RSM MBA Life

オランダロッテルダムにあるRSM Erasmus UniversityのMBA Programに通う学生達の日記。

Peer Review 2 (Shu)

2007-07-23 02:02:01 | MBA08
Shuです。先日前学期のグループについてお互いを評価する"Peer Review"を行い、その結果が最近返ってきました。

以前このブログでも触れたのですが、このPeer Reviewではグループメンバーについて匿名で、グループへの貢献度・仕事の質・リーダーシップ・チームワークなどの項目について、他のグループメンバーと自分自身について10段階評価し、更にグループメンバーについての長所・短所・改善すべき点などについてのコメントをします。

RSMは15ヶ月のプログラムが第4期に分かれていて、その内第1・2期は学校側が5,6人ほどのグループを割り当て、そのグループと共に各科目のグループワーク・プレゼンテーションを行い、成績をある一定の割合で共有します。科目によってはこのグループで行う評価の割合が高いものもあり、そういった意味ではチームとしてどれだけよい結果をだせるかがその学期に成功するか否かの鍵となります。

私にとっては第2期はいいメンバーに恵まれ、グループメンバーから学ぶことが多く実りある時期でした。第1期のメンバーに比べるとプライベートで過ごす時間はそれほどなかったのですが、個性的なメンバーが集まり、それぞれの専門性を生かしながらよい仕事ができた感があります。

この時期に私が最も学んだ点は、どんなメンバーと組んでもチームとしてよい結果を出すことができる方法でした。第2期のメンバーの中には個人的に非常に仕事がしにくいメンバーがいたこともあり、プロジェクトを通してお互いの意見が食い違い度々ぶつかり合うことがありました。ロシア人でイスラエルで育ったグループメンバーの1人は独創力があり毎回よいアイデアをだすのですが、アイデアを出すことにいつまでもこだわり、それからアイデアを具現化する方法に進むことができずチームとして非効率な時間を余儀なくされることがありました。

しかしながら、このようなチームメンバーがいたとしても、“限られた時間の中でよい結果を出す”という目標へ向けて、チームとして機能するために様々な方法を考えそれを実施することによって徐々にどんな人と一緒になってもうまく働くコツを身につけることができるようになってきたと思います。

Peer Reviewでは、「Shuは躊躇せずにもっと主張した方がいい。」というアドバイスがありました。確かにグループワークを通して何か思ったことがあっても、チームの雰囲気やその時の状況でいいにくいことと感じ、主張していなかった場面がありました。しかしながら、その時に一時的に雰囲気が悪くなったとしても言うべき時に自分が思っていることを相手に伝えることは、長期的にはグループにとってプラスになる大事なことだと認識しました。日本人はこういった傾向が他国の人に比べてあるといわれますが、よりよい行動がとれるようにこれから意識していきたいと考えています。

Summer Associateship (Shu)

2007-07-16 13:35:38 | MBA08
こんにちは。Shuです。

サマーインターンシップのため日本に一時帰国しています。RSMではサマーインターンシップをSummer Associateship (SA)と名付け実際に企業でSummer Associateとして働くという位置づけでMBAプログラムの中に組み込んでいます。

私は現在ヘルスケア関係の会社でマーケティングインターンとして働いています。先週10人ほどいる同期のインターンの皆さんと飲みに行ってきました。私以外はアメリカのビジネススクールから来られているのですが、それぞれ異なる地域のビジネススクール出身、バックグラウンドも多様、しかもインターン先はそれぞれ異なる事業部ということで話していてとても楽しかったです。特に自動車、旅行、IT、金融、商社etc.といったバックグラウンドの異なる皆さんの話を聞くのが面白くて、そういったバックグラウンドの方々が今同じくヘルスケアという領域でそれぞれの経験を生かしながらインターンをしているということで刺激を受けました。

私はヘルスケアという領域は同じなのですが、前職はコンサルティング会社で働いていたのでBusiness to Businessに従事していました。事業会社で働いている今は、Business to BusinessというよりはBusiness to Consumerのビジネスをしています。コンサルティング会社で働いていた頃はProposalを提出した時点でプロジェクトは終わりで、実際に提案したProposalを実施していくのはクライアントである事業会社だったのですが、現場を変えたい、よりよくしたいという思いがあり、現場を変えるために動くことができる事業会社で働いている今はよりやりがいを感じています。

SAも早いもので半分が過ぎましたが、医療従事者の方々社内事業部の方々やステークホルダー、いろんな人に出会うことができて毎日楽しいです。こういった出会いがあることに感謝し、一日一日を大切に過ごしていきたいです。

今日の写真はロッテルダムを去る前日のFarewell Dinnerで撮ったものです。皆それぞれ世界のいろんな場所でSAをやっていますが、ロッテルダムで再開して皆のSAの話を聞くことが楽しみです。

MBAT 2007 (Shu)

2007-07-16 12:46:02 | MBAイベント
こんにちは。Shuです。東京は台風が過ぎ去って、今日はとてもいい天気です。

このブログに載せたかったRSM関連の出来事がいくつかあって、でもついつい書くタイミングを逃してしまったものがあったので、今日はその中のひとつをご紹介します。

毎年5月中旬にフランス、パリ郊外にあるHECというビジネススクールでMBA Tournament (MBAT)というビジネススクール対抗のオリンピックのようなイベントがあります。私もこのイベントはビジネススクールに入学する前から知っていて参加するのをとても楽しみにしていました。

http://www.mbat.org/mbat/2007/home/home.shtml

MBATは欧州ビジネススクール12校の学生と家族、1500人以上が集まる一大イベントだけあって、HECのキャンパスは盛り上がりました。今年は5月17日から20日まで行われ、日中は様々なスポーツで競い合い、夜はパーティーがあるのでかなり疲れましたが、他の欧州ビジネススクールの方々と交流をできるいい機会でした。例えば私はビーチバレーでESADEというスペインのスクールと試合があったのですが、勝敗よりも楽しもうという雰囲気で、そこで顔馴染みになった人達とPartyで親睦を深めることができました。

12校も集まるとそれぞれのスクールのカラーが違っていることがよく分かって面白かったです。例えばRSMは小規模のスクールなので、皆がお互いをよく知っていてチームワークがよいところがあるように思います。それぞれが個々にパフォーマンスをだすというよりも、皆が助け合って協力し合って試合に臨んでいました。ただ少人数で各試合に出場しなければならないので、とても疲れました。私はサッカー、バスケットボール、バレーボール、ビーチバレーに参加しました。特にヨーロッパはサッカーが人気があることもあって盛り上がりましたね。オランダカラーのオレンジの帽子とシャツを身にまとってがんばりました。

http://www.rsm.nl/portal/page/portal/RSM2/Programmes/MBA/Introduction/MBA%20News/Details?p_item_id=4995689&p_pg_id=133&p_page_id=3184294

オランダの天気 (tomo)

2007-07-15 13:50:40 | MBA08
東京は台風が近づいていると聞いていますが、もう雨止んだようですね??

今サマーインターンをするために東京に戻っています。8月の半ばには別のインターンをするために京都に移動します。

京都は秋に何度か滞在したことはありますが、8月半ばは灼熱地獄らしいですね。

さて、オランダの天気はというと、、やっぱり好きになれません。。

去年の今頃、渡欧前に、あのイギリス人から「オランダの天気は雨ばかりで気が滅入るぞ」と言われていましたが、やっぱりその通りでした。

冬時間が始まり日照時間が日毎減るにつれて、雨が増えてきます。一日一回は、シトシトと雨がふります。

オランダは国土の1/4が海抜以下。日本のような山がありません。平らな国。(山登りが好きな方、隣のドイツにいい山あるらしいです。ご心配なく。スキーが好きな方、隣のフランスにいいスキー場あります。ご心配なく。)坂道もゼロ。

日本の冬のように、日本海側に発生した雲が長野あたりで海側斜面に大雪を降らせ、乾いた空気が太平洋側に流れ込むというようなことがありません。山に遮られることなくオランダ上空は雲の通り道。オランダ特有の強い風にのった動きの早い雲は、気のおもむくままに雨を降らせます。

冬はRSMの1年生にとって、ワークロードが一番重い時期。基本的にみんな協力的ですが、やっぱりみんな追い詰められているので結構Conflictします。おまけに日はささないし、毎日雨が降る。風が吹く。想像できるでしょ?この時期の一年生がどんな精神状態にあるか。

そのかわり、このつらい時期を超えた春には急に天気がよくなります。日照時間がのび、乾燥したそよ風が頬をくすぐる気持ちのよいベストシーズンです。午前の授業を終えた後、クラスメイトとくだらないこと話ながら飲む昼間のビールなんて最高です。

さて、私は京都の後、9月にはオランダに戻ります。先日、素敵な黒い雨合羽を見つけたので即購入。一応オランダ冬対策は万全です。

最後に、「日本の梅雨とオランダの冬の雨、どちらが好き?」と聞かれたら、迷わず「日本の梅雨!」と答えちゃいます。。

(でも、オランダの春夏はほんといいですよ。冬だけちょっと気が滅入るという話です。冬は勉強に集中できるし、本を読んだり思索にふけたりするのに最高の季節。勉強に飽きたらみんなと普通に遊んだりもします。フォローになってます??)

EMBA Welcome Event (Shu)

2007-07-03 08:16:46 | MBA08
Shuです。東京は蒸し暑いですね。

先週の日曜日はRSMの組織行動論の教授Bill Collinsが40人のExecutive MBA (EMBA)の学生と共に日本へStudy Tourで訪れ、その歓迎会がオランダ大使館で催されたので私も参加してきました。

RSMは名古屋商科大学と提携関係があり、このStudy Tourは毎年行われているようです。Tourを通してトヨタやソニーなどの日本の代表的な企業を訪問するとのことでEMBAの学生達はとても楽しみにしているようでした。

私もRSMのMBAの日本人学生として卒業生と一緒に今回の歓迎会に参加させていただきましたが、オランダ大使館へ行く機会はめったにないので面白い経験でした。大使館というと敷居が高いような印象があったのですが、大使館の方は皆フレンドリーで楽しい時間を過ごしました。

オランダ大使館は変わった形をしているなと最初見たときに思ったのですが、後から大使館の方が、この形は「出島」をイメージして作られたものなのです、と話していました。歓迎会の際にオランダと日本の歴史的な関係も話題になりましたが、そういえば小学生の時に「鎖国」や「出島」等を習ったなと思い出しました。

私は9月から始まる第4期の選択の授業でEMBAと合同のクラスをとっているので、今回のTourを通して、日本にどういった印象を持ったか、日本でどんな経験をしたのかEMBAの学生に聞くのが楽しみです。