”道の駅 田野”
「今日は何処に行くって言ってたっけ」
「????どこか言ってた???」
「どこかの道の駅って言ってなかった??」
「あーー”田野”??かな??この前、宮日新聞に載ってたよね」
「で、何があるって??」
「う~~~ん。”焼き芋ソフト”が名物って書いて有ったのは覚えてるけど、他に何か有ったかな???」
「まーー取り合えず、行ってみるか??」
「うん」
「その後にフローランテに行くっちゃろ」
「あーーそうやね」
”道の駅 田野”には以前、日南の帰りに寄った事はあったけど、時間が遅かったので、店が閉まっていて何にも見ていなかった。
ただ、”手打ちそば道場”と書いて有ったのは良く覚えていた。
場所が分からないので、ナビを入れて、いざ出発
「そろそろお腹空いたね」
「駅の道だから何か有るやろ」
「そうそう、そば道場って書いてあったからそばくらい有るかもよ」
「そうやね」
大根干しのやぐらや、杉山の山並みを見ながら”道の駅 田野”に到着
駐車場から階段を上って、”柿の木茶屋”に入る
店内は一人もお客さんは居ない。お店の人の顔も見えない。
ざるそばが食べたいと思っていたけど、天ざるが1,000円より高かったので、こんな所で1,000円はちょっと冒険かなと思い
私は 名物 どんちゃん 主人は 地鶏そば を注文した。
最初に地鶏そばが来た。
「良い匂いがする」
「そばは手打ちみたいね」
「美味しいよ。汁も美味しい。食べて良いよ」
「それでは・・・・あっ ホントだ美味しいね。良かったね」
次に私のどんちゃん
「あら 美味しいよ 野菜の旨味もあるんだろうけど、出汁が美味しい。スープがチャンポン味かと思ったけど、全然違う。チャンポン風に作りました。って事だろうね」
「で、麺はうどんが入ってると??」
「そう。うどんと野菜きゃーー良かったーー。全然期待して無かったのにね」
料理が出て来るのは遅かったけど、待った甲斐が有りました。
この店は”柿の木茶屋の田野店”と言う事で、後、本店が南郷??だったかな??に有って、”加江田にそばの郷”が有るそうだ。
”名物 どんちゃん”は田野店のみのメニューで本店とそばの郷には他に色々なメニューがあるらしい。
そばは毎日ご主人が手打ちで作って持って来るそうだ。
そば道場は店が忙しくて、今はやっていないらしい。
出汁も、”柿の木茶屋の本店”で作っていて、今日食べた地鳥そばの出汁が売っていたので、買って来た。
会計の時に
「全然期待せずに入ったら、すごく美味しかったです」
と、失礼な事を言ったら
「そうでしょうね」
と軽く交わされた
思いがけず、美味しい物を食べて・・・・”焼き芋ソフト”は如何しようかな???
「せっかくだから、食べて帰ろ」
滑らかで、あっさりした、後味の残らない軽いソフトで芋の味は・・・・分からなかった。