コロナはまだまだ油断ができないので、
参加者限定(会員&会員の知り合い)での観察会です。
会員のレクや学習・復習要素に重点を置きました。

開始時のブリーフィングは、ソーシャルディスタンスをしっかり。


でもいざ海に入ると、どうしても集まらざるを得なくなります。
なので、不特定の参加者を募ることは控えています。
今回観察(しっかり学習)できたのは、ハマサンゴ、ミドリイシ、
クサビライシ、そしてアナサンゴモドキ(ファイヤコーラル)。

特にファイヤコーラルは、触れると激しく痛むほど刺胞毒が強いので
参加してくれた小さなお子さんが、自分で警戒できるほど
しっかりと観察、学習してもらいました。(↑参考写真)
今回の観察会のもう一つの目的は、現時点でのサンゴの状態確認でした。
すでに高温注意報が連日出されています。
高水温が長く続くと大規模な白化が発生する可能性もあります。

新城海岸の優占種であるハマサンゴ類。
ほとんどが正常な色彩を保っていました。
ごく一部で少し色が薄いかな~という程度でした。

出現頻度は低いのですが、枝状のミドリイシもほぼ正常。

ただ、波打ち際に近いところやマイクロアトール上の潮間帯付近では、
一部のハマサンゴ、ミドリイシ、コモンサンゴ、クサビライシなどで、
白化が確認でき、死亡しているものもありました。
群集全体としての白化率は1%にも満たないのですが、
今後の高水温の持続と、それによる大規模白化が心配です。