今回は、福西こども会のためのサンゴ礁観察会です。
一時は台風2号の影響を受けるかと心配しましたが、
好天に恵まれました。
塊状のハマサンゴを中心にサンゴとはどんな生きものか、
枝状のミドリイシやクサビライシも一緒に比較してじっくり観察です。
この写真ではわからないと思いますが、クロナマコを手に取っているところ。
以前はクロナマコやニセクロナマコなども結構見かけたのですが、
すっかり珍しい生きものになってしまいました。なぜだろう。
サンゴの種類は多くはないのですが、生きものしたじき(⇒ HPでの紹介ページ)に
掲載された生きものを探していきます。
塊状のハマサンゴの表面。右上は、おなじみ、イバラカンザイシゴカイです。
その左側に膜のようなものが見えますが、これはハマサンゴが出した粘液。
左下から右上に向かって、粘液の膜がはがれつつある状態です。
ハマサンゴは砂に埋まるのを避けるため、粘液を膜状に張り、潮の流れとともに
粘液にくっついた砂を除去しているのです。
この日は、粘液を使って身を守っているハマサンゴの姿がよく観察できました。
相変わらず人気のカクレクマノミさんと、ミツボシクロスズメダイ。
観察会終わりのまとめの時間。サンゴがそこにあることで、
いろんな生きものが一緒に暮らしていることを確認しました。
さいごは、こども会で用意したうずまきパンとさんぴん茶でシメ!
おつかれさまでした~。