大きな世界の小さな部屋

まぁ色々とヲタ趣味に関した話題をうんたらかんたらと…あと動物ネタなんかも。

ナチュラル・ボーン・コマンダー Bパート

2011年05月04日 07時59分10秒 | 武装神姫
Aパート


ムルメルティア:お初にお目にかかります皆さん。私の名はブリジット
そして父上より頂いたリングネームは“ナチュラル・ボーン・コマンダー”…以後、お見知りおきを。


マーティ:じゃああんた、ダンナが言ってた新しい神姫かい?

エリザベート:でもよ、父っつぁんいないのにお披露目やっていいのか?

メアリー:良いも悪いも、もうやっちゃったものはどうにもならないじゃん。

フローラ:そうざますね、お父様には帰って来てから説明すればいいざます。それにしても礼儀正しい方ざますね…アテクシ羨ましいざます。


ブリジット:何を仰いますか。我々は神姫、言わば仲間にして同胞。共に手を取り合うのが当然ではありませんか。
それに私は新参者、それなりの礼節は必要と言うもの。

エリザベート:上手く付き合っていきたいってことか?ま、この家に長くいる神姫(ヤツ)に言うならまだしも、アタシも
どっちかってーと新参な方だからさ、そんな風に言われるとなんかくすぐったいな。


ブリジット:(これがこの家の神姫たちですか…。今後の為、もう少し相手をしてあげましょう)
おっと、自己紹介し忘れた事が有りました。私の名はBullet(バレット)つまり弾丸の捩り、そして海外女優ブリジット・
バルドーの捩りだそうですよ。まぁ、後者は私はよくは知りませんが…ね。

メアリー:海外女優と言えば、フィーヴィーの奴もそっちの名前を取ったんだったよねマー姐?
ま、アタシのかっこよさほどじゃないけどね☆

マーティ:やれやれ、そんなに良いもんかねぇ?若い衆は変に外国の物をありがたがっちゃってさ。


ブリジット:ほう、これは面白いですな…。貴女の様な反応をなさる方がいようとは。

フローラ:それにしても貴女、随分と大人びた雰囲気ざます…例えて言うなら…ナイスミドルのおじさまと言った感じざます。


ブリジット:初老の紳士ですか、これは面白い!その様な一風変わったコメントを頂き、光栄の至り…ですな。

マーティ:あれ?今、玄関の方で音がしなかったかい?

メアリー:父さんが帰ってきたみたいだね。

エリザベート:おいお前、しっかり言い訳しておけよ?アタシは知らねーぞ?


おや?ブリジットが何故みんなと一緒に居るんだ?ブリジット、勝手な事をしちゃダメじゃないか…。

ブリジット:とんでもない父上!私は己の好奇心に従ったまで。
例え父上のご意思に背く事になろうとも、一秒でも早く他の神姫の皆(みな)と出会い、そして皆の中に加わりたいと
思っただけでございます。分かっております。このブリジット、必ずや皆の心を掴んで御覧に入れましょう。

メアリー:心を掴む…?何その言いまわし?仲良くなりたいって事?それにしちゃ言葉がちょっとおかしくない?


ブリジット:それはそうと父上、先程買い物に出かけたと仰っておりましたが、一体何を買ってこられたのですか?
このブリジット、非常に興味が有りますね…。その手に持った四角い包、形状から察するに何かの書物ですか?

本だって?…なんだと思う?これは掘り出し物でね、買い物の予定にこれは入っていなかったんだが、あんまり気に入った
ので思わず買ってきてしまったよ。

エリザベート:で、それは一体何なんだよ父っつぁん?もったいぶってないで教えてくれよ。

フローラ:アテクシも知りたいざます。


それじゃ、今から開けてみようか。ふふっ、みんな驚くぞ…。

フローラ:決まりざます☆メアリー、エリザベート、ブリジット、そしてマー姐。みんなで一緒に開けましょうざます。

マーティ:あたしゃパスさせてもらうよ。面倒な事はお前たちだけでおやりよ。あたしゃここから見てるからさ。


バリ、バリ、バリ…。


エリザベート:な…な…なんだこりゃああああああああああああああああああああああああああッッッッッ!!!!!

メアリー:む…虫っ!虫っ!?それもデッカい虫ッッッ!!!キモっ!?デカいだけじゃなくて、形までキモっ!?

フローラ:これはまた、随分と大きな虫ざますのねお父様。マレーオオナナフシ…って書かれた紙が貼ってあるざます。ナナフシって…確か木の枝
そっくりに化ける細長い虫だった筈ざます、それにしてはこの方、随分とふくよかな体格ざます。きっとナナフシのブルジョアざます。

マーティ:ここから見ても分かるよ、そいつがあたしら神姫と同じくらい大きいってことがさ…。それは虫の標本か何かかいダンナ?


その通り!そこのホームセンターで世界の昆虫の標本を何故か売っていてね、あまりにおぞましい姿をしてるから
つい買ってきてしまったよ♪マレーシア産だそうだ…いやー、良い買い物をしたなぁ♪

マーティ:なんでおぞましい物をわざわざ買ってくるんだい!

メアリー:そうだよ父さん!こんなキモいもの…!そう言えばお嬢様は平気なんですか…?

フローラ:もう、この子ったら…♪標本なんかで驚くなんて相変わらずヘタレざーます☆


分からないかなぁ?こんなおぞましい、人間がデザインしたクリーチャーの様な奇怪な生物が実在した、そしてそれを目にした時の喜びが、
君たちには分からないかなぁ?

エリザベート:分かんねーよ!全ッ然分かんねーよ!?

フローラ:クリーチャー好きの心理と言う奴…ざます。ところでお父様、まさかそれを部屋に飾る気…ざます?流石にそれはちょっと…ざます。

マーティ:じょ、冗談じゃないよそんな気味の悪いバケモノッ!?


えー?せっかくそこの壁に掛けようと思ってたのに…。
あそこ白いから、真ん中に掛けるとこのナナフシが壁にたかっている様に見えて面白いだろう?

メアリー:面白くなぁぁぁぁぁぁぁぁいッッッ!!!!!

マーティ:あー、全くこのダンナは…。だったらこっちにいるブリジットにお聞きよ。

エリザベート:あれ?そういえばブリジットの奴がいないぞ?マー姐の方に行ってるのか?


ブリジット:虫こわい虫こわい虫こわい虫こわい虫こわい虫こわい………(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル

エリザベート:…………………………。あいつ、あそこで何やってるんだ?


メアリー:あー…大丈夫だから、あれ標本だから。
ってゆーかさ、あんなもの見れば誰だって恐がるから…あんた程じゃないと思うけど。

ブリジット:標本…?

フローラ:どうやら虫嫌いの様ざます。でもお父様、虫嫌いにしては少し度が過ぎてるざます。


あー…きっとあれが原因だ。ブリジットは起動直後、私が目を離した隙に顔にカメムシがたかってね…。
追っ払った後にちゃんと顔を拭いたんだけど、どうやらその事がトラウマになってるみたいだな。

マーティ:カメムシだってぇ!?カメムシって言ったらあの臭い虫かいッ!?

フローラ:起動直後だったらまだ頭が半分寝ている状態ざます、自分じゃ動けない時に顔にたかられたら…
あまり考えたく無いざます。

メアリー:そりゃ、トラウマにもなりますよねお嬢様…。


と言う訳で、我が家のムルメルティアです。バトルロンドでお会いした時は、よろしくお願いします。

ブリジット:…バトルロンドですか…これは面白い!存分に楽しませて頂くとしましょう!

フローラ:メアリー、あのブリジットと言う方、貴女には無いかっこよさを持っている様ざます。あ、ごめんあそばせざます。
ヘタレの貴女にかっこよさなんて最初から無かったざます。

メアリー:お、お嬢様…。確かにあのブリジット、アタシと違って落ち着いたかっこよさがあるのは認めますけどね…?虫がいない時に限りますけど。

マーティ:トラウマ…ねぇ。それじゃあいつの虫嫌い、ウェンディの疑り深さと同じで、ダンナが設定したんじゃないんだねぇ。

エリザベート:ああ!じゃ、その虫嫌いを消す為にはリセットしなきゃならないのか!














































ブリジット:先程は醜態を晒しましたが、今に見ていなさい人間どもめ…。


ブリジット:いつの日か我々神姫は決起し、お前たちにとって代わりこの星の支配者となるでしょう。そしてその頂点に立つのが
このブリジットです…精々今を謳歌しておきなさい…。


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