働き方改革関連法ノート

労働政策審議会(厚生労働大臣諮問機関)や厚生労働省労働基準局などが開催する検討会の資料・議事録に関する雑記帳

特定受託事業者の就業環境の整備に関する検討会

2023年09月05日 | ブログ管理者ノート
フリーランス保護法(フリーランス保護新法)とも呼ばれる「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律」が2023年5月に公布されたが、厚生労働省の新しい有識者会議として「特定受託事業者の就業環境の整備に関する検討会」が開設された。なお、この検討会にはオブザーバーとして内閣官房・新しい資本主義実現本部事務局などが参加。

特定受託事業者の就業環境の整備に関する検討会とは
フリーランス保護法(フリーランス保護新法)、またはフリーランス・事業者間取引適正化法とも呼ばれる「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律」が2023年(令和5年)5月12日に公布され、公布の日から起算して1年6月を超えない範囲内において政令で定める日から施行することとされている。

そして、この「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律」によると、「特定業務委託事業者(発注事業者)が特定受託事業者(フリーランス) に対して行う業務委託に関し、特定業務委託事業者は、広告等による募集情報の的確な表示、育児介護等と業務の両立への配慮、ハラスメント対策、中途解除等の事前予告の措置等を講じることとされており、法(特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律)の委任に基づき、政令、省令及び告示の下位法令 において、その具体的な内容及び実施の細則等を定めることとされている」とのこと。

これを踏まえて、厚生労働省の新たな有識者会議「特定受託事業者の就業環境の整備に関する検討会」では「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律特定受託事業者の就業環境の整備に関し、必要な下位法令を制定するため、法の委任に基づき下位法令において定めることとされている事項の検討を行う」とのこと。

第1回 特定受託事業者の就業環境の整備に関する検討会
第1回「特定受託事業者の就業環境の整備に関する検討会」は2023年9月11日に開催され、議案は「本検討会における検討事項について」「今後の進め方について」「構成員からのプレゼンテーション」。

なお、構成員(委員)は次の有識者の方々だが、検討会にはオブザーバーとして内閣官房・新しい資本主義実現本部事務局、公正取引委員会、中小企業庁が参加。

特定受託事業者の就業環境の整備に関する検討会 参集者名簿(PDF)

特定受託事業者の就業環境の整備に関する検討会(厚生労働省サイト)


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