草枕
2007-04-15 | 本
作者は超有名な夏目漱石です。
小説・・・というか、小説を通して漱石の芸術論を書いたもののような内容です。
画家を目指す一人の青年が絵を描くために湯治場に行き、そこで自分の描くべきものを見つけようとする話・・・かな。
「智に働けば~」というのは有名な出だしですね。自分の美学や方針を信じて行動すれば、必ず周りからとやかく言われる・・・っていうのはなんだかわかるような気がしました。昔も今も「人と違う」ということは非難される対象になってるんですね・・・。まぁ、今の方が昔よりは軽いとは思いますが・・・。
終始難しい言葉とか単語が出てきて、解説を見比べながら読んでいたので、結構時間がかかってしまいました。
一つの場面に対する描写がとても細かくて、文字を使って絵を描こうとしているようなそんな感じがしました。
主役の青年が目指している芸術は、「非人情」というものです。人間の感情が働かない、神の領域のようなまったくの自然を求めているのです。都会から離れて、自然と触れ合い、そして、そこで出会った女性の「非人情」の表情を得た時、青年の芸術は完成します。
なかなか難しい小説でしたが、名作に触れることができて良かったです。
小説・・・というか、小説を通して漱石の芸術論を書いたもののような内容です。
画家を目指す一人の青年が絵を描くために湯治場に行き、そこで自分の描くべきものを見つけようとする話・・・かな。
「智に働けば~」というのは有名な出だしですね。自分の美学や方針を信じて行動すれば、必ず周りからとやかく言われる・・・っていうのはなんだかわかるような気がしました。昔も今も「人と違う」ということは非難される対象になってるんですね・・・。まぁ、今の方が昔よりは軽いとは思いますが・・・。
終始難しい言葉とか単語が出てきて、解説を見比べながら読んでいたので、結構時間がかかってしまいました。
一つの場面に対する描写がとても細かくて、文字を使って絵を描こうとしているようなそんな感じがしました。
主役の青年が目指している芸術は、「非人情」というものです。人間の感情が働かない、神の領域のようなまったくの自然を求めているのです。都会から離れて、自然と触れ合い、そして、そこで出会った女性の「非人情」の表情を得た時、青年の芸術は完成します。
なかなか難しい小説でしたが、名作に触れることができて良かったです。