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【小川雪】華麗な大技とスピード感あふれる動きが魅力の男子新体操。日本発祥のこの競技の魅力を広めようと、デザイナーの三宅一生さん(75)が企画した強豪・青森大学男子新体操部の公演が18日夜、東京・国立代々木競技場第二体育館であった。
三宅さんがデザインしたカラフルな衣装に身を包んだ選手27人が走り、跳び、大自然の驚異や海の生き物を表現。連続バック転や宙返りを決めると、満場の拍手に包まれた。
東北のものづくりを長年支援してきた三宅さんは今春、テレビ番組で全日本学生選手権11連覇中の青森大を知り、「力強さとしなやかさをあわせもつ動きの美しさ、ひたむきな態度は東北の底力そのもの」と東京公演を企画した。菊池正源(まさみつ)主将(4年)は「楽しい緊張感の中で演技できた。これを機に、もっと競技を知ってもらえれば」と話した。
東欧発祥とされる女子と異なり、男子新体操のルーツは戦前の日本。ただ競技人口は約1500人で、知名度も低い。
【男子新体操は、戦前から始まる日本発祥の競技】