4月定例会デス。年度明け早々はいろいろあるので、4月は第2金曜日の開催となりました。
今回の勉強会は、観察会再開に向けたリハビリ勉強会(その2)「主なサンゴの見分け方」。
サンゴの標本観察も交えて、その特徴や見分け方を勉強しました。
ターゲットは観察会で最も見かけることの多いミドリイシ属、コモンサンゴ属、ハマサンゴ属の3つ。
ミドリイシ属:基本は枝状の群体をつくる。個体は中軸個体(頂端個体)と放射個体(側生個体)の2タイプあるのが大きな特徴。
コモンサンゴ属:枝状、塊状、葉状、被覆状の群体をつくる。個体は1mm未満の小さな種が多く、共骨に埋没することが多い。共骨から微小なトゲが出ることが多いので、表面は紙やすりのような印象になる。
ハマサンゴ属:枝状、塊状、葉状の群体をつくる。個体は1mm未満の小さな種が多く、共骨に埋没することが多い。コモンサンゴと異なり、共骨に微小なトゲはないので、コモンサンゴより表面はスムースな印象になる。
短く要約するとこんな感じですが、勉強会では図解と顕微鏡観察も含めて詳しく解説し、参加した皆さんはおよその識別イメージがつかめたようでした。
さて、今後の活動予定。
長らくフィールドに出ていなかったことと、昨年の白化現象の影響を確認していないので、4月&5月前半は、フィールドの状況確認を主目的とする会員限定の観察会、5月後半から一般公募の観察会再開を目指すことにしました。
とりあえず確定しているのは、会員&知人など限定予定として次のとおりです。
- 4/22(土) 14:00~ 下地赤崎
- 4/23(日) 14:30~ 池間ツマビジ
会員の皆さんには別途、メール&LINEでお知らせします。