大きな世界の小さな部屋

まぁ色々とヲタ趣味に関した話題をうんたらかんたらと…あと動物ネタなんかも。

若き反逆者 Aパート

2013年06月08日 09時43分43秒 | TF限定アイテム

今回ご紹介するのは、前回に引き続きトランスフォーマーギャラクシーフォースより、国内販売される事無く終わった
デストロン兵士“モールダイブ”。このモールダイブも、前回のブレンダル同様に最後の惑星、建機TFの星ギガロニア
で登場したキャラクターですが、上記の通り国内販売無し。本当にGFって苦戦したんですね…。サイズはブレンダル
より上でメガロコンボイより下のウルトラクラス(現在は廃止されています)、海外名はメナソー。この名前、スタントロ
ン合体兵士メナゾールの海外名でもあります。


そして、ブレンダルと一緒に通販サイト「イーホビー」にて限定販売の報せが入り、漸く手に入れる事が出来ました。
本当は、当時の私が入手するにはかなり厳しい条件だったのですが、当時の友人ロクゾウさんのご協力によりなん
とかゲト。ロクゾウさんには感謝してもしきれません…もしこの記事をご覧になられたらご連絡下さい。あの時の御恩
は今も忘れておりません。


ではモールダイブのご紹介。太く長い腕、その先端に付いたドリルが特徴のモールダイブですが、背中に広がった翼状パーツや太い脚、それに反
比例し小さい頭もまた彼の特徴。これのおかげで、実際のサイズ以上に巨大に見えます。実際にギガロニアTFって設定上デカいので、デザインで
巨大感を出す面白い試みがなされています。


ご尊顔拝見…海賊帽と言うか冠と言うか、位の高い者が被る帽子みたいな形状の頭部。そして顔付きもどことなく
年配者っぽく、妙に偉そうな感じ。司祭とか神官とか高位の魔法使いとか、そんな雰囲気。こうして見ると、口元の
斜め下に伸びている緑のパーツがどことなくヒゲに見えたり。

アニメ設定では、上記の通りギガロニア出身TF。顔付きとは異なり比較的若い世代で、ギガロニアの“一度作り終えた街に行ってはならない”等の不可解な掟に納得出来ずにいた所、その不満を付いたマスターガルバトロンに招かれデストロンに参加。しかしパートナーマイクロンのブルブル(海外名ヘビーロード)の説得により改心、再びメガロコンボイの元に戻って行きました…。なんかデモリッシャーみたいな流れですが、デストロン入りから改心までの期間も非常に短かったので、その辺もそっくり。後はモブキャラ扱いで特に活躍は無し。


可動は平均レベルに毛の生えた程度です。首回転、肩回転、脇が下から上まで180度可動、肘上ロール軸、肘、股関節、太腿ロール軸、
膝、そして足首が前後に90度ずつ可動します。まぁこの年代のTFと考えれば、こんな所でしょう。ブレンダルと違い可動にクセが無いので、
随分と扱いやすくなってます。


しかし肘にちょっと問題が。肘に後ろに向かって出っ張っている部分が有り、このせいで腕を真っ直ぐ伸ばせません。
画像が限界ですが、この程度なら視点やポーズで何とか誤魔化せます。まぁこんな風に肘が出っ張ってると、これは
これでビッグオーみたいでかっこいいので、私は大目に見ます。


肘上にロール軸が有ると書きましたが、実は肘下にもロール軸が有ります。黄色いT字型の肘パーツの下にも、円形
のスリットが有るのがお分かりでしょうか?それがもう一つのロール軸。ただしモールダイブは手がドリルなので、ここ
が動いてもあんまり意味は有りません。拳だったら、手の甲を上に向けてパンチとか、親指を上に向けて武器を持た
せるとか、色々と活かせるんですが。


胸部に付いているパーツは基部から180度可動するので、形状的に対地機銃みたいな使い方も出来ます。
モールダイブが設定的にも巨大キャラなので、こんな武器は彼の設定をより引き立ててくれます。


モールダイブの胸部パーツは、ハッチの様に展開する事が出来ます。なんだかサウンドウェーブみたいなギミックです
が…詳しくは後述。


しかしこのハッチに問題が有り、ハッチ裏側の凸ジョイントと胴体側の穴で接続する設計なのは間違いないです。
でも、凸ジョイントの位置がズレているのか寸法が有ってないのか、全く嵌まらずご覧の通り隙間が出来てしまいます。
勝手に開きはしないんですが、なんか落ち着かない。


爪先を見てみると、そこにはアウトトリガー状のディテールが。実際には何のギミックも無いのですが、モールダイブ
が重機TFである事、そして設定上巨体であることを演出してくれます。


今度は武器のご紹介。まず左腕のドリル、薄いクリアブルーで成形された美しいドリルです。そしてその基部にシル
バーで塗装されており、塗装が剥げて下地が見えた様に処理されています。ドリルは手動で回転しますが、ドリルを
摘ままなくても画像左上に有る黒いギアを回す事で、ドリルを回転させる事が出来ます。


裏側を見ると、ビークルモードで使用するコロ走行用の車輪が付いています(画像中央の黒い部分です)。
これもドリルに繋がっており、ここを回してもドリルを回転させる事が出来ます。そして中央のネジ穴、これは電池
ボックスの蓋を止める為の物です。実はモールダイブ、左腕そのものが単四電池を入れる電池ボックス及びスピ
ーカーなんです。


そして側面にはチップスロットがあります。


付属するフォースチップは、ブレンダル同様ギガロニアチップ…画像はブレンダルの物を流用しています。全く同じ
ものでも無く、裏に印刷されている4ケタのパスワードがそれぞれ異なります。これは当時の海外オフィシャルサイト
で使うもので、このパスワードを入力すると隠しコンテンツが見られたとか。現在はそのコンテンツそのものが終了
しているので、今となっては完全に無用の長物です。尚、日本のフォースチップにそんなパスワードはありません。


では話をモールダイブに戻し、フォースチップ、イグニッション!


するとエンジン音と同時に、ドリルの中心…の奥が赤く点滅します。買ってきたばかりの電池を入れて見たんですが、
あんまり光りません。角度によってはそれなりに光る、そんな感じです。もちろん発光中にもドリル回転は可能ですが、
もっと派手に光ってくれれば。イグニッションと言えばスプリング展開が殆どですが、モールダイブはその中で数少ない
スプリングを使わないギミックです。他はベクタープライム(我が家には現存せず)とか。


そして右腕にもドリル。しかし、左腕の物とは全然違います。細いし、クリア成形でもありません。同じなのはシルバー
塗装くらいです。ここにも驚くべきギミックが有るのですが…詳しくは後述。


次に、ギガロニアTF名物のギミック、ワークモードへの変形。まず腰部分を左右に割り、斜め上に移動させます。
ロボットモードの脇腹辺りですね。


そして太腿ロール軸に沿って足を180度回転させ、膝と足首を曲げます。


これがモールダイブのワークモード。変形したのは下半身だけで、メガロコンボイやブレンダルに比べるとイマイチ
変化に乏しく面白くない。歩行からキャタピラ移動にシフトした、そんな感じなのは分かるんですが。
尚、取説には通常形態をバトルモードと表記しています。


続いて今度は、パートナーマイクロンの“ブルブル”を。
プロポーションを見るとかなり太目で、なんかTFプライムに登場したウォーブレークダウンみたいな感じ。


ご尊顔拝見…ブルブルの頭部は5ミリにも満たない小サイズなので、撮影するのに苦労しました。結局鮮明な画像は
撮れなかったし。アップ撮影してみると、造型も塗装もかなり厳しいですね。

アニメ本編では、上記の通りモールダイブのパートナー。彼がデストロン入りしたのをとても心配しており、それでもブルブルにモールダイブを止めるほどの力は有りません。渋々モールダイブと行動を共にしていたブルブルですが、意を決してモールダイブの体から飛び出し、身を挺して彼を説得しました。ブルブルの気持ちに気付いたモールダイブはデストロンを捨て、再びメガロコンボイの元へ…。上記の通り、海外名称はヘビーロードです。それがなんでこんな、ゲゲゲの鬼太郎に出て来た透明妖怪みたいな名前に…。まぁマイクロンって、日本版だと非常にテキトーな名前が多いですしねー。


可動はマイクロンにしてはそこそこ。脇、肩ボールジョイント、肘ボールジョイント、股関節が縦のみ可動。上半身は
頑張ってる方ですが首固定、そして下半身は股関節の身なので腐ってもマイクロンレベル。そして上半身にボリュ
ームが有るので、この下半身では不安定でよくコケます。


一見大きく見えるブルブルですが、実は並のマイクロンに比べ格段に小さいです。右が並サイズなんですけど、並べ
てみるとこんなに小さいんです。それでも、マイクロン伝説版ショックウェーブのパートナーマイクロン“ソニック”は、こ
いつよりさらに小さかったですけど(各自でググッて下さい)。


モールダイブと一緒に…益々モールダイブの巨大っぽく見える体型が引き立つ。


で、上記のモールダイブ胸部ハッチ開閉ギミックですが…。


ブルブルを中に格納する為の物だったのです。それ自体はしっかり出来るのですが、ブルブルがジョイントで固定
とかでは無いので中で多少暴れるし、例によってモールダイブの胸部ハッチが閉まらないと消化不良。
しかし、このギミックは本編でも使用していました。


次回に続く。


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