男子新体操の強豪・青森大学の選手らによる初の舞台公演「BLUE」が26日、青森市文化会館で開かれた。新体操競技の発展を願いながら早世した先輩への追悼の思いを胸に、舞台に立った選手たち。その熱のこもった演技に、観客からは惜しみない拍手が送られた。
この日の公演は、同大新体操部1期生で2009年に病気で亡くなった大坪政幸さん(享年27歳)の遺志を継ぎ、競技の可能性を広げようと企画された。
生前の大坪さんが好んで使った曲「BLUE」で始まった舞台では、同大の選手ら約70人のダンサーが代わる代わる登場し、新体操をアレンジした踊りを披露。一糸乱れぬ連続後ろ宙返りを鮮やかに決めたかと思うと、一転、蝶を連想させる優雅な舞いを見せ、バイオリンの生演奏なども織り交ぜながら1時間半の斬新な舞台を繰り広げた。
参加した同大3年の小林翔さん(21)は、新体操に打ち込んでいた兄を中学生の時に失った過去があり、人一倍強い思いで舞台に臨んだ。公演後、小林さんは「政幸さんも兄もきっと見てくれた。男子の新体操選手の活躍の場が広がればうれしい」と話していた。
(2013年1月27日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20130126-OYT8T01099.htm?from=popin
この日の公演は、同大新体操部1期生で2009年に病気で亡くなった大坪政幸さん(享年27歳)の遺志を継ぎ、競技の可能性を広げようと企画された。
生前の大坪さんが好んで使った曲「BLUE」で始まった舞台では、同大の選手ら約70人のダンサーが代わる代わる登場し、新体操をアレンジした踊りを披露。一糸乱れぬ連続後ろ宙返りを鮮やかに決めたかと思うと、一転、蝶を連想させる優雅な舞いを見せ、バイオリンの生演奏なども織り交ぜながら1時間半の斬新な舞台を繰り広げた。
参加した同大3年の小林翔さん(21)は、新体操に打ち込んでいた兄を中学生の時に失った過去があり、人一倍強い思いで舞台に臨んだ。公演後、小林さんは「政幸さんも兄もきっと見てくれた。男子の新体操選手の活躍の場が広がればうれしい」と話していた。
(2013年1月27日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20130126-OYT8T01099.htm?from=popin