大きな世界の小さな部屋

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自分が自分であるために、捨てて来たものの数を数える 07

2013年05月21日 08時53分35秒 | TFその他

今回ご紹介するのは、TFギャラクシーフォースよりデストロン兵士“索敵兵ランブル”。本作に於いて最後に発売された低価格帯製品で、画像の物とは別に
ブルーとイエローのカラーバリエーションが発売されました。名前がランブルなので、私はレッドを選びました。低価格帯にしては大きい武器が最大の特徴で、
雑兵キャラにしては強そうな感じ。


ご尊顔拝見…目が大きくどことなく昆虫やドクロを思わせる面構え。クリアパーツが使われている目は非常に光りやす
く、もう爛々と輝きます。

アニメ本編では、中盤にサイバトロン一行がセイバートロン星に一時帰還した時に登場。ランブルは前作TFスーパーリンクに登場した量産型TF群“テラーコン”と同じで、同じ型のものが複数存在します。その中に、上記のカラーバリエーションが有ります。しかし意外に出番は少なく、それからかなり間を空けての再登場となりました。でも彼らの正体は明かされず、最後まで謎のまま。惑星を荒らしまわるTF一団みたいな認識らしいですが、こりゃまた適当な…。
ちなみに海外名はスクラップメタルと言います。

その中の一体がサイバトロンの手に落ち、有人仕様に改造され人間主人公コビーが操縦する“コビーランブル”として生まれ変わります。そのコビーランブルはTF2010のエクセルスーツの様な扱いで、コビーが戦場でもそこそこ活躍出来る様になりました。尚、コビーランブルは後にトイザらス限定版ギャラクシーコンボイに同梱されました。


可動は平均レベルです。首360度回転、肩肘ボールジョイント、股関節膝ボールジョイント、足首が水平から後方に約100度前後
可動。肩キャノンの根元も360度回転する構造にはなっていますが、キャノン後部と頭が引っかかりやすいです。左肩アーマーは
上下に可動するので、左腕可動に支障は有りません。


腕に面白いギミックが有りまして、腕カバーを180度倒すと拳がカバー内に格納され、画像左の
状態になります。これは本来ビークルモードへの変形に使うギミックですが…?


ロボットモードでそれをやると、ドリルと言うか槍と言うかそんな感じの打突武器っぽく見えます。
シンプルながらも遊べるギミック。


そしてもう一つ。
この状態から先端を90度動かすと、今度は黒い円形パーツが真下を向く様になります。


名前もランブルだし、多分こうする為の物なのでしょう。そうハンマーアームです。ユナイテッド版ランブル&フレンジー
にも変形で再現するハンマーアームが有りましたが、実はこの時点で有ったのですよ。ただし、形状だけでハンマー
伸縮はしない不完全なものなので、伸縮まで再現した完全なハンマーアームの登場は、ユナイテッド版まで待たなけ
ればなりませんでした。そして、これは取説には記載されていません。


武器はニードルライフル、体に似合わず大きな武器で迫力満点。上記の通り回転も出来るし、そして根元から上下に
角度を付けられるので実に優秀。欲を言えば5ミリジョイントで着脱できれば文句無しだったんですけど、この構造だと
5ミリジョイント仕込むのは無理だなぁ。もしそれが出来れば、手に持ったり他TFの5ミリ穴に接続も出来たんですが。


撮影中に気付いたのですが、ニードルライフルの銃口は3ミリ径なので、ビーストサーガやミクロマン、サイバーバース
の武器を取り付けられますね。今まで全然気付きませんでした、まぁ当時はミクロマンに手を出してなかったし。


フォースチップはセイバートロン星仕様、でもランブルは所属不明の謎キャラなんだから、サウンドウェーブ同様に
プラネットXチップの方が良かったんじゃ…?


気を取り直して、ニードルライフルの後方に有るチップスロットに差し込みます。フォースチップ、イグニッション!


するとロックが外れ、スプリングで砲身が展開し中からクリア成形されたブレードが飛び出します。


これぞランブルのイグニッションギミック、“キラーランセット”。ブレードの向きが逆ですが、ギザギザが付いているの
でこちらの向きが正しい様です。それによく考えてみれば、ニードルライフル内のロックパーツがブレード先端を引っ
掻けて固定しているので、この向きじゃないとロックが効かないんです。私が購入した物は、イグニッションと同時に
ブレードがすっ飛んで行くほど緩かったので、最初はこういう武器なのかと思いました。後にジョイントを固くして対処。


ジョイント部は5ミリジョイントに似ていて、円形から一部を切り取った様な形をしています。ですから、外してブレードを
手に持たせる事も可能です。意外と大きさもそこそこあるので、手持ち武器化も充分ありですね。これも取説には無い
ギミック。ただし、逆にブレードが付いていたニードルライフルの穴に5ミリジョイント取り付けは不可、そしてロックに使っ
ているブレードが無いので、ニードルライフルをデフォ状態に戻せなくなります。


ビークルモードは…バックカードの表記は“クモ型戦車”。いや言いたいことは分かるが、これクモじゃないだろ…。
歩行戦車とか多脚式戦車とかが正しいとは思いますけど、子供には分かり難いからそんな表記にしたのでしょう。
デザイン自体はとても纏まっていて、そつのない仕上がり。


足は全てロボットモード四肢を使っていて、それらが元々ボールジョイント接続なのでカサカサ動きます。ニードルライフルも
ビークルモードでは干渉部が無くなり、縦横無尽に動かす事が出来ます。


ビークルモードでもイグニッションは可能、弾幕を突破された時に使う近接モードってトコでしょうか。


ニードルライフル根元がパイロットシートみたいな形状なので、ゾイド兵士を乗せてみました。ただ乗せているだけです
が、パイロットがいるだけでこれがTFでは無く有人兵器に見えるのが不思議。キャノピー部がコクピットなら、後方パイ
ロットシートはガンナーって所でしょうか。


脚部がボールジョイントなので融通が利く物ですから、ちょっとオレ変形させれば飛行メカっぽくもなりますね。機首が
軍用ヘリっぽい形状なので、飛行メカのイメージを膨らませやすいです。


それでは変形シークエンスに入ります。
機体中央部…先程のパイロットシートっぽい部分を後方に90度倒し、ニードルライフルを真横に90度回転させます。


前足とコクピットを接続しているジョイントを外し、根元から広げる形で後ろ足ともども真横に移動させます。
真ん中に寄ってくる感じですね。


最初に倒したパイロットシートっぽいパーツを、根元から真横に90度回転させます。こうする事で、ニードルライフルが真上を向く様になり
ます。そしてコクピットを根元から移動させ、右端画像のロボットモード定位置に収めます。よく見ると、パーツ移動と同時にコクピットから
ロボット頭部が出て来るのが見えます(真ん中画像参照)。コクピットの移動は、最初に前足を広げておかないと出来ないので注意。


次に、前足を根元から前方に90度動かし、根元を左右で接続し固定します。すると前足が真正面を向きました。


そこから、爪先を水平にし膝を真っ直ぐ伸ばし、両足で直立させます。


続いて後方から。後ろ足=ロボット両腕の根元を上に移動させ、ジョイントで固定します。画像右側がビークルモード、
左側が固定したロボットモードです。


そして先ほどロボットモードでも触れた、腕カバーを変形させロボット腕にします。


これで変形は完了ですが、最初に変形させたパイロットシートっぽい部分は360度回転するので、その気になれば
ニードルライフルを左肩に配置する事も可能です。お好みでどうぞ。


総評としては、可動はそれほどでも無いのにあちこちで融通が利く仕上がりです。キラーランセットは手に持てるし、腕を変形させれば近接戦モードっぽくもなり、さり気無くハンマーアームを持っていたり。ロボットビークル両モードとも纏まりが良く、イグニッションも定石通り“チップ挿入→ロック解除→スプリングで展開”ですがショボさは感じません。可動はボールジョイントに頼っているきらいが有りますが、価格帯を考えればまぁこんな物でしょう。ギミックも豊富で楽しいので、もし手に入るならどうぞ。


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