5/31に佐和田の浜で見られたミナミベニツケモドキです。
ミナミベニツケモドキ 【南紅付擬】 ワタリガニ科(ガザミのなかま)
こうらの幅(甲幅) 5~6cmぐらいのガザミのなかま。
おもに砂地に住み、砂に中にもぐってかくれます。
よく似た種に「モドキ」ではない本家(?)ミナミベニツケガニがいますが、
「モドキ」は両目の間に丸みを帯びた6つの歯(棘)があることで区別されます。
上の写真は、別の観察会の時に撮影したもの。
体色は暗緑色~褐色と、バリエーションがあります。
佐和田の浜で見かけたミナミベニツケモドキは、抱卵しているメスでした。
抱卵部分のクローズアップ。
抱卵初期の卵は黄色っぽいのですが、
受精卵の発生が進み、幼生が孵化する直前では
キャビアのように黒っぽくなります。
5月31日の佐和田の浜では、このミナミベニツケモドキのほか、
前々回紹介したソデカラッパも抱卵中でしたね。
もう海は産卵シーズンなのですね。
ちなみに昨年は3月1日に下地赤崎で
ミナミベニツケモドキの抱卵個体ガニがいました。