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「存在感増すコスモス薬品!!」 塗り変わる鹿児島の小売業界勢力図-2

2013-01-05 01:57:32 | コスモス薬品

 今年は,鹿児島県のコンビニ業界のみならず小売業界の勢力図が塗り替えられる年となろう。その台風の目となるのがセブンイレブンの県内200店舗出店の行方である。同社は2012年度(14年2月末)までに鹿児島県内へ累計約200店舗の出店を明言している。これは県内で最多店舗数を有する南九州ファミリーマートが約200店であることからして,これに並ぶことの決意表明にほかならない。
 これに関連して,サークルKサンクス離脱が時間の問題と言われる「南九州サンクス」の動向である。同社がセブンを選ぶのか,それともローソンやファミリーマートを選ぶのかは,鹿児島県のコンビニ勢力図に大きな影響を及ぼす。

 なお,鹿児島の小売業界の勢力を分析するうえでセブンイレブンとともに無視できない存在が,鹿児島県内に49店舗出店するドラッグストア「コスモス薬品(全481店)」(http://www.cosmospc.co.jp/である。同社は現在、自社競合をも厭わないドミナント出店(地域集中出店)と医食住の低価格を武器に地域住民の日常の買い物需要を総取りし、同業のドラッグストアはもとより、あらゆる小売業との競合に打ち勝つ戦略を推進している。既存店売り上げは07年12月から2012年11月まで60カ月連続の前年実績を上まわっている。12年5月期決算は四期連続の2桁増収増益となり、九州に本部を置く小売業として売上高、利益額ともトップに躍り出ている。
 コスモス薬品最大の特徴は、スーパー顔負けの食品の豊富さと安さである。たとえば,福岡市の店舗ではもやし7円、山崎製パンの食パン67円、「明治ブルガリアヨーグルト」115円、牛乳一リットル147七円と,ディスカウントストアにひけをとらない激安ぶりである。

売上伸び率     2013年5月期(2012年6月-2013年5月
既存店(%)
全店(%)
新規出店
閉店店舗
6月
107.1
120.1
3
0
7月
107.9
120.2
4
1
8月
107.8
119.7
0
0
9月
108.5
120.3
3
1
10月
107.0
118.3
5
0
11月
107.5
119.4
10
1

 

売上伸び率     2012年5月期(2011年6月-2012年5月)
既存店(%)
全店(%)
新規出店
閉店店舗
6月
103.6
115.9
0
0
7月
105.0
117.1
4
0
8月
101.1
112.9
3
0
9月
101.9
113.1
2
0
10月
104.4
117.4
6
0
11月
104.3
117.7
7
0
12月
105.8
118.5
5
0
1月
103.2
115.4
3
0
2月
110.6
122.6
1
0
3月
105.9
118.0
5
0
4月
108.5
120.7
7
2
5月
108.5
121.8
12

  出典:コスモス薬品HP  http://www.cosmospc.co.jp/ir_getsuji.html

 

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