ミッションアース

今回ご紹介するのは、久々の限定アイテム“ミッションアースサイドスワイプ”。ムービーTF第二弾ことTFリベンジでデビューしたムービーサイドスワイプ、その後に幾度も
リペやリデコを繰り替えされてきた人気キャラクターですが、今回はクリア成型で登場。しかしただのクリアではなく…詳しくは後述。


ご尊顔拝見…おや？クリア成型と書きましたが頭部はクリアじゃありませんよ？
本アイテムはカテゴライズはムービーTF“DOTM”第三弾になるのですが、その中のアメリカトイザらス
（多分）限定の“スキャンシリーズ”と言うものであって、ビークルモード後部のみがクリア成型となって
いて、地球のビークルをスキャン中状態をイメージした製品となっています。でもベースになったのは初
代ムービーサイドスワイプ…どうせだったらDOTM版をベースにして欲しかったですが。日本のトイザらス
では、スキャンシリーズで発売されたのは現時点でこのサイドスワイプのみですが、海外市場ではバン
ブルビーやアイアンハイドやラチェットも販売されました。ただし、全てデラックスクラス。


それでは、その元になったリベンジ版サイドスワイプと比較。こうしてみると、クリア成型だけではなく各部の配色も変更されています。
特に分かりやすいのが、各部に配されている明るいブルーで成型されたパーツですね。


ご尊顔比較…。成形色が暗いグレーに変わり、両目のクリアパーツが非クリアパーツに変更、額と頬の塗装が省略され
代わりにに顔面がグレー塗装になっています。それと、首の付け根が明るいブルー成型に変更されているのが分かります。


このサイドスワイプのクリア成型パーツが集中しているのがこの胴体、部分的にクリア成型パーツが使われている
のがスキャンシリーズの特徴ですが、サイドスワイプは上半身にクリアパーツが集中しています。


サイドスワイプの特徴の一つが、背中に配されているガワ。ビークルモードではボンネットに当たるこの部分、裏側
から見るとここもクリア成型されているのが分かります。ただし、表面はシルバーで塗装されているので、実際に手
に取って見ないと分かりません。


サイドスワイプの特徴の一つ、それは両腕のブレード。
こちらはただのクリア成型でも全塗装でも無く、部分塗装の上から二種類の青白いラインが入っています。これは後述。


続いて胸部ですが、通常版では成形色だったものが本アイテムは成形色の上からシルバーで塗装されています。


最後に腰。これまたサイドスワイプの特徴である股間から脚部に伸びた軟質チューブ、グレーから水色に変更されま
した。そしてメックアライブギミックを担う膝パーツ、暗いブルーから無色透明に変更されています。

ギミックは通常版サイドスワイプと同じなので省略。


光に透かして見ると、下半身は非クリアなのでご覧の通り。でも、上半身だけ光るってのもそんなに悪くない様な気が。


ビークルモードはいつものシボレー・コルベット　スティングレイ。ビークルモードになるとはっきりしますが、車体前方が
塗装処理で後方がクリア成型、その上にスキャンエフェクトである二種類の青白いラインが塗装されています。先程の
ブレード部、この為にあの様な塗装がされていたのです。スキャン中と言う設定なので前後で違うようになっています、
そしてサイドスワイプはこのまま変形すると上半身にクリアパーツが集中するようになりました。つまりキャラによっては、
ロボットモードになるとクリアパーツが下半身に集中するものもいます。


通常版と比較…微妙な違いですが、シルバー塗装部分も微妙に色調が違う
気がします。通常版はやや暗いですね。


ビークルモード後方を見ると、クリア成型なのでロボット頭部が見えます。そして、クリア成型になって始めて分かり
ましたが、裏側に結構細かいディテールがあったんですね。


ビークルモードも透かし…やっぱりあまり透けません。余談ですけど、通常版に比べてガワの噛み合わせが
悪くなった気がします。


後ろからだと透けますが、やっぱり透かす際は立てた方が良かったかなぁ。


総評としては、限定アイテムですから毎回コレクターズアイテムで終わるのは当然として、良くも悪くも初代サイドスワイプ。はっきり言ってビークルモード以外は存在
意義の無いアイテムですが、これまでクリア成型と言うと単にクリアにしただけでその後に強引な設定付けをして誤魔化したものが多い中、半分だけクリアにしてスキ
ャン中と言う珍しいアプローチで来たミッションアースサイドスワイプ。私としては普通に全身クリアでも良かったのですが、たまにはこういう毛色の変わったクリアアイテ
ムがあってもいいんじゃないでしょうか。