わーー可愛い 箱を開けた途端、声が出てしまった。
お土産で貰ったチョコレート。箱は可愛いけど、良くある、まーるいチョコだろうと思いながら、テープを丁寧に剥がして赤い紙を広げると、わーー可愛い
野口雨情の歌詞カードが一緒に入っている。
”赤い靴 はいてた 女の子 異人さんに つれられて 行っちゃった”誰もが知っている、そして、異人さん(いじんさん)を良い爺さん(いいじいさん)と間違われる歌詞。
7・8年前に会社の女の子(娘よりちょっと年長)から、横浜のお土産だと、2cm弱の赤い靴のクリップを貰った。とっても可愛くて、メモ用紙をはさんで使っていた。
時々、他の女の子に「わーー可愛い」っと言われると、とても嬉しかった。会社を辞めた時に、息子より一つ年下の女の子に渡して辞めた。今でも職場で可愛がってもらってるかな??。
横浜中華街に行った時に赤い靴のペンダントを見つけた、たぶん500円だったと思う。
主人に、「そんなの買ってもひとみは使わんよー、おもちゃだわー。」と言われたけど、「可愛いわーー」と、買って帰った。
それはそれは、500円には見えないほど可愛くて 気に入って使ってくれた。
女の子(私も・・)はいつまで経っても、赤い靴に憧れる・・・・・と、思う。
デパートの地下で見つけた。
”緑の豆乳”
厚揚げを買おうと思い、豆腐屋さんに行ったら、”本日稲荷ずし売り出し”と書いてあった、おっ、ここの味付きあげは美味しいと聞いていた。「この稲荷はこの(味付きあげを指して)あげで作ってあるんですか??」 「そうですよ、美味しいですよ」
「じゃあ稲荷と・・厚揚げありますか?
「こっちに・・(左端を指した」
左に目をやる途中にはたっと引き付けられた。”緑の豆乳” 豆乳、豆腐好きの私には堪らない、「これも、ください」「緑豆の豆乳です。これも美味しいですよ」綺麗な緑色の豆乳、豆腐は食べた事があるが、豆乳は初めてだった。とろーーりと濃くが有って豆の香りがタップリでこのまま豆腐が出来るよねって思わせる、味だった。
「これ、お土産に貰った」
「なん、チョコ」
「うん、ほら、エレベーターがぴゅうーーって行く高ーいタワーよ。雨の日で視界ゼロだったんだって。でも、足の下に雲が有ったって・・それに、雨の日は料金も安くなるし、逆にラッキーかもね。(今一生懸命箱を開けています。)わー可愛い。ほら、みてーーん」
「ランドマークタワーやろが、覚えとかんと」
「お父さんも今思い出したんやろ」
「すーーぐ分かったーー」
「うそーー直ぐには言わんかったわ」