な刺激を受けています。

わたしが感じたのは、やはり中国と日本の関係はとても難しいということです。講師が「第二次世界大戦の際の日本の戦略は・・・」と話し始めると、ある中国人女性生徒が「その話題は持ち出さないで欲しい」と断わりを入れました。また、別の中国人女性生徒も「中国の共産政治は、過去にあったような外国からの侵略を防ぐためのものだ」とプレゼンしていました。普段はとても懇意にしている彼女たちからそのような意見をダイレクトに聞くと、少々とまどいを覚えました。

日本にとって、中国はとても大事な国であることは間違いありません。私自身も中国でのビジネスにかかわる可能性は十分にあります。政治体制や歴史認識の違いを乗り越えてビジネス上の成功を収めることは非常に難しい問題ですが、「お互いのことを理解しあう」ことから全てが始まるように思います。相互理解を深めあうという点では、RSMはまさに絶好の機会を与えてくれています。入学以来中国人とはかなり親しくしてきましたが、これからはもっと親交を深め、互いの良さについて認め合う仲になりたいと思うようになりました

明日からはパリでMBAオリンピック(運動会のようなもの)が開催されます。欧州の様々なビジネススクールが集結し、いろいろなスポーツで各生徒が母校を代表して競い合うようです。こうしたインフォーマルな企画があるのもRSMの醍醐味です。思う存分楽しみます。

Strategy

2008-05-02 06:25:51 | MBA09授業
JUNです。立て続けの投稿です。

Living Managementが終わりホッとしていたのも束の間、Strategic ManagementのAssignmentがあったため、あまりゆっくりも出来ずにレポート作成に追われました。

Assignmentの内容は基本的に自由。テーマを決め、授業で学んだ〝戦略”のフレームワークを使い、自分なりのAnalysis・Recommendationを行う形です。
今までも、商品企画・開発を行う際にマーケットや収益性、他社比較などの分析を行った経験は色々とあるのですが、実際に理論に基づいて分析したことはありませんでした。
ポーター、マッキンゼー、BCGなどのフレームワークを駆使して分析を行うと、新しい発見があったりして、楽しみながら分析をする事ができました。

5月から始まる3学期は、Advanced Strategyのコースを取ることにしているので、さらに深掘りして知識を深めていきたいと思っています。






続 Living Management終了

2008-05-02 05:59:07 | MBA09授業
JUNです。久し振りの投稿です。
ハイディさん。って誰?なんでそんなペンネームにしたの?
まぁいいか。
ハイディさんに続き、Living Managementについて少し触れたいと思います。

Living ManagementはRSMの一つの大きな売りとなるカリキュラムです。
企業が抱えている課題を実際にコンサルするというなかなか経験できないプロジェクトなので、始まる前からかなり楽しみにしていました。

僕のチームの担当は、ある飲料パックのメーカーのプロジェクト。
内容的にはマーケティングが主体で、それに戦略やHRなどを織り交ぜてチームとしての解決策を練るというものでした。

毎日夜までチームで戦略を考え、マーケティングプランを作り、議論・資料作成を行い、帰ってからも各自の割当てに基づいて朝までに資料を作成するという毎日。日曜日は学校が閉鎖されているので、スカイプでネット会議を行ったりしました。
最終的にはAppendixも含めてパワーポイントは70枚ほどになりました。
また、チームメンバーにパワーポイントの達人がいたので、皆で知恵を出してお手製CMまで作りました。

プレゼンは30分のみ。僕のチームは6人全員でプレゼンを行ったので、リハーサルを行い、お互いのプレゼンの問題点を指摘したり、時間配分を行ったり入念にチェックして挑みました。

プレゼンの結果は大成功。特にCMは企業の方々も目を丸くしていました。
Q&Aもソツなくこなすことができ、僕もチームメンバーも大満足。非常に充実感がある10日間でした。
写真はプレゼン後に撮ったチーム全員の写真です。テーマがSustainabilityだったので、グリーンのネクタイ・スカーフで統一しました。