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働き方改革関連法ノート

厚生労働省の労働政策審議会(労政審)労働条件分科会や労働基準関係法制研究会などの議論に関する雑記帳

電通 過労死から一年となるクリスマス

2016年12月24日 | 労働相談ノート
クリスマスの大きな喜びは、聖書(ルカ福音書)によると、寝ずの番をしていた羊飼いたちへ一番最初に伝えられたそうです。

羊飼いたちと言えば、自分たちからすると牧歌的なイメージが強くありますが、羊は迷いやすい動物なので、羊飼いたちは一晩中寝ないで番をしないといけない仕事であって、過酷な職業であったと言えます。

今の社会でいえば、羊飼いたちは深夜の地下鉄や高速道路工事の労働者、または24時間営業のコンビニの店員、もしくは長時間労働を強いられるブラック企業の社員に例えられるかもしれません。そのような人たちのもとに大きな喜びが伝えられる日がクリスマスです。

もっと、正確に言えば、大きな喜びがいつの日か実現するであろう希望が誕生したことを伝えられる日がクリスマスになります。

昨年のクリスマス、どのような思いで彼女はクリスマスを迎えたのでしょうか。また、彼女の残された家族は、どのような思いで今年のクリスマスを迎えるのでしょうか。

クリスマスは大きな喜びが実現するであろう希望の日であると同時に、その希望が今年も実現しなかったという痛みをおぼえる日かもしれません。

なお、ヤフーニュースに「電通過労自殺 内定直後に書かれた女性社員メッセージが明らかに」(FNN)という記事がありましたので、リンクさせていただきました。

→電通過労自殺 内定直後に書かれた女性社員メッセージが明らかに


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