きょうは!

思いつくまま

いや、胸が熱くなりました。

2013-05-05 | その時折

 

           あ~あ、やっと間に合った!

           扉を閉められるところをすべって入り、

           一曲目の「亡き王女のためのパヴァーヌ」・・・ほっ。

           これ、聴き逃したら喪失感が溜まるところだった・・。

 

                   

 

            小山実雅恵は貫禄でした。

            すごいです。

            繊細且つダイナミックな音色*

                      

            混沌としたラ・ヴァルスも小気味よく!

 

               

            で、なんとアンコールの準備!  

            え~、アンコールなんてやってくれるの~!?

 

            と、ここで楽団の事務方らしい人が登場し

            「私たちは、初めて日本に来ましたが

             私たちにとって日本は特別なところです。

             Yutaka Sadoの国だからです。」

 

             !!   佐渡裕! 

             彼がいたフランスの楽団といえば・・・、

            パリでも由緒がある名門だったのだけれど、

            財政難に陥って存続が難しくなり、楽団員がみな存続に向けて行動し、

            彼を呼んだ最後の公演で存続が決定され、その後財政を立て直したという・・・、  

            ラムルーってあの楽団だったのね~!

                 (勉強しておけよ、おい@@)

 

            そして、

            「今晩、surpriseがあります。

                   それは!」

 

            え~~!  なんと佐渡裕がいる!って!

            フランス語のアマチュアは、楽団員にいつのまにか混じっているのかと必死に見渡す・・・、

            って、そんなことないよね

            楽団員にも驚きが走り、

            舞台そでから、なんと本人登場!

 

            で、アンコールは佐渡裕指揮の 「ボレロ」!!

 

                  

 

 

             この楽団はもともと「ボレロ」やドビッシーの「海」などを得意とし、

             特に佐渡裕との「ボレロ」は高評価を得ているんだよね。

 

             実はボレロ、落ち着きがないせいか全曲聴くことはなかったの、

             どうもむしゃむしゃして・・・好んで聴く曲ではなかったんです。

             こういう状態で聴かざるを得ず、しかも生演奏、

             耐えて耐えて最後の解放の歓喜まで、初めてず~んと行くことができました*

              

             しかし、なんといっても一番の驚きは、

             演奏後、楽団員の何人もが涙を流していたこと!

             席が前だったので、目を赤くはらした人、涙を指で拭う人たちを目にしました。

             佐渡裕という日本人と、フランス人との熱いつながりを感じました。

             いや、感動でした*