あ~あ、やっと間に合った!
扉を閉められるところをすべって入り、
一曲目の「亡き王女のためのパヴァーヌ」・・・ほっ。
これ、聴き逃したら喪失感が溜まるところだった・・。
小山実雅恵は貫禄でした。
すごいです。
繊細且つダイナミックな音色*
混沌としたラ・ヴァルスも小気味よく!
で、なんとアンコールの準備!
え~、アンコールなんてやってくれるの~!?
と、ここで楽団の事務方らしい人が登場し
「私たちは、初めて日本に来ましたが
私たちにとって日本は特別なところです。
Yutaka Sadoの国だからです。」
!! 佐渡裕!
彼がいたフランスの楽団といえば・・・、
パリでも由緒がある名門だったのだけれど、
財政難に陥って存続が難しくなり、楽団員がみな存続に向けて行動し、
彼を呼んだ最後の公演で存続が決定され、その後財政を立て直したという・・・、
ラムルーってあの楽団だったのね~!
(勉強しておけよ、おい@@)
そして、
「今晩、surpriseがあります。
それは!」
え~~! なんと佐渡裕がいる!って!
フランス語のアマチュアは、楽団員にいつのまにか混じっているのかと必死に見渡す・・・、
って、そんなことないよね
楽団員にも驚きが走り、
舞台そでから、なんと本人登場!
で、アンコールは佐渡裕指揮の 「ボレロ」!!
この楽団はもともと「ボレロ」やドビッシーの「海」などを得意とし、
特に佐渡裕との「ボレロ」は高評価を得ているんだよね。
実はボレロ、落ち着きがないせいか全曲聴くことはなかったの、
どうもむしゃむしゃして・・・好んで聴く曲ではなかったんです。
こういう状態で聴かざるを得ず、しかも生演奏、
耐えて耐えて最後の解放の歓喜まで、初めてず~んと行くことができました*
しかし、なんといっても一番の驚きは、
演奏後、楽団員の何人もが涙を流していたこと!
席が前だったので、目を赤くはらした人、涙を指で拭う人たちを目にしました。
佐渡裕という日本人と、フランス人との熱いつながりを感じました。
いや、感動でした*