■ UEFA Champions League 2007/2008 Group A |
リバプール(8-0)ベジクタシュ ・前半19分 クラウチ (リバプール) ・前半32分 ベナユン (リバプール) ・後半 8分 ベナユン (リバプール) ・後半11分 ベナユン (リバプール) ・後半24分 ジェラード(リバプール) ・後半34分 バベル (リバプール) ・後半37分 バベル (リバプール) ・後半44分 クラウチ (リバプール) |
■ 狂ったように8得点 |
◆ “もやしっ子”ベナユンついに覚醒か!?
非常に喜ばしい結果でしたが、諸事情により時間がないので、今回はポイントを2~3ピックアップしてお送りします。この試合のスタメンは、Yahoo!スポーツにてご覧下さい。
チャンピオンズリーグは、マンオブザマッチって毎試合ごとにあるのでしょうか?!
この試合のマンオブザマッチは、満場一致でベナユンだと思います。個人的に評価したいポイントはとりあえず2つ。(細かく書くと長くなるのでネ)
・3ゴールという結果
・チームの攻撃に有機的な変化を与えていた
今シーズン、ウィストハムから移籍してきたベナユンですが、個人的には当初は非常に懐疑的でした。ところが、チームが不調だった先月、わりとコンスタントに試合に出場してチームにフィットして来たと思うのです。そして、要所要所で持ち味のテクニックを発揮していたと思います。以前もちらっと書いたのですが、プレースタイル的に「剛」のタイプが多いリバプールの中で、「柔」のタイプなのがベナユンだと思うのです。
シャビ・アロンソが負傷によりチームを離脱していた時期とシンクロするようにリバプールが不調になったような感じもちょっとしていたのです。具体的には、“攻撃時(正確には、守備→攻撃)の変化”がなくなった。しかし、ベナユンがチームにフットしてきたことにより、ポジションが違うし守備力も高くないですが、攻撃にアクセントを加えれるようになった。そして、この試合で、チームメイトの信頼を得たと思います。この点を検証するのは、週末のフラム戦でしょうね。
あと、ベナユンの2、3点目。右サイドからゴール前へ絞ってポジションを取っている。つまり、ゴールへの意識の現れだと思います。
■ FW陣に競争を!! |
◆ クラウチも復活?!
先日のブラックバーン戦は見れませんでしたが、アーセナル戦でのクラウチのFWとしてのゴールを狙う意識には、ちょっと「おっ!」と感じていました。この試合、もしかしたら、今シーズン初??90分プレーしたかもしれない“ロボ”クラウチですが、非常に良い仕事をしていたと思います。最後には、CL新記録を樹立する8点目を決めました。(アシストはベナユン)
とりあえず、現在のスタメンクラスのリバプールのFW陣は、4人「カイト、クラウチ、ボロニン、トーレス」。個人的には、基本的に2トップの[4-4-2]でカイトを軸に相手チーム、選手の調子に合わせたうえでの「ローテーション(前回軽く批判したローテーション・システム)」であれば良いと思っていました。
カイトを軸という考えは、チームの連携、オールマイティ(カイトの場合はポリバレントって表現の方が正しいかな)など、トータル的なバランスが良いFWカイトと誰か?というイメージでいましたが、この試合を見る限り・・・(ベジクタシュの体たらくぶりは、今回は置いておいてリバプール視点で進めます)
「ボロニン、クラウチ」も悪くないと思いましたね。これまでのボロニンのプレーを見ての感想は、見かけによらずオールマイティなプレーが出来る選手という感じです。
前述のベナユンもボロニンも“ハゲたぬき”ベニテスの見る目は、案外しっかりしているんだなぁ~って思います。
そこで、思ったのは、普通のチームと同様に、純粋なポジション競いを4人のFWでやらせればいいと感じましたね。要は、ローテーションという悪い意味でのシステマチックな選手の入れ替えではなく、調子の良いFWはスタメン起用し最低でも65分(後半20分まで)くらいは使いつつのローテーションをして欲しいと思います。
今回のこの記録的結果を踏まえた上で、前述の通り週末のフラム戦のスタメンは注目しようと思います。
■ チームとしての連携 |
◆ 崖っぷちでふっきれた!?
この試合、ベジクタシュの内容をあえて除外してリバプールの良かった点を考えると・・・
・チームとして、攻撃時の前への推進力が良かった
・少ないタッチ数で3~4人連動した動き
・ボールサイドへのフォロー
今シーズンからリバプールを追っかけてコアなサポーターの方には恐縮ですが、先月くらいから私なりに問題と思っていた問題がこの試合では上記のようにクリアされていたと思います。
ダイジェスト動画をご覧いただければ分かると思いますが、FWが引いて来てくさびを入れてダイレクトもしくは1~2タッチで展開、それに連動してチームが動く。また、孤立しがちだったサイドプレーヤーへのフォロー(トライアングルを形成したり、パスを受ける為のスペースへの動き)など、非常によりクオリティの試合だったと思います。また、“崖っぷち”という状況によりチームとしてふっきれたのかゴールへの意識が高くなったと思います。
プレミア第4戦(ダービー戦)で6-0をやっていますが、その後、インターナショナルマッチウィーク明けから不調気味に・・・週末のフラム戦後、またしても代表戦線があり、リーグが中断します。週末のフラム戦は、これから年末に向けてのリバプールにとってとても大事な一戦となると思います。
最後に同じグループの「FCポルト 2 - 1 マルセイユ」という結果でした。これにより勝ち点計算については、後日軽くUPします。
【グループA ポルト:8 マルセイユ:7 リバプール:4 ベジクタシュ:3】
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■ チャンピオンズ・リーグ07/08シーズン、その他の記事
■ Liverpool - UEFA Champions League 07/08 Group A |
第1節 | 9月18(火) | ポルト 1-1 リバプール | [A] |
第2節 | 10月 3(火) | リバプール 0-1 マルセイユ | [H] |
第3節 | 10月24(水) | ベシクタシュ 2-1 リバプール | [A] |
第4節 | 11月 6(火) | ベシクタシュ | [H] |
第5節 | 11月28(水) | ポルト | [H] |
第6節 | 12月11(火) | マルセイユ | [A] |
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こんばんは。
私も理想はトーレスをFWの軸なんですけど、今シーズン加入したばかりなので、無理に軸というよりも安定感でカイトと考えています。いわゆるロナウド(ACミラン)“点取屋”ってタイプじゃないですけど、前線での軸という意味で考えた時にカイトがベストじゃないかな?って思っています。
バベルは、使い方次第ではすごい成長すると思いますね。
変な話、ベンゲルに預けたらどうなるんだろ?って思います。意外と凄いポテンシャルを持っている可能性もあるんでね。
ジェラードのゴールの形は、分かり易いチームとして前へ行く意識が表れたと思いますね。
その他、得点シーンでもよく見ると分かると思うのですが、オフザボールの動きがチームとして活発になっています。良い傾向です^^
こんばんは。
トルコのチームのきまぐれって感じはなんとなく分かりますね。あと、ホームでの試合を見ると他の国に比べて、サポーターが恐ろしいほど熱狂的って感じします。
カイトは守備などを考えるといいFWですけど、得点力はいまいちなので、やはりトレースが軸になって欲しいです。
しかし取りも取ったりですね。
この間のアーセナルもすごかったですが
この試合はリバプール祭りでしたね!!
ダイジェストしか見てないのですが、ジェラードのゴールシーンが縦の推進力のお手本みたいなゴールでした。
次のリーグ戦の出来にもよりますが、リバプールも復調してきているみたいですね。
トルコのチームてあいかわらず気まぐれですねぇ。
強いのか弱いのか。