前横浜市長中田宏氏 ブログ市長竹原信一氏に苦言

　“改革派”首長として報道をにぎわしている鹿児島県阿久根市のブログ市長こと竹原信一市長の最近の言動について，昨年，横浜市長を任期途中で辞職した中田宏氏（４５）は，１月１１日の産経新聞で，“「正論の域を越えている」と苦言を呈している。

▼中田宏氏の懸念

　ブログでの発言や報道対応，正月には防災無線であいさつを行うなどややエスカレートしているように見える。

　竹原市長は市長就任後，職員の給与を１円単位で公表する“改革”を断行、反発した職員を懲戒免職にした。これについて元首長の中田氏は，「何かと守られている公務員の処分のあり方について一石を投じた」と一定評価しながらも，「一般的に見ればやりすぎ」と苦言を呈している。

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◆15日付けブログで「裏社会はヤクザと、在日」との書き込み

　竹原信一市長が１５日付の自身のブログに「日本の裏社会を構成している主な要素はヤクザと，在日」などと書き込んでいます。
　「この国の真実」というタイトルでは，「元公安調査庁第二部長　菅沼光弘氏の講演」と題してリンク先を示した上で、暴力団構成員の内訳に触れ，「日本の経済，外交，政治はと在日に乗っ取られているのかもしれない」などと記述しています。

　「右翼らしき街宣活動」というタイトルでは，「右翼団体の構成員は『朝鮮半島出身者』が占めている」などとしたほか，右翼団体や暴力団の名称などを書いています。

◆ブログ障害者記述　「新聞が誤解誘導」と主張

　南日本新聞の記事によると，今月の５，６の両日，市の防災行政無線を使っての新年のあいさつで，ブログ上での障害者差別的な記述に抗議が殺到した件に触れ，「新聞社が言葉じりをとらえて、意図的に誤解を誘導するキャンペーンを行った」などと述べました。　
　防災行政無線は，災害情報の提供や市の行事案内などに使われています。今回の放送が電波法違反（目的外使用）に当たるか調査した総務省九州総合通信局は，「行政目的の範囲内」としています。



◆　「命令に従わない職員は辞めてもらう」」

　南日本新聞の記事によると，竹原信一市長は４日、市役所の仕事始め式で「命令に従わない職員は辞めてもらう。毎年給料が上がらないのは不当だと裁判を起こすような職員はいらない」と所信を述べました。
　





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