3210 あほうむ びぎゃn

暁に逝ってよしとはいわなんだ、千年の幽囚を経ておなぢみあおきひとし伝説が遂に復活!飲んだら詠むな、呼んだら呑むな

囲碁よろしくネットワークだよ~ダメヅマリという魔物、竜星戦

2006-09-26 21:42:31 | 囲碁

 第15期竜星戦準々決勝 河野臨天元対彦坂直人九段

 解説の王立誠プロは「二人は本格的な棋風、細かい勝負になりそうです」なんてことを云っていたらしいが、このクラスで本格的とは、四天王のような超一流とは違い“極めつけの特徴=一派を編み出すほどのそれはない”という意味でもある。まあ、それはマスコミの言うことだから、シロートはそれを鵜呑みにするだけでもあるということで、おふたりさんには気を悪くしてほしくないのだが...。いや、すまんすまん、どうも、あおきのような低いレベルのアマチュアはそのような決め付けでもしないと棋風とかがわからない、ということで勘弁してやってください。はいな。

 しかしまあ、この碁は言っちゃあ悪いが、そんな程度の低いアマチュアにはかっこうの、ストーリーがはっきりしていて、しかも最後の最後にドンデン返しがくるというドラマになっていた。
 碁は序盤の左辺の応酬で白が実利に走り、黒が厚みを取って一気に進み、黒リードのまま、白76からはもうヨセに入っていた。ところが黒91が打ち過ぎでこの石が白の模様の中で命からがら目ふたつでもがいて生きねばならず、おかげで黒の二子取り7~8目(と見えた)という大きな手が残った。で結局そこが決勝点になってその黒二子を白取ってゲームセットと思った瞬間、何とまあそこがダメヅマリになっていたという運命のイタヅラ!そこを衝いた鬼手の置きが逆ヨセ16目というとてつもないでかい手で大逆転というハプニング、河野天元もテレビカメラの前で飛び上がったのではなかろうか。いやぁ、手というものはあるもんですなぁ、いやはやなんとも、はい。