RSM MBA Life

オランダロッテルダムにあるRSM Erasmus UniversityのMBA Programに通う学生達の日記。

MBAT2012

2012-05-24 08:49:06 | MBA13全般
こんにちは。class of 2013のゆーけーです。

5月17日~20日はパリのビジネススクール・HECに欧州ビジネススクールの運動会であるMBATに行ってきました。
今年は13校、約1,300名の参加だそうです。

MBATはスポーツを通じて各校の親睦を図るイベントであると同時に、同時に各校の威信をかけた戦いでもあります。
我が校も忙しい中各種目練習を重ねて本番に備えていたようです。

実は16日23:59がOperation Managementの課題の提出期限で、ギリギリまで粘っていたので、それからの準備となり、かなり寝不足でした(多くのクラスメイトが同じような感じでした)。

ロッテルダムからパリへはバスで向かいます。
パリまでは約6時間。当日にも競技があるため、早朝6時の出発です。
必死に起きて準備して、無事に集合場所へ。





みんなそろって出発し、高校生の修学旅行よろしく大騒ぎになるのかと思いきや、みんな前日の課題で疲れていたのかほとんどの人が寝ていました。
僕は隣のクラスメイトと話したり寝たり、という感じでした。

結構な長旅(しかもHECはHEC Parisといいながら、市街地からは結構遠いです)を終え、無事に会場に到着。
HECは広大な森林の中に位置し、空気がきれいです。

そして早速MBATの案内一式をもらいます。





初日はフットボールとバドミントンがあり、構内が広くてフットボールコートの場所がわからなかったのでバドミントンの応援。

どのチームもいい試合をしていました。
バドミントンはスピード感があるスポーツなので見ていて楽しいです。


競技を一通り見終わると、ホテルに行ってしばしの休息。
ホテルは2人一部屋での宿泊だったのですが、同室の人が、かねてより話してみたかった人だったので、ここぞとばかりに話していました。
これまでの仕事のことのほか、ビジネススクール以外のエラスムス大学で開かれる授業の話、お互いの故郷の話などをしていました。

そしてしばらくすると、ディナー・パーティのために再度HECへ。
運動着からきちんとした服装に着替えていざ出陣。

今年は食事に相当力を入れていたそうで、フランスらしくおいしい食事でした。




ディナーが終わると次はパーティ。
ガンガン音楽をかけて、とにかく騒ぎ、踊ります。
こういうパーティは初めてなのでどうしたものかと戸惑いましたが、とにかく周りに合わせて騒いでしました(笑)




そのまま12時くらいまで騒いで、そのままバスでホテルへ。
ベッドに直行です。

2日目は自分が参加するドッジボールがありました。
といっても午後なので、それまではバレーボールなどを応援していました。




そしてドッジボール。
ドッジボールと言っても普通のドッジボールではなく、アメリカンドッジボールと言って、ボールを同時に6つ使うという慣れない種目です。外野はないので後ろからボールが来ないのは助かります。

ドッジボールは仮装にも賞が出ることになっていたので、各チーム趣向を凝らしていました。
我がチームは、服をオレンジで統一し、顔にオランダ国旗を書きました。




最初の相手はマドリッドのIE。
IEは他のスポーツでも戦っており、今大会の好敵手です(戦績はさておき)。
さすがスペインのチームは面白いなー、と思って仮装をみていました。

ちなみに頑張ったのですが惜敗でした。


2試合目はOxford。強敵です。
が、何とか勝ちました。僕はボールをキャッチされてアウトになりましたが。
ということで、自分が出た試合は1勝1敗でした。
ちなみに自分が退いたあとにもう1試合あったのですが敗れてしまい、1勝2敗という形になりました。まあ、1勝できたのでいいかな、というところです。

そして競技の時間が終わると、2日目もディナー&パーティ。
やはり騒ぎます。本当にみんな元気です。


3日目はHEC在校生の方にHEC構内とパリを案内していただきました。
HECはパリ市街地から離れた山の中にあり、本当に自然豊かです。
また、各種スポーツのコートも充実しています。しかも天然芝!



HECの中の道路。本当に森の中です。



フットボールコート。天然芝できれいです。



4日目は11時頃にホテルを出発し、一路ロッテルダムへ。
ロッテルダムに着いたのは18時を回っていたと思います。

そのまま自宅に帰り熟睡。長い週末が終わりました。


当初の目的の一つであるネットワーキングはあまりできず残念ではありましたが、一方でクラスメイトとは仲良く過ごせたし、前述の同室の人とも話す機会ができて、大きな収穫がありました。どんちゃん騒ぎ風パーティも経験できてよかったです。


ちなみにRSMはスポーツ自体では他校を圧倒、というわけにはいきませんでしたが、チームワークの良さではひときわ目立っていて、チアリーディング賞を受賞したと聞きました。
また、他校の方からもRSMの団結の強さを褒められました。
こういうところはまさにRSMの良さですね。


そして、MBATが楽しかったので、HECのMBAT記念シャツを買ってきました。



オレンジがRSM特製シャツ、白はHECのMBATシャツ。

HECのシャツを学校に着ていったら、クラスメイトに「帰れ!」と言われました(笑)

MBAT前夜

2012-05-17 01:31:55 | MBA13全般
MBA 2013のゆーけーです。

プログラムが始まってから早いもので5ヶ月目、もう5月です。日本では花見の時期が終わって、学校によっては運動会がある時期でしょうか。

しかし、運動会が春に行われるのは日本だけではありません。欧州でも春に行われる運動会があります。
そのうち、我々にとって最も重要なのは、MBA-tournament、MBATです。

MBATとは欧州のビジネススクールが、パリのビジネススクール・HECに集まって行う運動会で、今年は欧州各国の13のビジネススクールが参加するようです。
ちなみに、MBA生のみでなく、ビジネススクールの他コースの学生、卒業生、家族なども参加できるようです。
毎年HECの方のご尽力で楽しいイベントになっているようで、本当にありがたいです。
IESEの"Doing Good and Doing Well"イベントでも感じましたが、このような大規模なイベントを毎年こなすというのはすごい責任と負担が伴うものでしょうから、本当にすごい能力とリソースを持っているんだと頭が下がります。

種目はサッカーやバスケットボール、ゴルフ、ラグビーなどメジャーなもののほか、ペタンクやアルティメットフリスビー、さらにはチェスまであります。チェスがスポーツだということを初めて知りました。

実はMBATというイベントに受験生のときから関心を持っていて、RSMを選んだ一つの理由はMBATに参加している、というものもあります。

種目にもよりますが、ずいぶん早くから興味のある人が集まって練習している種目もあり、特にMBATが近づいてくると色んな種目を練習している人が見られました。

スポーツの中では野球が好きなのですが、残念ながら欧州なので野球はなく、代わりに似たスポーツであるクリケットに関心を持ち、練習に出てみました。




投手、打者、野手がいて、打ったら走るなどの基本動作は野球と似ている一方、投げ方が野球と違ったり、ウィケット(打者の後ろに3本の棒が立っていて、それを倒されるとアウト)を守ったりと、違うところもあってとまどったりもするのですが、結構楽しくプレイすることができました。

また、小学生の頃に少しバドミントンをやっていたこともあり、バドミントンの練習にも参加したりしました。




久々のバドミントンでしたが、思ったよりは体が動きました。
もっとも、練習翌日は体の節々が痛かったですが。


練習することによって、運動不足が多少なりとも改善されたこともよかったですが、それ以上に普段話さない人と話すきっかけができたということの方が大きな収穫だったと思います。
スポーツを一緒にしていると、言葉を交わさなくても何となくフレンドリーになりますし、それは日常での関係の円滑化にもつながると思います。

このように2つの種目の練習に参加しましたが、実際に出場するのはなりゆきでドッジボールになりそうです。
しかも、日本で慣れ親しんだドッジボールではなく、アメリカンドッジボールという、 6つのボールを同時に使うという難易度の高そうな種目です。ただ外野は無いようですので、それは救いですね。前見てたらいきなり背中にぶつけられるとかたまりませんから。

ちなみに、他の日本人同級生は、サッカー、テニス、卓球、バドミントンなどに参加するようです。
結構練習に力を入れているようでしたので、活躍が期待されるところです。

また、RSMの宣伝ムービーがありますので、是非ご覧ください(こちら)!

会場のHECには学校からバスで行くことになっています。
朝6時半に学校に集合で、数時間かけて会場に着きます。
大人数でバスに乗るというのは修学旅行を思い出させますね。


ということで、RSM並びに各校の健闘を祈りつつ、荷造りに取りかかろうと思います。

PLD Policy Presentation

2012-05-13 22:56:08 | MBA13全般
2学期が始まって3分の1ほどが過ぎた5月の第1週は2回目のPersonal Leadership Development(PLD)でした。

講義もありましたが、今回のPLDの目玉は"Policy Presentation"。自分たちで社会を良くする提案を考えるというもので、国連のミレニアム開発目標に掲げられた8つの課題から一つを選んで、なぜこの問題がなかなか解決されないのかということと、それを踏まえてマクロ・ミクロレベルの提案を考え、チームでプレゼンテーションをする、という内容です。

我々のチームは初等教育の充実というテーマを選びました。
理由としては、初等教育は各人に対し生涯の効果をもたらすこと、初等教育の充実自体が他の課題の解決策になること(実際他の課題を選んでいたチームもその解決策として初等教育の充実を挙げていることが多かったです)、などがあります。

プレゼンテーションはクラスメイトの他、MBAの学校関係者(Academic Directorやキャリアセンターの担当者、EMBAの担当者など)の前で行われました。

3日間あるうちのプレゼンの日程のうち、我々は最終日。
先にプレゼンをしたチームの出来が予想以上によかったので、ギリギリまで修正を加えてプレゼンに臨みました。

また、前日にはリハーサルも行ったのですが、とにかく勢いよく、簡潔に(必要ないことは極力話さない、隙を作らない)ということをアドバイスされていましたので、自宅でも練習していました。

さて、プレゼン当日。
イントロダクション(アイスブレイク)をチームメイトのオランダ人がうまくこなし、ついに自分の番。
自分のパートは、まず我々のミッションを強く訴え、その後になぜ初等教育かということを簡単に説明し、プレゼン全体の流れを紹介して次につなぐというものでした。

で、「我々のミッションは・・・」というところでバトンを渡され、

勢い良く「To send less fortunate children to primary schools!」と、高らかに宣言し、ここで拍手などが出るという想定で進めていたのですが、反応があまりなかったので、自分で拍手して無理矢理拍手してもらいました(汗)

次のパートはなぜ初等教育を重要視するのか、ということ。

主な理由として、
(1)読み書きを覚えることで視野やコミュニケーションが豊かになること
(2)初等教育が他の重要課題の改善に結びつくこと
(3)初等教育は社会・経済の発展に結びつくこと
(4)教育の効果は長続きする(一過性ではない)こと


をそれぞれ簡単な説明を加えて挙げました。



そして最後にプレゼン全体の流れを説明してバトンタッチ。
自分のパートは3分くらいのプレゼンでした。

その後はチームメイトが各パートをしっかり説明し、質問にも適切に回答しプレゼン終了。


ちなみに他のチームのプレゼンも素晴らしいできで、提案するアイデアだけでなく、プレゼンの見映えやデータの見せ方、説明の仕方などにすごく工夫が凝らされていました。

これまでの社会人経験でプレゼンをするということがなかったので、これがプレゼンというものか、と目から鱗でした。これだけでも貴重な経験ではありました。


ということで次頑張ります!

Queen's Day

2012-05-05 05:28:48 | MBA13生活
こんにちは、 MBA2013のゆーけーです。


オランダは日本や英国と同じく立憲君主制を採る国で、現在はベアトリクス女王が王位に就かれています。

そして、日本に天皇誕生日があるように、オランダにも女王誕生日、"Queen's Day"が祝日として定められています。
現在のQueen's Dayは4月30日。この日は正確にはベアトリクス女王の王位継承日で、先代のユリアナ女王の誕生日です。

この日は国中でお祝いする日であり、当然クラス一同盛り上がります。
イベント好きのクラスメイトがクラス全体を巻き込んだアムステルダム観光を企画し、多くのクラスメイトやパートナー・家族が参加しました。参加者は80人を超えていたようです。

ちなみにオランダ王家の色はオレンジ色ということで、街中がオレンジ色に彩られます
ということで、一同オレンジ色のものを身につけよう、ということになりました。
オレンジ色の服などは持っていなかったので、急遽ロッテルダムのマーケットでオレンジ色のTシャツを買ってきました。

そして当日朝、同じ寮に住んでいるクラスメイトと共に、ロッテルダム中央駅に向かいます。




そして電車にてアムステルダム近郊に向かいます。
アムステルダム中心部は古い建物が多く、高いビルなどは少ないのですが、アムステルダム郊外はビジネスの中心地となっているようで大きなビルが多いです。




電車を下車すると、参加者一同、付近の船乗り場へ。
メインイベントである運河で船遊びです。
参加者は2隻の船に乗って運河を進みます。




船ではビールをはじめとする飲み物が飲み放題で痛飲しました(笑)
おかげで、普段あまり話さないクラスメイトとも打ち解けた気がします。


運河を進んでいると、同じように船遊びをしている人たちとすれ違います。
お互い手を振ったりして、祝日の雰囲気を楽しんでいました。






4時間ほど船の上で騒いだ後に下船。
その後はアムステルダムを散策しようと思っていましたが、予想以上に乗船時間が長かったことと、お酒を飲み過ぎたこともあって、そのままアムステルダム中央駅までの散策を経て帰宅することにしました(翌日から学校ですし)。

ちなみにこの日は各家庭がバーゲンセールを出していて、掘り出し物を見つける絶好の機会だそうです。本当は行きたかったのですが、惜しいことをしました。





早めに帰ったつもりでしたが、帰宅したのは午後7時。
ほぼ12時間クラスメイトと過ごしていたことになります。
これほど長い時間を共有したことはなかったので、充実感がありました。


ということで、非常に楽しい1日でした。
このような楽しいイベントを企画してくれたクラスメイトには本当に感謝です。
参加者の確認から船の手配まで、色々手間がかかるものですが、忙しい中よくやってくれたものだと思います。

思えば、クラスメイトの動機付け、スムーズなロジスティクス、さらには盛り上げる役割など、これこそリーダーシップというのかもしれません。
よくリーダーシップと肩書きは別のものだという話を聞きますが、これはまさにその通りだと改めて思います。

実際自分も1学期に自宅で日本食をチームメイトに振る舞ったことがチームビルディングの一環として感謝されましたし、リーダーシップには色んな形があるのだと思います。

ということで、まずは彼らを見習いながら、自分なりのリーダーシップを考えてみようと思います。

2学期の授業

2012-05-03 23:25:31 | MBA13全般
気がつけばもう5月。早いものですねー。
そして2学期が始まってから1ヶ月近くが経とうとしています。

ということで、今回は2学期の科目のご紹介をしたいと思います。
2学期は1学期に比べ、よりビジネスに近い、いわゆるMBAらしい授業ばかりですので、学んでいて大変関心を持ちますし、とても楽しいです。


Marketing Management
文字通りマーケティングです。毎回ケースを読んでマーケティング理論に即して議論を行います。
ケースの内容が普通の会社のビジネスだけでなく、レストランやサッカーチームのものがあったりして、楽しみながら勉強しています。
サッカーのケースのときは、クラスメイトの呼びかけでレアル・マドリッドのシャツを着ていきました(笑)

Operations Management
オペレーション。オペレーションの理論に加えて、産業施設のレイアウトをどのようにしたらよいか、生産計画をどのように立てたら良いかということをゲームを通じて学びます。

Financial Management
ファイナンス。金融の基本的な概念からファイナンス理論まで。計算が多いです。
CAPMという言葉を聞いて、証券アナリスト資格の勉強をしていた頃を思い出します。

Strategy Management
ストラテジー(経営戦略)。こちらもケースをベースに組織の性格・特徴や経営戦略(例えば「選択と集中」)などについて学びます。

Economic Environment of Business
経済学や経済の仕組み(金融市場、インフレ・デフレ、政府の役割など)について。

Personal Leadership Development
プログラムを通じて行われるリーダーシップ育成科目。
2学期の目玉は"Policy Presentation"。
その名の通り、ビジネスだけでなく、社会を良くするということについて考えるというものです。
具体的には、国連が掲げている「ミレニアム開発目標」にある8つの課題から一つを選んで、その問題の分析及び様々なレベルの提案をグループでプレゼンするというものです。



気がつけばMBAプログラムの折り返し地点も迫って来ています。
プログラムが終ったときに何かしら成長したといえるようにするためにも、色んなことにより積極的になりたいと思います。

そういう意味では、5月半ばにある欧州MBAの運動会(MBAT)はクラスメイトと言葉の壁を乗り越えて仲良くなるチャンスですので、まずは練習を共にして仲良くなっていこうと思います。