四季の旅人

私のブログは生きるを旅として、四季を歩きながらその表情を文に纏めているのが私のブログです。

野いちご

2008-06-02 | Weblog
少し遅れたかな・・・そう思いながら山に行くことに。いつも作る握り飯の海苔が切れて、
今日は持たずに山に向かう。
いつも摘んでいる森に向かう途中でいちごの群落を見つけて試食タイム「うまい」
こうなると子供の世界、もう夢中になって食べる。
一通り食べると目的を思い出して次へと急ぐ、私の悪い癖である。
目的地の森に入ると・・・「あちゃ!実がついていない」残念、水芭蕉と同じ読みが浅かったか?・・・草の上に膝をついてがっくり。
仕方ない。諦めていつもと違う道で帰ろう、そう思いながら横道に進む。
道端の茂みの中に、熟した赤い実が生っているではありませんか?間違いなく野いちご。
嬉しさの余り時間を忘れ、次から次へ野いちごを口に入れていました。
もう野生種のいちご、誰も摘まないのかな・・・哀しくなりました
この味、熟女の接吻の味かな・・・大切にしたい山の味。
山葡萄、アケビ、山栗の消えたいま、この山の旬、無くしたくないそう思いました。
唯でさえ、温暖化の影響で森が失われつつあるいま、
身近な里山の森、これからも大切にしたい。
(野いちご)


森のなかで咲いていた白い花
野いちごの清楚な一輪
初夏
紅い実が生る季節
清楚な花に触れたときの棘の痛み
いま
紅い実を見ると
昨日の事のように蘇える 
実が熟し
野いちごの旬
そう思い森に踏みこむと
野いちごが紅く熟れて
美味しそう・・・
熟した一粒を味わいたい反面
あの
棘の痛みにためらう
触らないように摘んだ一粒
頬張ると甘酸っぱい味が口に広がる
この味
初夏の大人の恋味。

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