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「原発死」 - 息子の死追った新聞記者--30年ぶり復刊

2011-08-13 21:59:36 | 持続可能な社会づくり




【送料無料選択可!】原発死 1人息子を奪われた父親の手記 (単行本・ムック) / 松本直治/著

ノンフィクション-約30年ぶりに復刊

 運転を始めて間もないころの原子力発電所に勤め,若くして亡くなった息子。その死を追った富山の新聞記者によるノンフィクション「原発死」が,約30年ぶりに復刊された。
 1970年代に,原発の危険性に警鐘を鳴らしていた本書の先見性に再び光が当たった。著者は,故・松本直治氏(1912~95)。東京新聞社、北國新聞社を経て、北日本新聞社の編集局長、論説委員長、取締役を歴任。1995年、83歳で死去。

 一人息子で北陸電力の社員だった勝信さんは,国内初の営業運転を始めた日本原子力発電の東海原発(茨城県)へ69年に出向。定期検査などの現場で,下請けの作業員を指導する立場に就いた。72年には敦賀原発(福井県)に移り,同様の仕事を続けた。
 その年の夏,勝信さんは高い熱と,おたふく風邪のような症状が出て入院。別の病院で舌がんと診断された。秋には全身にがんが転移しているとわかり,74年末に死亡。31歳だった。

 松本さんは,勝信さんの発病を見て放射線被曝を疑い,行動を起こした。東京の日本原子力発電の本店を訪れたり,勝信さんが残した日記や原発事故のデータを記したメモを専門家に提供したりした。原子炉の溶接作業に携わった後に亡くなった労働者の遺族にも,話を聞いて回った。
 松本さんは著書で,勝信さんからの手紙を公表。日本の電力会社が掲げる「安全神話」のあいまいさなど問題点を指摘した。米国の原発安全評価として出された,当時の安全神話の根拠だった「ラスムッセン報告」に早くから着目していた。

 出版した潮出版社(東京)によると,「原発死」は勝信さんの死から5年後の79年に初版が出版された。チェルノブイリ原発事故があった86年に増刷されたが,その後,絶版になった。
 なお,この本の序文は,著者と親交のあった,小説「黒い雨」の作者,井伏鱒二氏がよせている。

 ▼「ラスムッセン報告」
 ノーマン・C・ラスムッセン(Norman Carl Rasmussen、1927年11月12日 - 2003年7月18日)はアメリカ合衆国の物理学者。専門は原子力工学。確率論的安全評価 (Probabilistic Safety Assessment、PSA) の父とされる。

 彼は1927年にペンシルヴェニア州で生まれ、マサチューセッツ工科大学に入学・卒業後、同大大学院教育に進学して1956年同大の物理学講師を経て、1958年に同大教授に就任。1974年、確率論を基礎とした原子炉安全性研究に関するラスムッセン報告を提出。1985年、エンリコ・フェルミ賞受賞。

 彼のラスムッセン報告によれば、原子力発電所における大規模事故の確率は、原子炉1基あたり10億年に1回で、それはヤンキースタジアムに隕石が落ちるのを心配するようなものであるとされた。現在の原子力発電は、彼の理論を応用した多重防護というシステムを基に設計されている。
                                                                              出典:Wikipedia  「ラスムッセン報告」

▼原発関連のホームページ

⇒⇒福井 鶴賀・美浜原子力発電所
  http://kobayashi.clever.mepage.jp/cha/cha_2/fukui/fukui-turuga-atomic.html

⇒⇒福島第1,第2原子力発電所
  http://kobayashi.clever.mepage.jp/cha/cha_2/fukushima/fukushima-atomic.html

⇒⇒中部電力浜岡原子力発電所 
  http://kobayashi.clever.mepage.jp/cha/cha_2/shizuoka/shizuoka-atomic.html
  
⇒⇒九州電力川内原子力発電所
 http://kobayashi.clever.mepage.jp/cha/cha_2/kagoshima/kago-atomic.html

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