大きな世界の小さな部屋

まぁ色々とヲタ趣味に関した話題をうんたらかんたらと…あと動物ネタなんかも。

巨神の片腕 Bパート

2013年06月04日 00時22分46秒 | TF限定アイテム
Aパート



ギガロニアTFもう一つの特徴、パートナーマイクロンがいる事。名称は“キリブル”、海外名はストリップマイン。
マイクロンにしては均整の取れたプロポーションで、右腕のドリルもあり中々良いデザインです。


ご尊顔拝見…特に癖の無い普通のロボット顔ではありますが、輪郭や額とかがちょっとガンダムっぽい感じ。

アニメ本編では…多分チラチラ出ていたとは思うんですが全く覚えてません。まぁ脇役マイクロンですから…。


実は最初の画像では変形が間違っており、取説通りだと上画像の左右で腕が入れ替わっているのが正解。
ですが、箱裏の写真だとドリルが右腕だったり左腕だったり…結局どっちが正解なのか分からないんです。


可動はマイクロンですから期待する方が間違ってるんですが、全て回転のみ関節ではありますが肩と股関節と膝が
動きます。そして左腕の先端も、地味に左右に180度可動します。あとはドリルに回転ギミックが有ればいいんですが、
そこまではやりません。


では、そのドリルを見てみましょう。
青いパーツに乳白色のクリアパーツを被せている構造は、ブレンダルのミキシングキャノンと似た構造です。


マイクロンの特徴に、5ミリ穴の中心にピンの立ったマイクロンジョイントが有ります。キリブルの場合は胸の中央で、
ディテールにも見えるのでこれは上手い配置。


ブレンダルの体のあちこちに有る穴の開いた5ミリジョイント=マイクロンジョイントに付けられますが、胸や膝と変な所にばっかり
でへばり付いてる様にしか見えず、ちっともかっこよくありません。これは前々作マイクロン伝説の頃から有る悪癖ですが、かっこ
いいかっこ悪いは別にして、あちこちにマイクロンを付けられるのもプレイバリューの一環と考えられていたようです。


ただ、左腕に付けるのだけは有りですね。ドリルを先端に向ければ、マイクロンが武器に変形した様にも見えますし。


キリブルは珍しく凸マイクロンジョイントを備えているマイクロンでもあり、左腕についているそれをマイクロンに備わっ
ている凹マイクロンジョイントに接続する事も可能です。特に意味は無いですが。


ビークルモードはドリル掘削機。ギガロニアTFらしく重機系…そう言えばメガロコンボイのパートナーもドリルでしたね。
前後に細長く突き出たドリル、そして中央に有る乳白色のクリアパーツで作られたレーダー状パーツが特徴。


武器合体するならビークルモードの方が向いていますが、キャタピラが邪魔でそれをやるには画像の状態にする必要
が有ります。つまり本体マイクロンジョイントを覆っているキャタピラを、後方に逃がす訳ですね。


先程の凸マイクロンジョイントが後方に来ているので、ここに武器マイクロンを接続する事も可能です。ただしこの場合、
重心が後方に掛かっているので後ろに倒れます。画像では、武器マイクロンを壁に寄りかからせて撮影しています。


ただ、ブレンダルの左腕武器を凸マイクロンジョイントに付ければ…。これなら武器自体が軽いし、後方に倒れる事も
無く気軽に武装強化が出来ます。これは取説には無いギミック。


変形シークエンス。まず上のドリル部分を、中央の黄色いパーツを軸に90度回転させます。画像ではドリルが奥側を
向いていますが、上記の通りどちらが正しいかは分かりません。


そのまま本体を起こしつつ、ドリルが接続されている黄色いパーツをヒンジに沿って折り曲げ、最後は足を真っ直ぐ伸ばし両腕をピッ
タリ本体にくっ付け、ドリル腕の肩に有るレーダーを収納して変形完了です。
見立て変形に近いですが、両モードともとてもよく纏まっています。


実はキリブルにはオートモーフが有ります。これはロボット→ビークルの時にのみ作動するギミックですが、
ドリルを真っ直ぐ伸ばす時に上画像中央の出っ張りがドリル腕に入り、出っ張りにレーダーが押し上げられ
ピョコンと立ちます。最初コレ見た時はとても驚きました。


では、そろそろブレンダルに戻って今度はビークルモード。まぁご覧の通りミキサー車で、運転席の中央が前に出っ
張ってる事を除けばそれなりに纏まったデザインです。


後ろから見ると、ロボットモードの腕をうまく組み合わせて後部を形成しているのが分かります。これと言って変形して
いないのに、ちゃんとミキサー車に見えますね。


ビークルモードのキリブルと比較すると、デザイン的にはどう考えてもキリブルの方が大きそうなのに、ご覧の通り
正反対で不思議な対比に。マイクロンじゃよくある事です。


運転席の上にマイクロンジョイントが有るので、そこにキリブルを武器合体…でも相変わらずキャタピラが邪魔で、
こんな風にしかなりません。後ろに逃がしても、今度はミキシングドラムにぶつかるので上に逃がすしか無いんです。


ちゃんと生コン挿入口もあります…ホッパって名前だそうです。


そのホッパ部にちょっとした変形ギミックが有って、後部を前側に180度倒し、中から出て来たピンを真横に広げます。


この部分を見てみると、何やらコンソールパネル風のディテールが有ります。
そしてその後ろにあるのが、どう見ても5ミリ穴。


これとキリブルの5ミリジョイントを接続する事が出来ます。なるほど、キリブルの腕はこのギミックの為だったんですね。


更にキリブルをロボットモードにして、ホッパ内部から出したピンをキリブルの腕に接続、ミキシングキャノン
を展開すればご覧の通り銃座モードに!


基部から360度回転するので、自走砲モードとして大活躍です。これはマイクロンと上手く連動させた良いギミック。


ここでホッパについて少し。今までは上画像のピンを内部に収納した状態でご紹介してきましたが、取説では下画像
のピンが露出した状態で記載されています。ホッパの構造からピンを収納出来る設計になっているので、取説が間違
っている物と思われます。尚、このピンは3ミリジョイントに似ていますが、微妙に寸法が違うので互換性は有りません。


変形シークエンス。ミキシングドラムを根元から上に上げ、運転席のジョイントを外し左右に展開します。


その運転席、よく見ると前部分が左側、後ろ部分が右側に付いている形で分割されているのが分かります。これを根元から180度回転
させてロボット膝部分に移動させ、中央のグレーのパーツを移動させてロボット足首にします。


これで下半身は完成しているんで、直立させると大体こんな感じ。この画像を見ても、これから複雑な変形はしない
のが分かると思います。


真横から見てみましょう。後輪を根元から90度後ろ側に倒します。この辺の変形はデモリッシャーにも見られましたね。


続いてミキシングドラム近辺、この部分はロボット両腕を組み合わせて構成しているのは上記の通り。左腕拳と右肩
を接続しているピンを外し、根元から左右に開く形で移動させます。この画像は本当に根元から移動させただけで、
他は一切変形させていません。


両肩を定位置に合わせ、肘やロール軸を回しロボット腕を形成し、中央に有るオレンジのパネルを180度倒して胸部にします。


最後に頭部を前に向けて変形完了。バトルモードへの変形も入れるともう少しありますけど、ブレンダルの変形は
非常にシンプルであっという間に変形完了します。


総評としては、動かしにくさに反比例して豊富なギミックのある辺り、ポージングを楽しむよりギミック重視の設計の様です。確かにギミックを考えれば、動かしにくさを補うくらい楽しいんですが…せめてクセの強い脚関節と真っ直ぐ伸ばせない右腕をもう少し何とかして欲しかったです。もう1ランク上のウルトラクラスなら、もう少し何とかなったんじゃないかなぁ?

イグニッションは定石通りスプリング展開方式ですが、派手なパーツ移動かつ武器が大きいので不満を感じたりしませんでした。GFはスプリング展開ばっかりでつまらないと何度も言ってますけど、やはりスプリング展開自体が悪いわけじゃ無く、上手く活用出来なかったんだなぁと思います。つまり使い方が下手。ブレンダルやランドバレットの様に、スプリング展開方式でも楽しめるギミックは作れている訳だし。

元々がネット通販限定品なので、今になって手に入れるのはそれなりに困難と思われます。定価は確か\3000前後…だったかな?覚えてません。でもそれ以上の大枚はたく価値は無いので、もし手に入れる機会が有ったらそれを基準に検討してみるのが宜しいかと。


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