秋の空

にわか雨

一泣きで終わった空雨を待つ濁り空今日一日曇り空今日は一日曇り空私の住む町の上に広がる曇天、朝は少し表情を変えたけれど今はその表情も消えごく普通のありふれた曇り空が広がり、降りそうで......

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気配
この空色では俄雨の気配などなく降るのは日差しの雨、それも暑い夏を思い出させる温い嫌な雨、一雨・・・欲しいと思うけれどその気配はない。

秋の空

平筆に青絵の具を含ませ
白い紙を青一色で塗潰した今日の天
日差しはダイレクトに落ち
暑い

この暑さは忘れたい夏を思い出させ
否応なく私の古傷を甚振る
嫌なひとり

陽の落ちの早いなかで求めるのは
彼女の囁きと清涼感。